北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

全体表示

[ リスト ]

昨日(3日)はいろいろあった。
石原慎太郎氏の奇妙な『記者会見』については、また別の記事で書こう。

『第40回日本アカデミー賞』の授賞式が昨夜開催され、その模様が日本テレビで放送されていた。

私が、(最終的に)応援していた『この世界の片隅に』は、『優秀アニメーション作品賞』の部門でノミネート作品5本のなかに入っていたが、『優秀アニメーション作品賞』を受賞した。

他に<君の名は。><映画『聲の形』><ルドルフとイッパイアッテナ><ONE PIECE FILM GOLD>がノミネートされていたが、興行収入でめざましい記録を打ち立てている『君の名は。』をしりめに『この世界の片隅に』が最優秀アニメーション作品賞を受賞した。

それは、正直『すごい』ことだと思う(別に『君の名は。』を批判するつもりはない)。


ちなみに、候補の5作品のうち、私は、『この世界』のほか、『君の名は。』と『ルドルフとイッパイアッテナ』を見ている。『ルドルフとイッパイアッテナ』は、昨年の8月に孫娘2人と一緒に(カミサンもいたが)見に行ったものなので、候補に挙げられた時点で驚いていた。

イメージ 1


イメージ 2


これは、『日本アカデミー賞』のサイトで公開されていた写真。
『この世界』の片渕須直監督の姿が写っている部分を、切り取った。

2段目の中央に『新人俳優賞』(この部門だけ、なぜか『最優秀』を決定しない)を受賞した坂口健太郎さんが写っていて、その(向かって)左後ろに立っているのが、片渕監督の姿である。
のんさんらと共に、メキシコのなかをぐるっと回った『海外旅行』から帰ってきたばかりのはずなのに、元気そうな姿を見せていた。


それにしても、トランプ大統領が、『壁を作るぞ』と叫んでいる時期に、メキシコを回るというのは、ある意味で、ものすごいタイミングである。
しかも、『この世界』のなかで、明確に『敵』として描かれているのは、『アメリカ』だけである。

いずれにせよ、メキシコでこの映画を見た人たちは、日本人観客と似たような反応をしていたという。


なお、蛇足ではあるが、私は昔、アメリカ旅行をしていたときに、たしかサンフランシスコの郊外で、バスに乗ったが『細かいお金』を持ち合わせていなくて、料金を払うのに困ったことがあった。
その時に、代わりに小銭を出してくれたのが、メキシコ人っぽい雰囲気(国籍はアメリカかもしれないが)の少年だった。

そういう意味では、私自身がメキシコ人に『恩義』を感じているのも事実である。
また子供のころ(1950年代)、ロサンゼルスに住んでいたこともあったが、その頃も、メキシコ人あるいはメキシコ系の人からは、『いやな目』にあわされた記憶はない。
(もちろん、『この世界の片隅に』は、アメリカと戦おうという映画ではない。)


今回の日本アカデミー賞で、『シン・ゴジラ』が最優秀作品賞をはじめ、たくさんの賞を受賞した。また、『君の名は。』も(アニメ映画で初めて)最優秀脚本賞を受賞している。

どれも、昨年(から今年にかけて)話題になった映画であり、私自身どの映画も『面白い』し『好き』だと思った。
これらの映画が、日本映画の観客の広がりをもたらしてくれたのは間違いがない、と思う。



そういう意味では、昨日の『授賞式』の模様の放送(日本テレビ系で放送)はちょっと、物足りないところがあった。
何よりも、『シン・ゴジラ』以外の『君の名は。』とか『この世界の片隅に』などを取り上げる時間が少なすぎた。

個人的には、のんさんにも舞台に上がってもらいたかったが、それは『我慢?』しても良い。
(彼女は、テレビ放送を見ていて、その後、『この世界の片隅に』に参加した人たちの『打ち上げ会』に誘われたらしい。)


『この世界の片隅に』や『君の名は。』などのファンを喜ばせるような演出が、もっとあっても良かったのではなかろうか?
そもそも、なぜ、2時間もない短い時間枠におしこめて、テレビ放送(だけ)をするのか、よくわからない。

『日本アカデミー賞』というのは、日本テレビに『買われたコンテンツ』なのだろうか?
もしかしたら、これまでは、そういう力関係だったのかもしれないが、『日本映画』の関係者は、もっと自信を持って良い。


世界に、(『シン・ゴジラ』はもとより)『君の名は。』や『この世界の片隅に』のファンやら、注目している人々がいるのであり、そういう人たちに情報がいち早く到達できるような放送やら、インターネットやらを駆使して発信をしていくべきである。
(インターネットで『生中継』をすることが、当然、考えられて良い。)

そうすれば、それこそ、(安倍首相の口癖ではないが)日本の文化が『輝き』を増すことができるだろう。
別に『世界の中心』である必要はないが、『世界の片隅』で世界全体に向けて、開かれた発信の仕方をすれば、日本人であることに『いじけた』り、『歪められたプライド』を増幅させていくこともなくなるだろう。

3月19日にCSの『日テレプラス』というチャンネルで『完全版』を流すというが、あまりにも遅すぎて、それに受信可能な人もごく限られたものになってしまうだろう。








https://politics.blogmura.com/politicalissue/ranking_out.html にほんブログ村 政治・社会問題]
にほんブログ村のランキングに参加しています。
よかったら、この記事にクリックをお願いします。

この記事に

閉じる コメント(2)

顔アイコン

老学生さん、ご無沙汰しています。学生Aです。
実は私も昨日、遅ればせながら、『この世界の片隅に』を拝見しました。老学生さんが何度も記事にするのも頷ける映画でした。
特に能年玲奈さん(今はのんという名前で活動されていますが)のすずさんの演技には、とても魅力的に感じました。
今まで私は、一億総玉砕を唱えながら、戦争に負ければ、世界平和を唱えたり、あるいは学生運動の闘士が大企業経営者となるといった、ある種、日本の「変わり身の早さ」に何とも言えない憂鬱を感じていたのですが、そういった「変わり身の早さ」こそが日本人の一種の防衛本能ではないかと、映画を見て思いました。特にすずさんが、敗戦に深く絶望ながら、そこから生きようとする姿に、イデオロギーによらない〈大衆の現像〉(最近はこの言葉も吉本さんが亡くなってから使いませんね)を見たような気がします。長々、書いてしまいしたが、もう一度見たいと思います。 削除

2017/3/9(木) 午後 5:09 [ 学生A ] 返信する

顔アイコン

> 学生Aさん
お久しぶりです。この映画は、繰り返し見ると前には、気が付かなかったことが分かったりして、さらに楽しめる部分があります。ていねいに作られており、また何かを見るものに強制するような映画ではないことが、『素敵なところ』だと思っています。見る人によって、いくつもの見方がありうる、しかもどれかが『正解』で他は『不正解』ということもない。そこが、魅力だと思っています。
今週から台湾の台中市に引っ越し(といっても、3カ月したら、また日本に一時的に戻りますが)たもので、こちらで上映されたときに、どのような反応で迎えられるかが、興味深いところでもあります。
ちなみに、現在、『君の名は。』をやっており、近々、『聲の形』(でしたっけ?)を上映するようなので、見に行く予定にしています。

2017/3/9(木) 午後 10:38 [ 北京老学生 ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(0)


.


みんなの更新記事