北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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月刊『Hanada』という(元『週刊文春』編集長の)花田紀凱氏『責任編集』と表紙に銘打っている雑誌がある。
まあ、『安倍首相応援団』の雑誌と一般に評価されている雑誌であると考えられているので、安倍首相が嫌いな人は、普通は目を通さない雑誌だろう。

だが、私は『物好き』なので(また、安倍首相の基盤とする、いわゆる『保守』と称される人々が、いかに議論がバラバラであったり、あるいは矛盾しているかを確認したいので)、この雑誌はときどき購入したりしていた。
(もう一つ、もともとは、花田氏が編集長であって、そこから『分裂騒ぎ』を起こした雑誌である月刊『WiLL』というのも、時々、買ったりしていた。)

この月刊『Hanada』(編集長の名前をタイトルにするというのも、『そうとうなもの』であるが)の広告が、『産経新聞』電子版(3月25日)に掲載されていた。

イメージ 1


こういう内容である。
そのなかのある部分にフォーカスを合わせると、

イメージ 2


こんな感じになる。
ご覧のように、野党が『森友学園』事件を取り上げているのは、『魔女狩り』だとか、『節操なきアッキー叩き』という見出しが躍っている。

私は、この中の特に、金美齢氏の文章が気になった。
というのは、先月から私は台湾の台中市に住んでいるが、金美齢氏というのはもともと台湾の独立運動家で、永年、一種の『政治亡命』のような形で日本で暮らしているかたである。


ただし、最近では、台湾の現状に絶望したと言われて日本に帰化されている。これは、民進党の陳水扁元総統が失脚することになる、2008年の台湾における選挙(立法院選挙と総統選挙)を踏まえての『決断』である。

だから、その後、昨年、再び民進党の蔡英文氏(女性でもある)が総統に就任して、金美齢氏の台湾に対する評価が、『変わる』ことはないのか(こんなことは、私が日本にいた時は、考えたこともなかったが)、多少、注目している。


このように『台湾の政治状況』とからめて、金美齢という人について、少々考えている時だったので、さきほどの文章が気になった。
そこで、この月刊『Hanada』の電子版をネットで購入した。
(雑誌によっては、電子版を海外から購入できないものもあるが、この雑誌は購入可能である。ただし、電子版のほうは、紙版よりも少し発行日が後になっている。これは、紙版の売れ行きが極端に落ちるのを、防ぐためなのだろう。)


これを購入して、金氏のこの文章に目を通してびっくりした。
(全体で6ページの文章であり、『総力特集 森友学園の深層』というものの中におさめられている。)

この文章で一番、金氏が主張したいことは、おそらく次の部分に要約されるのではないかと感じる。
(3ページ目の中ほどに書かれていることだが)

<政治の場面でも、津波を防ぐための防潮堤に、景観を害するとの観点から猛烈に反対。一時期は反対運動の先頭に立つ勢いで発言していました。

原発にも反対。安倍首相とは必ずしも一致しない主張も多く、それについてメディアや反安倍的な意見の人たちは「家庭内野党だ」などと言って持ち上げてさえいたのです。

今回の森友学園の問題は、このような昭恵さんの性格から生まれたもので、垣根のない振舞の表と裏なのです。
昭恵さん自身は全く変わっていない。それを今回は「安倍叩きに使える」とばかりに手のひらを返し、昭恵さんに対して軽率だ、問題だと非難するのはあまりに節操がないのではないでしょうか。

持ち上げる時は手放しで持ち上げ、落とす時は徹底的に落とす。問題を煽って売るのがメディアだと言えばそのとおりなのかもしれませんが、国民はもっと賢くなって、そういったメディアの性質を見分けなければなりません。>


こうした記述を読むと、『たしかにその通りだ』と思う(人もいるの)かもしれない。
だが、『持ち上げる時は、持ち上げ、落とす時は徹底的に落とす』というのは、何も反アベのメディアに限ったものではなく、外ならぬ花田氏が編集長をやられていた、『週刊文春』などもその最たるものである。
(もっとも、『週刊文春』というのは、もっぱら『叩く』という部分を専門的に請け負っている雑誌という感もあるが…。)

それに、メディアが『家庭内野党』などという表現を借りて、安倍昭恵氏を持ち上げたこともあったかもしれないが、その時だって、『安倍叩きに使える』と考えたのであろうし、そういう意味では、『一貫している』。


また、安倍昭恵氏がはたして、『反原発』の考えかどうかもわからない。そういう意味では金美齢氏もどうなのか、わからないが、金氏はおそらく『教育勅語』などを使った、日本の『復古的な教育』に対しては、賛成なのであろう。
そうでなければ、このような雑誌において、継続的に寄稿しているはずはない。
(だから、『森友学園』における、当初、問題とされていたような『教育方針』に関しても、必ずしも反対ということではないのだろうと推測する。)


そればかりでなく、この問題に関する事実関係の認識についても、金美齢氏の認識には、かなり問題がありそうだ。
というのは、最初の部分で次のように書いているからだ。

<たしかに、昭恵さんが名誉校長を引き受けたのは軽率でした。ただ、これについては事前に断っていたにもかかわらず、頼まれていた講演の際に、児童や保護者の前で「名誉校長の安倍昭恵首相夫人です」と紹介されてしまったり、断りきれなかったとされています。

それでももちろん、昭恵さんに全く責任がないとは言いません。ただ、どさくさ紛れに重大なことを押し切ろうとしたとすれば、問題は森友学園側にあります。>


一応、『…したとすれば』などと注意深い表現をとっているが、どうも元にしている『情報』が偏っているような気もする(これは、もしかしたら、金美齢氏が『産経新聞』の記事を主たる情報としているせいなのかもしれない)。


ともかく、このように書いている金氏なのであるが、実は、このあと、彼女は昭恵夫人が、『公人以外の何者でもない』(この部分は、中見出しにもなっている)と論じ、そのうえで、昭恵夫人には、総理大臣夫人としての『自覚が』『あまりに足りなかったのではないか』とはっきり書いているのである。

なかなか、先ほどの雑誌の広告からは、(このようなことが書いてあるとは)読み切れないのではないだろうか?
その具体的内容を、紹介していこう。
(つづく)






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まったく金美麗女史の見解は100%正確で正論である、総理夫人また多くの政財会等応援していた常識人を籠池詐欺師が虚偽の計画書を作成し騙し裏切り行為をしたのである。それを左翼護憲派の政党とマスメディアが政権を崩壊させようと忖度し報道、主義を繰り返しているのである、国民は戯けな野党4党とマスめディアに屁しているのである。 削除

2017/4/2(日) 午後 4:31 [ 日本ファストの会 ] 返信する

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> 日本ファストの会さん
これって、安倍首相を嫌いな人が、「偽装」して書いている雰囲気が漂ってますね。そうでなければ、よっぽど、『読解力』が不足しているかたです。

2017/4/2(日) 午後 5:46 [ 北京老学生 ] 返信する

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