北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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本日(20日)の石原慎太郎(ここでは呼び捨てにさせてもらう)の東京都議会百条委員会での証言を、台湾(台中市)からインターネット中継で見ていた。

ネットが混雑して、見ることができないのではないかと心配したが、見ることができた。
一度だけ、中継が途切れたが、気が付いてみると、自分で無線ルーターの電源コンセントを足で蹴とばして、外してしまっていた。
それを直すと、問題なく見ることができた。

イメージ 1


東京都議会での議論の模様は、あまりきちんと追うことができてなかったので、昨夜から、ネットで、月刊『文藝春秋』やら週刊誌の電子版、日本から持ってきた切り抜き、あるいはこちらで購読している『朝日新聞』や『産経新聞』電子版の最近の記事を読んだりしていた。

だが、細かなことは、よくわからないことが多い。
でも、今回の『証言』はそういう予習?などしなくとも、画像を見れば、おかしさを実感できるのではと思う。
東京都議会のインターネット中継サイトで、録画中継を今後やるようなので、関心のある方はご覧になったほうが良いと思う。


石原慎太郎という男は、都知事の座にいたことを利用しながら、『尖閣』などについて、わざわざ混乱を引き起こし(ある意味では、中国に乗ずるスキを与えるようなことをして)、物事がうまくいかなくなると、『いち、辞めた』とばかりに逃げ切りを図る、その姿勢がもともと嫌いである。

だが、その『いさぎよくない姿』『子供じみた自己顕示欲』(後者は、トランプ大統領や安倍首相ともよく似ている)は、さらに磨きをかけているようだ。


石原慎太郎は、月刊『文藝春秋』4月号に、『小池都知事への諫言 豊洲移転を決断せよ』と題する文章を書いている。
その冒頭の文章は、次のようになっている。

<私は個人的な信条として、人生を通じて場合によっては命懸けで忌避してきたものがあります。それは屈辱への回避です。>

<そんな気性の私が、こと豊洲市場の問題に関して言を左右して逃げ回っているという小池百合子東京都知事の非難には根拠がなく、私にとって何よりの屈辱です。>

<私は人生で逃げたことなど一度たりともない人間です。石原が逃げ回っているので逃げないで欲しいという内容の批判は事実をまげた非難でしかなく、この筋違いな非難ほど私にとっての屈辱はありません。この屈辱を晴らすためには一命を賭す覚悟もあります。>

このように最大限、格好をつけた『セリフ』を吐いているのだが、いつものことだが、言っていることとやっていることが一致していない。


本日(20日)の百条委員会での証言も、当初『3時間』とされていたのも、『体調がすぐれないから』として、『1時間』に短縮させた。
仮に体調がかんばしくないにしても、『一命を賭す覚悟』もあると言う人物である。

それならばそれで、1日に1時間ずつ、日にちを変えて3日間で実施するという方法もあるではないか。なぜ、『3時間』が『1時間』に短縮されてしまうのかわからない。

本日の証言の冒頭でも、聞かれてもいないのに、『脳梗塞?で前に倒れてから、海馬がやられてしまった。記憶が、きちんと蘇らない。文字もすべて忘れてしまった』などと切々と(しかし延々と)訴えていた。
しかも、証言にたった当初は、『かすれ声』で聞き取りにくかった。

ところが、証言を始めるやどうだ。
ぺらぺらと聞かれていないことばかり答える。
証言の一番、最後には自分がいかに良いことをしたのかという、『自慢話』を延々としていた。
どうも、本人が最初に述べた、重篤な病状の人間には、とんと思えない。

『病人であること』『老人であること』を、自分が隠したいことを隠すための方便にしているとしか見えない。
そもそも、石原慎太郎が本日、述べたことは、<自分は、物事は担当者に一任していた><都庁のような大きな組織ではそのようにしないと、物事は進まない><豊洲の購入に関する東京ガスとの交渉も、浜渦副知事らに一任した><報告はいちいち受けていない。そんなものを受けていたら、一任したことにはならない><節目節目の決断は、審議会ではかって、『是』としてもらっている><最高責任者としての責任はあるが、しかし、自分は都庁のピラミッド型組織の決定を通しただけである。>といった内容だ。


