北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

全体表示

[ リスト ]


前回は、この『session22』という番組の内容について、もう少し書くつもりだったのだが、余分な前置きを長々と書き過ぎてしまった。


TBSラジオの報道番組で、「荻上チキ・Session-22」というのがあり、月曜〜金曜まで夜10時から放送している。
私は、この前身の番組のころから、特に中国で暮らしていたとき、ネットのPODCASTというので番組を聞いていて、『日本の最新情報?』を入手していた。

日本に帰国してからは、(番組も内容が変わったので)聞いたり聞かなかったりだった。
(『安保法制』を巡って国会前のデモが盛り上がったころは、私も国会前に何度か出かけたりしていたし、その模様と連動するようなこの番組を聞いたりすることも多かった。)

番組がPODCASTというのをやめて別の方式を選択したこともあって、しばらく聞いていなかった。
ところが、先週の月曜日(20日)と水曜日(22日)に次のような内容を取り上げた。


<【音声配信&抄録書き起こし】「大阪の学校法人への国有地払い下げ問題〜森友学園・籠池理事長に荻上チキが直撃」(2月20日放送分)>

<「大阪の学校法人への国有地払い下げ問題第2弾〜理事長の説明を検証し、改めて疑問点を洗い出す!」>これが22日放送分。

この番組の情報がネットに流れていて、どうも面白そうだった。
それに、20日の放送や22日の放送なども、放送日から1週間以内であれば、番組内容の『音声ファイル』がアップされているみたいだった。
(それ以外に、いわゆる『新方式』になってからは、当日の放送分も、例えば30分遅れで、その以前の内容をフォローすることも可能になっていた。これは、『radico』というタブレット端末(アイパッドを含む)用のアプリを使えば、簡単に聞くことができる。)

こういったことが、徐々にわかってきたので、20日の放送内容を聞いてみた。
これは、例の森友学園の籠池理事長に対して、荻上チキ氏が電話インタビューするというものである。
1時間くらいあったか、かなり長時間のインタビューである。

まだ、27日まではこの番組のサイトで音声ファイルが聞けるはずなので、関心のある皆さんは、できるだけ現物を聞いたほうが良いと思う。
(私も、一度聞いたが、あまりにも『ぶっ飛んだ』内容だったので、びっくり仰天した。)
http://www.tbsradio.jp/120844

この内容が、しかも<抄録書き起こし>という形でも、アップされていた。
どんな感じなのかという意味で、少しだけ紹介してみよう(番組のサイトにアップされていた『抄録書き起こし』から引用)。

<土地からゴミが出てきたいきさつについて>

荻上:この学校の土地売却について価格を非公表になっていましたが、この非公表であるということが最初の疑問となって、報道に結びついたかと思うんですけども、まず、どうして最初は非公表ということなっていたんでしょうか?

籠池:これはね元々、私の方はね、お国の方と定期借地権を結びましてね。どうしてそうしたかというと、本当は購入させてもらいたかったんだけども、やっぱ財政的なものもありましたから、まあまあ10年間で借りておって、その10年間のうちに、まあまあ、ある程度貯まってくるというか、内部留保が高まってきた段階で購入させてください、という風なことになっておったんですね。

その後、なんていうんですか、悪い土の部分というんですか、有害な土の部分が示されましたので、それを全部どけまして、工事でどけまして、さあこれから今からボーリング工事をするぞといって、ボーリングというか、杭打ちをしましたときにね、土の下から生活ゴミが出てきたんですね。

生活ゴミというたら、いわゆるその地で生活しておった方々の、まあまあ、あそこは阪神大震災のときに仮設住宅が建っておったところでありましてね。その仮設住宅を潰して平地にするときに、そこにあったものをそのまま埋めたんではないけども、やっぱり生活しおった長靴とか靴下とかはその中に入っておったんですね。それが出てきましたんで、「あれ、これは大変なことやなあ」というんで、近畿財務局さんに、お国の方にお尋ねして調べてもらったわけなんですね。

そうしましたら、あの、これ、私の方の考え方だったんですが、じゃあ今の定期借地させていただいている間の金額が、例えばこんだけだと、ああ、それだったら、このように生活ゴミが出てきたものは、もう少し安くなるだろうと私は思ったわけですね。

当然そうでしょう? 何かあの、綺麗な土地だったら、例えば1000円で買ったものだったらは1000円ですけど、ちょっとなんか変なもの、生活なんぼのものが出てきたらというたら800円になりますよとか、700円になりますよ、というようなことになるんだろうと僕思うんですよね。

ですから私は、これ借地料としても安くなるのかな、安く購入させてくれるんじゃないかなと思ったわけですね。ですから、それをお国の方にどんなんなるんですかねえ?という風なことで、投げたということですね。>

こんな調子の、非常に癖のあるしゃべり方である。


<安倍晋三記念小学校について>

<荻上:今回、「安倍晋三記念小学校」という名前で寄付を募っていましたよね。

籠池:これはどこからの情報なのかよくわからないんですが、当初ね、あのー、安倍晋三記念小学校ということで、あっいやいや、間違えました。安倍晋三先生にどうぞ、学校を造りますので安倍晋三という名前を冠に付けさせていただきたいんですがと、お願いはしたんですけどね。まあまあ、ちょっとその返答がしばらくありませんでしたので、私の方でちょっとあのー、私の勘違いもあったんか分かりませんが、あのー、期間の間の中でですね、あのー、安倍晋三記念小学校にしようということで、したことがありましたね。一時期ね。それは衆議院議員でいらっしゃる段階のことでしたので、もちろん、えー、自由民主党の総裁になられた段階で、その話はなくなったと認識しています。

荻上:ということは、その前の段階では、やりとりはしていたんですか・

籠池:はい。あのー、昭恵様を通じて、昭恵夫人を通じて、そのやりとりはしてましたけども、やっぱりお断りになってこられましたね。

荻上:断ってきたと。

籠池:はい。

荻上:最初はいい感じだったけど、断られたって感じですか?

