北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

全体表示

[ リスト ]

昨夜(23日)、安倍昭恵氏のフェイスブックに突然、投稿された彼女名義の記事(エントリー)、考えてみるとこれが果たして彼女自身で書いたものなのかという疑問は残る。

もともと、普段、文章を書かない人である(おそらく、書くのが好きではない、あるいは感覚的な文章しか書けない?といったことのほかに、以前、ひどく批判された経験でもあるのだろう)。

いつも、発信している記事(写真に短い文章を添えたもの)は、いわば彼女の『友人、知人、ファン、崇拝者』に対するメッセージのようなレベルのものでしかない。


彼女は、夫が一度、総理を辞任して以降、立教大学の大学院に入学して、そこで履修したと言っているが、そこでの『論文』についても、人に書くのを手伝ってもらったことを公言しており、しかも『何を書いたか覚えていない』というようなことまで述べている。
ひどく『無邪気』『天真爛漫?』というか、隙だらけの人なのである。

こういう人は、権力がないのであれば、身近にいても『有意義な存在』となりうる場合もあるだろう。
人間のタイプによって、『全否定などできやしない』というのは自明のことである。


ところが、彼女には『権力』がつきまとってしまった。
しかも、彼女は(ここが夫婦でよく似ているところだと思うが)『自分には使命がある』『それは神によって与えられたものである』と思い込んでいるようである。

だから、自分のやっていることは、『世のため、人のため』であり、決して『エゴイズム』から発するものではない、という論理(感情)が彼女が発信し続けている『対談記事』党から読み取れる、彼女のメッセージである。



だが、今回の状況はどうだ?
昨日、籠池氏の外国特派員協会での『記者会見』の模様を見ていた。

そこで、指摘されていたのは、そもそも籠池氏のような存在が、信じられないというような記者たちからの発言(質疑という形で)であった。

イタリアの記者は、籠池氏のやっていることは『汚職』『疑獄』であり、『あなたのような存在は、イタリアであれば、刑事訴追を受けているはずだ』、そうでない日本という国は、『不思議な国』だと言っていた。

また、(これは昨日書いた記事の繰り返しに」なってしまうが、香港のフェニックステレビの有名な女性記者は、籠池氏の学校で行われている、子供たちに対して中国・韓国に対するヘイトを植え付けようとするような教育に関して、(やわらかな言葉ではあるが)厳しく批判していた。
(それは、香港の記者であるから、中国と決して同じ立場ではないし、あるいは中国においても愛国主義で、基本的な価値を冒涜するような風潮に対する批判を込めての指摘だった。)


何を言いたいのかというと、(ややもすると)『安倍憎し』のあまり、『籠池、がんばれ』に傾斜する危ない雰囲気が(日本国内には)あるようだが、これは『ミイラ取りがミイラになってしまう』危険性を含んでいる、ということである。

決して、日本国内にこもった議論ばかりしていてはいけない。世界に開かれたような批判を、安倍首相に対しても、あるいは籠池理事長に対しても浴びせるべきである。


日本では、国家が中心になって、情報を隠蔽し、焼却してしまうという『伝統』が戦前・戦中・戦後を続いて継続している。
(安倍首相の大叔父である佐藤栄作元首相が、ニクソン大統領との間の『沖縄に関する密約』を、自宅に持ち帰り隠し持ったまま、亡くなったというのは有名な話である。私もこのことは、このブログに書いている。)

この美風?がさらに強化されて復活し、特定秘密法施行、『平和安全法制』成立、あるいは今回の『共謀罪』導入の動きのなかで、拡大しようとしている。


求められているのは、きちんとした『公的文書の管理・公開』であり、そのような共有された情報を元にして、民主的な議論をすることができるような『土台』を確立することである。

そのような『土台』を抜きにして、実のある議論はできないだろうし、過去における『失敗』『過ち』に対してもきちんと検証することができないだろう。



今回の昭恵夫人のフェイスブックでの『弁明』は、全く納得ができない。
籠池氏が、『証人』という形で喚問されて国会で行った証言に対して、誰が書いたかわからない文書を一方的に発信されたからと言って、それで自らの責任を果たしたことにはならない。

さらに、首相官邸は、昭恵夫人と籠池夫人との間にやりとりされたメールを公表したというように報道されているが、そもそもその全体資料がどこで発表されているのか、わからない。

新聞には、その『要旨』のみ報道されているようである(『朝日』と『産経』の電子版を現在、購読しているがそれも今回、まだきちんと読めていない)。
(その公表された全容が、どこかのサイトにアップされているにしても、それがどこなのか、判明していない。)

また、首相の側は、その断片を引用しながら、いろいろ評しているようだが、そのような恣意的なことをしても、説得力はない。

夫人のメールを公開するというのならば、アメリカでヒラリー・クリントンのメールでのやりとりが問題にされたときのように、徹底して『メール会社に記録されているデータ』も含めて公開される必要がある。
あるいは、(私もIT関係に詳しくないが)メールの『消去』などの影響がないものを、追いかけてそれを『把握』し、公表する必要があるのだ。
そうでなくて、単に(自分たちに都合の良い)断片を一方的に公表されても、説得力はない。


今日の『産経新聞』の紙面を見ると、社説(『主張』)の末尾には次のようなことが書かれている。
<100万円の寄付は、籠池氏が冒頭発言で強調した点でもある。主張が百八十度対立している以上、予算委員会として夫人に直接、事実関係を確認する作業も必要となろう。>

言うまでもなく、『産経』は(大手メディアの中で)もっとも『右寄り』であり、(読売新聞とともに)安倍首相を最後まで支えるであろうとみなされている新聞である。

そのような新聞が、『証人として国会喚問』あるいは『参考人招致』といった用語は避けながらも、このような書きっぷりをしたというのは、極めて象徴的である。
(もちろん、これは予算委員会のメンバーが昭恵夫人のもとに赴いて、『質問する』といった方法も念頭に置きながら書いているのであろう。)


昭恵夫人は、自らにかけられた『疑惑』を晴らすためには、証人喚問は避けられないだろう。
当然、籠池氏との間で『アンフェア』とならないためには、証人喚問とするのが妥当である。
参考人招致では、重要な問題について、逃げたり、嘘をついたとしても追及しようがない。


何度も書くが、『権力のうまみ』を享受する人は、それに伴う『厳しい責任』を甘受せざるを得ないというのが、当然の話である。

安倍昭恵夫人をとりまくシンドローム(病的な状態)は、どこか、アメリカのトランプ大統領がツイッター(指先)で世界を翻弄している『政治のやり方』、あるいはパククネ前大統領が弾劾されるに至った『疑惑』とひどく共通しているところがある。






https://politics.blogmura.com/politicalissue/ranking_out.html にほんブログ村 政治・社会問題]
にほんブログ村のランキングに参加しています。
よかったら、この記事にクリックをお願いします。

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(0)


.


みんなの更新記事