つまり、戦前の『天皇』を中心とする『無責任国家体制』のごとく、『天皇?』(石原慎太郎知事)には、本当の意味での責任は全くない、という論理である。

よくまあ、このような『前近代的な考え』の人物が長く、都知事をやっていたものだと唖然とする。
しかも、ご本人は、『複式簿記』の制度を東京都のような団体の会計の仕組みに導入して、財政的状況をきちんと把握できるようにすべき、などと主張し、どちらかというと組織の『透明性』『ガバナンス』を明朗なものにと転換すべきという方向性を提起していたはずである。

それなのに、(まあ、安倍首相や、大阪の橋下氏らのやり方と似ているとはいえるが)このような、『のんきな主張』をして、それで通ると思っているのが、何とも情けない。

それから、ご本人が、『病気のせい』あるいは『老人になったせい』を口実に逃げているが、この人は昔から、こんな感じだ。
ただし、若い時は、『若さのせい』にして、それを免罪符にして、言いたい放題をしていた。

それが、どれだけ時間が経過しても、『大人』に成熟することはなく、今度は『大人』の時期をパスして、『老人』『病人』という隠れ蓑を見つけた。
何とも、見ているだけでこちらが恥ずかしくなるような人物である。

このような人も、安倍首相とその『仲間たち』による『森友学園』の騒動と同様に、教育上、全く『好ましくない』猿芝居である。


石原慎太郎は、小池知事をいろいろ批判している。たしかに、小池知事の路線、考え方など『よくわからないこと』がたくさんある。
だが、石原慎太郎は、小池批判をやることで自らの『責任』を誤魔化せるような立場ではないことを自覚すべきだろう。

あと、この人は、『東京オリンピックの招致』問題など、いろいろ隠されている『裏の話』をたくさん知っているようである。
最近の文章を読むと、自分が知事をやっていたときに、『招致』が成功しなかったのに、辞めたあとに『招致が成功した?』ことになっている。そのことに対して、面白くない気持ちがかなりあるのだろう。『オリンピックの裏の不都合な話』をたくさん知っているみたいなことを、文章の裏にちらちらさせている。


石原慎太郎が、本当に『世のため、人のため』に貢献したいと思っているのなら、『オリンピック招致の裏の話』など『不都合なこと』を書き残すこと、あるいは公の場で話をすること(全部、ぶちまけること)、それくらいしか、彼が世の中に貢献できる道は残されていないのではないか、という気がする。





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閉じる コメント(17)

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今日は、自民党公明党は、鼻っからやる気がありません。

このままじゃ、いくら案でも自分の選挙がどうにもならないから、ちょっとお茶を濁した羽FOMAんすだけです。

野党、、、こんなアンちゃんに何を期待しまっすか。

三原じゅんこが国会議員のお時代です。日本沈没も、さほど惜しくはない。 削除

2017/3/20(月) 午後 4:09 [ ] 返信する

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> ぜさん
ないものを求めても『高望み』のような気がします。せめて、石原慎太郎のような手合いに対して、少しでもいやな目(彼のいう『屈辱』とやら)に味合わせなければ、世の中の帳尻があいません。

2017/3/20(月) 午後 6:58 [ 北京老学生 ] 返信する

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> ぜさん、こんな川原乞食の自民党の広告塔は東京の空気を吸わせてはいけません。田舎に強制送還すべきです。

2017/3/20(月) 午後 7:46 [ hyoutanntugi ] 返信する

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あのう、私はいなかにすんできゅうじゅうをすぎたはおやをかいごちゅうです。平安鎌倉の昔なら流刑地です。

あのうですね、わたしほうも、その手合いは十分に間に合っております。

強かで神経の欠けた防衛大臣のいる花の東京こそがふさわしいと存じます。二人して教育勅語など口ずさんでおれば良いかと思う次第です。 削除

2017/3/20(月) 午後 9:04 [ ] 返信する

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老学生さんの今回の記事は頂けません。

まず、事実の指摘として、老学生さんは、石原氏がメモすらとっていないことや、重篤な状態だという割によく喋ると批判しておられますが、脳梗塞の症状は人それぞれで、会話する機能はあっても、記憶する機能が低下していたり、読字機能はあっても、書字機能が低下していたりと様々です。老学生さんの一連の石原批判は、そもそもの問題として、そういった脳梗塞に関わる症状に関して余りに無神経だと思います。正しく、石原氏が行ってきた差別発言と同じところに今回の一連の記事は存在しています。 削除