籠池:まあ、あの、その辺の感触はわかりませんが、でも、最終的にはご辞退という形になられましたね。

荻上:(安倍晋三氏の)名前を使って寄付を集めていたのは、いつからいつまでの時期なんですか?

籠池:当初だけなんですよ、衆議院議員であられた時だけでありますが。でもそれはねえ、すぐに回収もしましたんで、そのー、あのー、おっしゃっている文が、衆議院で出ていたものが、本物かどうかは、私もよくわかりません。全然わかりませんですよ。私が確認したものではありませんから。本物かどうかはわかりませんですよ。

荻上:ただ、一時期寄付を募っていたのは事実なんですね?

籠池:それはさせていただきました。でも、それは衆議院議員をされていた間だけのことですから。

荻上:総裁になる前ということですね?

籠池:はい、そういうことです。

荻上:でも結果としては(安倍晋三の名前を)無断使用していたということになるわけですか?

籠池:いや、無断使用はしてなかったと認識はしているのですが、それは考えよう、受け取りようの問題だと思いますわ。

荻上:受け取りよう?

籠池:安倍先生の方が、これを断ろうかどうかしようかと考えている間のタイムラグの問題だと思う。私は安倍晋三先生の冠をしようと思ったのは、素晴らしい日本を再生、再興させようとされてる功労者ですからね。私は尊敬の意味で、偉人であろう方だからということでお願いをしたということですので。

荻上:許可をもらう前にその名前を使ってしまったということなんでしょうか?

籠池:いやいやいや、そんなことはありません。打診はさせていただいておりましたけど、その回答がまだ返ってくる前に、ちょっとあのー、早めに対応をかけてしまったというのが真実ですね。

荻上:勇み足であったということでしょうか?

籠池:まあそういうことでしょうかね。まあまあ、それはねえ、タイムラグの問題だったと思いますわ。

荻上:実際、配布されていたのは一時期だったということでしたが、

籠池:本当に当初の時間ですよ。これは堂々とお伝えしておきますけど。>


かなり長々と引用してしまったが、これはインタビュー全体のごく一部である。
(その他、ヘイト文書について、あるいは豊中市議とか市民団体の動きに対する批判など、聞くに堪えない表現なども出てくる。引用したのは、どちらかというと『おとなしい』部分である。)

ともかく、これは『現物』を聞いていただくのが、一番だと思うが、はっきり言って、到底『教育者』とは思えないような話し方をするお方である。

私は、当初、もしかしたら実際に『教育』をやっているのは、この理事長の奥さん(現在の幼稚園の副園長らしい)のほうなのだろうか、とも思ったが、その後の情報を見ると、奥さんのほうが理事長と異なって、特に『立派な人』ということはないようである。

この籠池理事長のインタビュー音声は、安倍昭恵夫人が持ち上げる愛国幼稚園(塚本学園)というものの『実態』について、強烈な『疑問の意識』を聞く人の(多くに)呼び起こすことは間違いないと思う。

同時に、こんな人に心酔しているらしい、安倍昭恵さんという人は、一体、どのような『モノの考え方・感じ方』をするのだろうという意識を喚起させずにはおかない(だろう)。

おそらくメディアに携わる人々でも、籠池理事長に実際に会ったり、話を聞いたりした人は必ずしも多くはないのではないか?

そういう意味で、このインタビュー番組は、今回の問題を、一挙に多くの人々にとって『切実な問題』とするうえで、非常に大きな役割を果たしたのだと思う。
(つづく)







https://politics.blogmura.com/politicalissue/ranking_out.html にほんブログ村 政治・社会問題]
にほんブログ村のランキングに参加しています。
よかったら、この記事にクリックをお願いします。
この記事に

この記事に

閉じる コメント(2)

顔アイコン

総理大臣、現職の代議士、今さら全国民の代表、国民代表の意味を言うて聞かせてやらねばならぬほどの人物と組織が集団になって安倍の名を語りたがる。

或いは、語らせても良いか、としてしまう雰囲気。

そして何よりも不都合な報道をすると仕返しがあるのではないかと感空気の異様さこそが、問題です。
また、そんな腰砕け提灯記事などもっての他の性根さえも持ち合わせないメディアの体たらく。此は、私が数十年間、田舎の、どこか南の寄合のような衆愚政治、オチャラケ民主の中でいやと言うほど経験しました。ただの一社もまっとうな骨の有る記者には出会いませんでした。

月刊の文藝春秋十二月号に、戦後最後のフィクサーとして登場した白川某なる人物をおっているらしい捜査関係の方がまともに見えたくらいです。ただ、此も電通、フジと言う大きな後ろ楯とチャイナスクールさえ巻き込んだうねりで消えました。

上つがたは、表向きだけ嘗ての自社五十五年体制、よろしくやっているのだと思います。

ですから、その阿吽のなかに此の馬鹿げた土地問題が出てきてしまったと言うだけでしょう。ミーンナ適当に遣られてるんでしょう。 削除

2017/2/28(火) 午前 11:43 [ ] 返信する

顔アイコン

> ぜさん
お書きになられている通りかと思いますが、問題は、日本の状況と世界の状況(アメリカ、中国、ロシア、北朝鮮、それから韓国もある面では似ている)がますます連動しあって、悪循環のらせん階段を進んでいるところでしょうか?

2017/2/28(火) 午後 0:30 [ 北京老学生 ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(0)


.


みんなの更新記事