北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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この記事の続きだ。


23日に開催された東洋経済オンラインの『メディア戦略セミナー』−−『ワセダクロニクルが目指す調査報道とは?』に関する一連の記事の、これが最終回(その5に相当する)だ。


正直言うと、『ワセダクロニクル』の一連の報道(これまで2月1日、9日、21日の3回記事が発信されている)、きちんと目を通せていないのが多かった。
それで、この3回の内容について、昨日(26日)から今日(27日)にかけて、収録されている動画を含めて、全部見直した。

それで改めて感じたのだが、関係者の証言の動画(顔を隠しているものが一部あるが)を含めて、きちんと残してあった。
そして、この事件は、単に共同通信(親会社である社団と子会社である株式会社共同と)や製薬会社(今回は、バイエル薬品)だけの問題ではない。

電通とその子会社である『電通PR(パブリックリレーションズ)』がむしろ、全体を主導しているように見える。そして、『舞台』として『健康日本21』という厚生労働省が主導する国民運動を利用している。電通は、『健康日本推進フォーラム』の事務局を務めている。

さらに、製薬会社に利益をもたらす『資料とりまとめ』『コメント』やその利用(悪用?)に関しては、日本医学会の会長(『健康日本推進フォーラム』の理事長でもある)あるいは、日本脳卒中協会理事長などが、『ミコシ』のように利用されていた。
(彼らは、一様に『電通はけしからん』と憤っていた。)


これはどこかで見た事件とよく似ている。つまり、韓国のパクチョンヒ大統領弾劾理由の一つとされた、企業、団体、権力の癒着(○○体操などが問題となっていた)と似たような印象を、少なからず受けてしまう。

しかも、誰でも知っているように、電通がからんだ『大きなカネの動く事業』はこれにとどまるものでは決してない。『2020東京オリンピック』その他、電通が国と結びついて、メディアと共に推進している事業は山ほどある(原発推進あるいは福島原発を廃炉にするための事業に関しても、電通は大きくかかわっていることだろう)。

今回、指摘された出来事が、仮に『氷山の一角』であるとすると、『ワセダクロニクル』が掘り起こしつつある『事件の鉱脈』は果てしなく続いているのかもしれない。
そのような気が改めてしてきた。
(それから、これは『蛇足』かもしれないが、今話題の安倍昭恵夫人が電通の元社員であるということも、忘れてはならないことだろう。)


最後に、この『ワセダクロニクル』の資金集めの方法について。

これまでの記事のなかで、渡辺編集長が韓国での運動を参考にしていると発言していた。
これは、韓国の『ニュースタパ(NEWSTAPA)』と呼ばれる調査報道専門の報道機関のようだ。

今、調べ始めたばかりだが、2014年春には、ネットでこれに関連した日本語の記事があるようだ。
李明博政権(2008〜2013年)時代にテレビ局を追われた記者たちが中心になって、発足したという。

なお、『タパ』というのは、韓国語の(漢字で表記すると)『打破』という言葉がもとになっているようだ。
この『ニュースタパ』は、既に4万人の会員が月1000円の会費をおさめる状態(毎月、4000万円の収入が見込まれる?)を維持できているということらしい。

報道などで見ていると、韓国ではアメリカ同様に、継続的な組織・運動体というのがいろいろ出来ているようである。日本では、そのようなものに対する『忌避感』が強く、むしろ、『日本会議』のような、(いわゆる)『右派系団体・組織』のほうが、『しつこさ』を持っている。
(だからこそ、安倍首相のような人物が、『長期政権』を誇っているのだろうが…。)


渡辺編集長は、先日のセミナーで、『クラウド・ファンディング』に対するこだわりを表明されていたが、やはり、『クラウド・ファンディング』が成功するためには、さまざまな条件を整えなければならないだろうと思う。

それは(全然、関係ない話と思われてしまうかもしれないが)例えば、映画『この世界の片隅に』では、どのような人々と熱意やその連携・結合が、映画のヒットや『クラウドファンディング』の成功に結び付いているのかを考えれば、わかるような気がする。


映画『この世界の片隅に』では、まず監督や女優(のんさん)、プロデューサー、歌手(コトリンゴさん)などが熱心に全国を動き回って、直接、映画館の観客たちに語り掛けている。

また、映画館の『危機の時代』に直面しているからなのだろう。『この世界の片隅に』を上映している映画館(特に、チェーンではなく、単独の映画館)の間では、一種の『仲間意識』が働いている。
ある意味では、『商売敵?』ともいえる映画館のチラシをお互いに、映画館に置きあうというような関係ができつつある。

そして、映画館が地域の人々にささえられというか、ささえあうというか、そうした関係が(少なくとも、いろんなところで)芽生えつつある。
さらに、映画の観客同士の『連帯感』、あるいは映画ファンが広い地域(とか範囲)で上映している映画館を訪問しあう関係、このような関係は、単に『クラウド・ファンディング』をやっているだけでは、生まれてくるものではない。


むしろ、こうしたリアルな関係こそが、『クラウド・ファンディング』を持続させ、成功させるための条件づくりにもなっているといえる。
映画の場合とでは、当然、いろいろ違ってくるだろうが、このような『クラウド・ファンディング』を成功させるための条件(土壌)づくりを考えていかないと、『クラウド・ファンディング』という手法を採用するだけでは、成功が約束されているわけでは全くない。

そのように、感じている。







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