2017/3/22(水) 午前 8:08 [ 学生A ] 返信する

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私は、石原慎太郎という人物をこれまで、良くも悪くも奔放な人物だと見ていました。作家として時代の寵児となり、その後、政治家に転身、自らが総理候補になる可能性が低くなれば、国会を去り、都知事に就任する。石原氏は、いつもお山の大将になりたいのだなと、この経歴だけ見ても分かってしまいます。
10年余り続いた石原都政も、オリンピック問題にしろ、新銀行東京にしろ、問題点もあったように思います。そういった点をみれば、私と老学生さんの政治家石原慎太郎に対する見方は案外、近いかもしれません。
しかし、私は今回の百条委員会における石原氏の勇姿に痛く感動しました。
先はども触れましたが、石原氏は、昨年、脳梗塞を患い、現在、読字、書字能力に支障を来しています。それでも、ワープロで文字を入力することは可能ですから、老学生さんも紹介した文藝春秋に記事を寄せることは可能のようですが、今や、溌剌と公の場に出ることは困難な、極めて「危うい状況」にあるそうです。事実、百条委員会では数人の医師が待機していたとか。 削除

2017/3/22(水) 午前 8:08 [ 学生A ] 返信する

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そのような中で、石原氏が語った証言は、一部朦朧としたところもありましたが、自らの責任を認め、その上で豊洲市場の科学的安全性を主張し、時には語気を強め議員を捲したてる姿は、恐らく最後になるはずの政治家石原慎太郎の勇姿だったように思います。
老学生さんは、石原氏が「部下が決定した」といった趣旨の発言に、石原慎太郎の老醜を見ているようですが、そもそも、この豊洲問題は、法的科学的にも何の問題もない事案です。例えば、豊洲移転に関わる交渉で、裏金や横領といった事実があれば、当時の都知事である石原氏の責任が問われるのは理解できます。しかし、今回、問題になっているには、豊洲市場の汚染対策費の東京都負担分が多い、というそれだけの理由です。百条委員会とは、通常、その地域の政治を根底から揺さぶる、言うなれば「巨悪」が現れた時に設置される極めて重い組織です。しかしながら、今回、現れた「巨悪」は、何の法令違反もしておらず、余りに小物です。 削除

2017/3/22(水) 午前 8:09 [ 学生A ] 返信する

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一部では、豊洲の安全性に疑問符がついているという意見もありますが、多くの専門家が言っているように科学的な根拠はないと言われています。石原氏は以前の会見で、科学が風評に負けるのは国辱である、という発言をしていましたが、全くの正論であり至言です。福島第一原発事故の時のようにありもしない風評で、政治や世論が動けば、日本行政史の汚点となってしまうでしょう。もし、仮に石原氏の責任を挙げるとすれば、知事在任中に、豊洲の環境基準(安全基準ではありません)を高く定めすぎたことだと言えますが、本人もそれには言及していましたので、責任逃れはしていませんでした。
都議会議員らは、共産党から自民党まで、かつての都知事であり大物政治家、石原慎太郎を名声を落とそうと、責任追及を行っていましたが、その責任追及は、論理的正確性を欠き、余りに稚拙でした。責任追及の中で、豊洲に移転したのかと問う議員が複数名いましたが、豊洲移転が決定した時、都議会も専門家会議も都も賛成し、移転を進めていたことを彼らは忘れてしまったのでしょうか。だとしたならば、彼らは脳梗塞以上の重大な記憶障害があるようです。 削除

2017/3/22(水) 午前 8:10 [ 学生A ] 返信する

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小池劇場なる政治的狂騒は、ここ数ヶ月続いていましたが、彼女は、一体何がしたいのか、私にはさっぱり理解できません。以前の小泉劇場や橋本劇場では、郵政民営化や大阪都構想という旗印がありましたが、そういった旗印もありません。小池氏は、都知事就任以来、内田茂都議、森喜朗元総理らを守旧派の抵抗勢力だとし、貶めることで自らを真の改革者というイメージを付与しようと必死ですが、当の内田茂氏があっさりと引退し、オリンピックの費用問題で、森喜朗元総理に敗北してしまい、自らの改革者というイメージの低下を恐れたのでしょう。だから、手ごろに脳梗塞で倒れ、意識や記憶に障害の残る元都知事を、豊洲移転問題という問題を再度作ることによって、攻撃したのでしょう。その攻撃に、これぞとばかりに乗ってしまう石原氏も大人気ないと言えば大人気ないのですが、少なくとも理性と知性は石原氏にあったように思います。 削除

