北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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この記事の続きだ。


今回、私はこれまで一度は見ていて、少なくとも一度はこのブログで多少なりとも触れたことのある記事2つ−−一つは月刊『文藝春秋』本年3月号の<安倍昭恵「家庭内野党」の真実>(石井妙子著)ともう一つは、前篇でふれたBLOGOS編集部の記事で、<「日本の精神性が世界をリードしていかないと地球が終わる」安倍昭恵氏インタビュー>という社会学者西田亮介氏との間のもの−−を読み直してみた。
(これらについては、今後、引用する際は、できるだけ従来のものとの重複は避けたい。)

それからさらに、雑誌『正論』2016年11月号の、作家将口泰浩氏による<安倍昭恵さんインタビュー 総理はジャジャ馬を飼いならしているという評価みたいよ(笑)>という文章も読んでみた。

イメージ 1


この3つを読むと、安倍昭恵氏の多様な側面(これは、読者がどういう対象かによって使い分けているという印象だ)を垣間見ることができる。


どちらかというと、最後の(つまり3番目の)雑誌『正論』のインタビューの文章が、最も地が出ている感じを受ける。

これは、『正論』が右派系の雑誌であり、彼女にとって、最も『ホームグラウンド』という気持ちを抱けるせいなのかもしれない。
ここでは、他の文章にはあまり出てこなかった、『本音』みたいなものが語られている。


例えば、彼女の行動で話題になったことの一つに、昨年8月22日の真珠湾訪問があった。
これの背景(経緯)について、ここで彼女は、すんなりしゃべっている。

<--8月22日にハワイで真珠湾を訪問されました。安倍総理の訪問の是非も議論になる中で、大きな話題になり、波紋も呼んでしまいましたが、どういう経緯だったんでしょうか。

昭恵 はじめにお話ししたハワイの環境シンポジウムも開催することは決まっていたので、せっかくハワイに行くのであれば、ある人から真珠湾に行くのも一つの案ではないかと提案されて、それで訪問することにしたんですね。


−−それは、誰かアメリカの方がとりもってくれたのですか。

昭恵 いいえ、日本の出版社の方です。「行きませんか。行かれるんなら、取材しますよ」という感じでした。(省略)

主人には事前に真珠湾に行くことは告げていましたが、帰国後に、近くには日本軍人の慰霊碑もあるのになぜ行かなかったのか、と言われました。
知らなかったし、行く前に教えてくれればよかったのに、と思います。主人はもし、真珠湾に行く事があれば日本軍の慰霊碑に行くと思います。>


何ともアッケラカンとしている。誰かさんに言われて、その話に乗ったという色彩が濃厚なようだ。


それから、同様に(ある意味では、真珠湾以上に)話題になった沖縄・高江の米軍ヘリパッド建設予定地の訪問(昨年8月)についても、こう語っている。

昭恵 元々、三宅洋平さんに会ってみたいと思い、フェイスブックに公邸でお待ちしていますと上げたら、三宅さんの知人がセッティングしてくれて、二人ともよく知っている店で会うことになったんです。
そのときに高江の話が出たんですけど、勉強不足で問題自体がわからなかったんです。

その後、ドキュメンタリー「標的の村」を見て下さいという書き込みがLINEにあり、高江の事を初めて詳しく知りました。

でもどういう角度で映像を作っているかによって全然違うので、反対している人だけじゃなく、地元の人で賛成している人もいるはずだから現場に行ってみたいと思いました。
私はこの目で見ないと信じられないところがあって、是非行きたいと。

8月6、7日がたまたま空いていたので、主人にも秘書にも言わずに誰にも言わないで、三宅さんと別の男性2人で行く事になりました。

でも私が行くことに拒絶反応もあるようで、反対派がいる現場ではなく別の場所で話を聞きましょうということになっていたのですが、どこかで行き違いがあり、反対派のテントに案内され、説明を受けました。
(長くなるので省略)

もう一度、三宅さんたちはテントに戻っていきましたが、なんで(私を)連れてきたんだとさんざん非難されたようで、1時間ほど待ちました。

(略)安倍政権に対する厳しい意見も多くありましたが、沖縄の自然の中で普通に暮らしたいんだという理解できるところもありますし、きょうは始まりで何度も話し合いをしましょうということになりました。

−−東京に帰って総理には報告されたんですか。どんなお話を?

昭恵 高江に行ったことは報告しましたけど、沖縄で「主人に伝えます」と約束したことは、きちんと伝えられていないかもしれません。>


これだけ読んでも、彼女の行動そのものが、『誤解?』を拡大していく要因を、内側にはらんでいるということがうかがえる。

まず、彼女は、戦時中の『沖縄戦』など、沖縄と本土(ヤマト)との断絶の側面は、(あまり)理解できていないというか、賛同していないようである。
環境破壊というような面だけであるならば、受け入れやすいのかもしれないが…。


そして、彼女の行動が『沖縄の闘い』にシンパシーを感じてというよりも、夫=安倍総理に代わって、沖縄問題について情報を仕入れ、それを夫に伝えることで、夫を応援するための一助にしたいと思っているらしいということである(これは、この後の部分の発言ではっきりする)。

ところが、沖縄に行って、その内容が、到底夫の受け入れるものでもない(あるいは、自身がかかわりたいと思えるようなものでもない)ということなのか、彼女は、『主人に伝えます』ということは反故にしてしまっているようだし、それから『きょうは始まりで何度も話し合いをしましょう』ということも、その後、実行していないようである。

要は、自分ができもしない、『格好の良いこと』をつい言ってしまうので、その後、問題が広がってしまう(ようだ)。

森友学園のほうは、どういうことなのだろうか?
(つづく)







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学級会のバザーの担当みたいな感じですね。

まぁ、売り上げのお金をちょろまかしたり、なにか特別に悪いこともしそうにないし、チャカチャカしてて便利だし、、、と言うことでほんの形だけのお店やさんごっこに出てくる人です。

勿論、リーダーになってあれこれ指示するほどは賢くもナイーブでも無いから誰も本気では当てにしていないお嬢ちゃんです。

ただ、家に帰るとお金持ちらしい家族や、それなりにふんぞり返っていないときが済まない付属育ちの両親や、ケッコウな取り巻きもいるからドーデモ良いことで何時もざわついている、そう言う二番手から三番手に落ちかかる人物です。

元来が地頭がよくないから、本気で当てになんかしたらヒドク。疲れるし、コマッタさんの典型でしょうか、ね。

お金持ち、育ちのよさが全く見えないのが、救いと言やぁ救いですが肝心要の舞台に出てしまうとドーニモコーニモ、とっ散らかって後始末が大変です。

やはり此の手合いは、付属一直線、自分じゃソコソコバカではないし調子に乗ると秀才気取り、お坊っちゃまチャマチャマで薄笑いをしている、お似合いの伴侶が準備されるのが、世も常でもあ 削除

2017/3/6(月) 午後 9:16 [ ] 返信する

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> ぜさん
ともかく、こういう人がファーストレディー外交などと称していろいろやっているのかと思うと、ぞっとしませんね。
(メルケル首相の夫のかたも、伊勢志摩サミットのときは、不満を漏らしていたようですが…。)
何しろ、結構、『(国家)神道』などに入れ込んでしまっているようなので、厄介です。批判すべきものは正しく批判しないで、このままズルズルいくと、本当に『何でもあり』になってしまいそうです。

2017/3/7(火) 午前 0:19 [ 北京老学生 ] 返信する

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