北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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今回の、(前代未聞の)米中首脳会談と並行しながらのトランプ大統領による、『初のシリアへの軍事介入』劇、時間が経過するにつれ、いろいろ事態が明らかになってくる。


まず、特徴的なのは、これをほめそやす人が出てくることだ。

例えば、(私が、全く好きではないが、その言動を注目している)池内恵(東京大学准教授)は、土曜日に次のようなことを、フェイスブックに書いている。


<米国のアサド政権への空爆は非常に大きく報じられたが、実際には、米国のシリア攻撃はきわめて限定的なもので、戦況全体を変えるものではない。
ただし、アサド政権が化学兵器を今後使用することを躊躇させるようになるという効果はある。また、反体制派に戦意を持続させる効果は若干はある。

しかし米側に二の矢・三の矢がないと分かってくれば効果は逓減する。そのため米国はさらなる攻撃の用意があると言い続けなければならないが、行動を伴わなければ言葉の効力も逓減していく。

米国とロシアは一通り非難合戦をやって、その後、米国にこれ以上の打つ手がないと分かれば、収束していく問題ではないかと思う。
また、むしろ、違う地域での力比べに移っていくのではないか。>

この文章、(短いものの)いろんなことが書いてあるのだが、この前半部分の表現だけみれば、トランプの決断を『ほめている』ようにも見える。
おそらく安倍首相官邸などは、こういう『分析』などに飛びついて、これを『利用』しようとすることだろう。

(トランプ大統領の今回の『決断』によって、さまざまな勢力がそれぞれ『決断』に踏み切ったり、あるいは『暴走』をしたりする『きっかけ』になりかねない、そのような『連鎖反応』こそ警戒すべきなのである。)


今回のトランプ大統領の言動を見ていてあきれてしまうのは、化学兵器で殺された『子供たちの惨状』や母親たちのことなどを、演説の一番、『ヤマ場』の部分で言及して、『人々の感情』に訴えながら、自らの行動を正当化していることである。

これは、安倍首相が『平和安全法制』の国会審議にあたって、(朝鮮半島から?)引き揚げてくる、『赤ん坊をかかえたお母さん』の漫画を描いたパネルを自らの記者会見で使っていたことを思い出させる。
つまり、トランプと安倍首相はよく似ている。


だが、トランプ大統領は、これまでの空爆で赤ちゃんやお母さんたちが殺されても『心を動かされていた』という話を聞かない。
(アサド政権がやったという)化学兵器の攻撃の時になると、途端に、『赤ちゃんを抱いたお母さん』が登場してくる。
全くの『ご都合主義』である。

それは、安倍首相にしても同じことで、『朝鮮半島有事』での対応に『不可欠』であるとして、『平和安全法制』を成立させたが、ついこの間まで、韓国大使を『一時帰国』させ、韓国に不在の状態を持続させていたのは、安倍首相自身である。
(もちろん、韓国が『慰安婦問題』に関する『日韓合意』を守っていないという、安倍首相なりの『言い分』はあるのだろうが…。
だが、そもそもは、『慰安婦』とされてきた当事者の気持ちを『さておいて』、言葉だけの偽りの『合意』を勝ち取ることを、自らの『政治的成果』と考えるそのやり方自体に『無理』が存在している。


今回、『トランプが何かやるらしい』、あるいは『朝鮮半島で何が起こるかわからない』ということで、あわてて『振り上げたこぶし』を降ろし、韓国大使を『帰任』させた。

しかし、『朝鮮半島有事』の場合、『在韓邦人』のみならず、沖縄、あるいは日本本土に対する北朝鮮の捨て身の『攻撃』が(万が一)起こった場合、それに対して、どのような対応が可能なのか、それはおそらく『考えたくもない事態』ということになっているのではないだろうか?


シリアへの空爆後、さっさとトランプ大統領の『決意を支持』してみせたが、9日の『日本経済新聞』記事によれば、<日本政府は米国のシリア攻撃について「国際法上の根拠」の説明を求める。安倍晋三首相は7日に化学兵器を拡散させないとする米トランプ政権の「決意」を支持したが、攻撃の法的根拠はまだ米国から明示されていない。>などと書かれている。

つまり、安倍首相は9日朝、トランプ大統領と電話会談をした(45分間と伝えられている)というが、その時のやりとりでは、こうした内容は『確認』できていないらしい。
また、4月6日にも北朝鮮のミサイル発射を受けて、35分間の電話会談を行っていた。

このようにひんぱんに電話のやりとりをしているにもかかわらず、『肝心のポイント』はなぜか聞き出せていないようである。
それだけでなく、今回のシリア空爆について、一体いつ日本が『知らされた』のかも、はなはだ曖昧のようである。


結局、安倍首相がトランプ大統領に、いち早く抱きついたことが、『プラスの結果』を生み出しているという話は、その後、検証されていないような気がする。
(むしろ、トランプ大統領に『踏み台』として利用されただけではなかろうか…。)


安倍首相が、最近、テレビの画面で見せる『憔悴しきった』表情は、何も『森友学園事件』(あるいは『加計学園事件』)だけによるものではなさそうだ。






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