2017/3/22(水) 午前 8:11 [ 学生A ] 返信する

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石原氏と言えば、度々差別的と批判される発言を行い、極右の筆頭などと言われることもありましたが、そのような石原氏しか、まともな良識ある発言を行う人物がいないというのは、今回の小池劇場がいかに低レベルであるかを物語っているようです。 削除

2017/3/22(水) 午前 8:12 [ 学生A ] 返信する

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> 学生Aさん
長文のコメント有難うございました。
いただいたコメントに対する私の意見は、申し訳ありませんが、記事として先ほど書かせていただきました。よろしくお願いします。
なお、ご希望があれば(このブログを呼んで頂いているかたに、より読みやすいようにですが)お書きになったコメントをまとめて、記事として(以前も似たようなことをしたかと思いますが)再録することも可能です。
よろしくお願いします。

2017/3/22(水) 午前 11:52 [ 北京老学生 ] 返信する

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度重なる差別的発言。極右の筆頭。此の二つが、正しい評価ではない、とおっしゃられているのでしょうか。

それともまさしく、極右の筆頭であり、度重なる言動こそが、まっとうなものであると繋がるのでしょうか。

言行一致を切望したミシマは、その直情滑稽を深く深く自覚しながら、それでも、ソウカ、誰もいないのだな、一人もいないのか、と叫んだまま身を翻していった通り切腹して見せました。

石原もまた、モノノフ、恥辱にまみれては死ねぬ、最後まで戦う、、、と言うのでしたからモノノフとして面を上げて、受けてたつべきでした。

知らねぇよ、下に任せた、イチイチ聴かない、ダッテ、アレダヨ皆で決めてきただろ、俺だけじゃねぇだろうよ、、、忘れちゃった、記憶にございません、なにぶん年より病気持ちの身ですから、、、。

遠いなぁ、少なくとも自負するらしい最終的な姿形とは無縁でした。


しかし、ミシマは石原を思想家、表現者、ある時期からは、もっと正確に言えば文学として認めませんでした。忌み嫌いました。

さて、お訊きしたい。

ミシマと石原とどちらが保守でありたい、まっとうな議論をし 削除

2017/3/22(水) 午後 4:56 [ 綺羅リーン ] 返信する

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> 綺羅リーンさん
お書きになられている内容は、私というよりも『学生A』さんにあてられたもののように感じました。
といっても、学生Aさんは、こちらにたまたま来られて発言をされただけですので、継続して、コメントを頂けるかどうかは、ご本人の都合次第です。
その点、ご了解を下さい。

石原慎太郎を三島由紀夫と比較する議論は、私も昔、このブログに書いたことがあります。なかなか難しいところで、たしかに石原氏は俗物のように見えますが、三島由紀夫の生き方は私自身、近寄ることのできないものであり、石原氏のほうが、自分に近いような気もします。

2017/3/22(水) 午後 11:22 [ 北京老学生 ] 返信する

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> 学生Aさん


そうです。学生さんへのものでした。返信させるボタンを押し忘れです。
私も同じですが、自分のブログを設定していない、返答反論先を、明示しな胃のは実にこう言う場合に困ります。

自戒を含めてですが、言い返される、議論を受けてたつことができない事情もあるのでしょう。気分的に嫌だとか、ちょっこと、覗き見して一寸話すだけで十分だと思うとかでしょう。 削除

2017/3/23(木) 午後 5:28 [ ] 返信する

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> ぜさん
そうすると『綺羅リーン』という名義での投稿は、『ぜ』さん発信のものと理解してよろしいでしょうか?
これはお願いなのですが、一人で、『複数の名義』を使い分けて投稿するのは、混乱のもとになるような気がしますので、このブログでは辞めていただけないでしょうか。
ブログによっては、そういう『遊び』が好きなところもあるでしょうけど…。

2017/3/24(金) 午前 9:10 [ 北京老学生 ] 返信する

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はい、それでは、ぜ、一本で参りましょう。 削除

2017/3/24(金) 午後 4:00 [ ] 返信する

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> ぜさん
その線でお願いします。

2017/3/24(金) 午後 8:37 [ 北京老学生 ] 返信する

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