北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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今日(30日)で4月も終わりだ。
先週の木曜日(27日)から、来月の8日まで日本に『一時帰国』中である。といっても、日本(横浜市)と台湾(台中市)を行ったり来たりする(予定)の生活は3月に始まったばかり。


今、非常に奇妙なことが起きている。
安倍首相が、(行政府の)『最高指揮官』である日本政府は、アメリカ(あるいは韓国)と合同軍事演習を展開していた。

北朝鮮が、昨日(29日)午前5時半ころ、弾道ミサイル1発を発射したが、それは『失敗した』(韓国軍の発表)ということで、北朝鮮の内陸部に墜落したという。

このミサイル発射時点で、東京の地下鉄(東京メトロ)なども一時、運航を停止して、『北朝鮮がミサイルを発射したので』などと、アナウンスしたという。
それを聞いた乗客は、さぞや戸惑ったことだろう。


安倍首相は、昨日夕方の(NHKテレビでも中継された)『記者会見』で、『我が国に対する重大な脅威であり、断じて容認できません。』などと強調したらしい。

しかし、ご本人は(渦中にある、昭恵夫人を伴って)外遊中であり、ロシアからイギリスに足を運んでいる。
イギリスにも、ロシアにも今、絶対、安倍首相が足を運ばなければならないような『緊急の課題』があるわけではない。
(それに、もし『緊急な課題』が存在しているなら、昭恵夫人など伴わずに、単身で向かったことだろう。)


北朝鮮が重大な『脅威』であり、今すぐにも、日本にも落下しかねない『弾道ミサイル』を発射する可能性があるなどと考えるのなら、安倍首相は、ロシア、イギリスという外遊を続けていなかったであろう。
(あるいは、その途中にでも、仮にロシアだけ行ったにしても、イギリスには行かず、日本に『引き返す』事も可能であったことだろう。)


一体、なぜ、北朝鮮の『重大な脅威』に直面しているという日本から、『脱出?』するかのように見える外遊をしたのか?
安倍首相は、どうもトンチンカンである。

『北朝鮮の挑発行為』というような表現を盛んに使用しているようだが、むしろ、北朝鮮にしてみれば、アメリカ(トランプ)と日本、あるいは韓国などが連携して行っている軍事演習、そして『斬首作戦』という言葉自体、それこそ『挑発』であると彼らの目には映っていることだろう。


実際、トランプ大統領というのは、就任してから『100日』が経過したが、いまだに何を考えているのか、よくわからないし、『予測不能』な政治家である。

就任後『100日』を経過して、ネットだかテレビだかには、彼が『こんなに大統領の仕事が大変だとは思わなかった』『プライバシーがない』などと(アメリカ?のメディアの)インタビューの中で答えているような話が流れていた。
(他方、テレビの演説では、『自分は歴代の大統領のなかで、最初の100日間の間に、最も大きな成果を出した』などと、『自画自賛』をしているらしい。)


普通に考えると、トランプ大統領は、明確な『ビジョン』とか『具体的な計画』とかを持たないままに、大統領に当選してしまい、その結果、選挙民に対して約束した『公約』をいかに実践していくか、いかにして自分のイメージを低下(失墜)させないかに、心を砕いているように見える。

その結果、選挙民に約束した『雇用創出』『メキシコとの壁を作る』などの公約がうまく結果を出せないなかで、『シリアに対する象徴的な空爆』あるいは、今回の『北朝鮮に対する集中的な非難』をやり始めたように見える。


つまり、彼は、『内政の失敗』を覆い隠すために、『外』の敵をクローズアップさせて、さらに『花火』を打ち上げてみせた。
だが、『外』に対する政治についても、トランプ大統領は、どのように『次の段階』に進めていき、『成果』を上げていくのか、その辺は『あいまいなまま』に違いあるまい。

そもそも、トランプ大統領が、『東アジア』について、どの程度の認識なのかも、非常に疑わしい。
彼は、中国の習近平主席とのやりとりで、『北朝鮮は、中国の一部だ』というようなことを言っているようだ。
だが、こんなやりとりをしたことを、世間に公表すれば、北朝鮮も韓国も含めて、朝鮮半島の人々が怒り出すのが当然だろう。
(そもそも、朝鮮半島の近現代の政治は、常に『大国』のはざまにあるが故の悲哀=悲劇を味わってきたのである。だからこそ、ソ連にも中国に対しても、もちろん、日本に対しても『自立』していることを売り物にする『主体思想』=チュチェ思想をもって、自分たちの『理念』『政治思想』としているのである。)


トランプが言ったというような言葉は、全く意味がないし、『逆効果』だという気がする。
こういう『やりとり』があったとトランプが明かすこと自体、彼の『東アジア』に対する『無知』を露呈するものにほかならない。

このようなトランプと(外国のトップとしては)最も初期の段階に会って、抱きついた安倍首相が語った、トランプが『素晴らしい大統領』だというような評価は一体、何だったのか?

逆に、トランプ大統領が、安倍首相から中国や、北朝鮮、韓国のこと、つまり『東アジア』における問題点、課題を聞き出そうとしても、安倍首相自身が表面的なこと以外(つまり、それぞれの国民の間の『感情』がどのようになっているのか)については、全く『分かっていない』のだから、安倍首相はトランプ大統領にとっての、(『東アジア』の課題についての)良い『家庭教師』になることはありえない、だろう。
(つづく)





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2017/4/30(日) 午後 6:24 1082001(紫音) 返信する

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おひさしぶりです。
北朝鮮に関しては、いわゆる国体を守るためにギリギリのラインで軍事訓練を行うだけで本気に戦争がしたいわけではないと思います。
転じて米国は、自国に利益となり自国民に被害がでなければ、国際法を無視してでも北朝鮮に限らず軍事行為を行うでしょう(現政権はすでにシリア、アフガニスタンで行っています)
ここで重要なのは、日本、韓国はあくまで米国ではないという事。そういう観点からも中国やロシアが言うように日本は外交努力をすべきでしょう。実際のところ一番の脅威は「米国」と言えるのではないでしょうか。米国を無条件で支持したり、威嚇ともとれる合同訓練をしたりするのは憲法上でも外交としても間違いであると私は思います。

2017/4/30(日) 午後 8:25 [ m_yutaka723 ] 返信する

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> 1082001(紫音)さん
有難うございました。

2017/5/1(月) 午前 6:50 [ 北京老学生 ] 返信する

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> m_yutaka723さん
お久しぶりです。この記事は、喫茶店で新聞記事などあまり確認しないままに書いたもので、おかしなところが幾つもありました。
例の軍事演習も、米韓のものだったようです(日本とアメリカとは、別途行っている?その辺の関係は、実は今でもよくわかってません)。
北朝鮮も、もし戦争になったら、『体制の転覆』の可能性が高い(と私は思ってます)ので、戦争はやりたくないはずです(ですけど、人間がトップにいますので、最後は『やけくそ』の気持ちになってしまうという『確率』もゼロではないでしょう。
また、安倍首相もその気持ちの上では、戦争など望んでいないと私は思っています。ただ、両者ともに(そしてトランプ氏もまた)、『火遊び』がひど過ぎると感じます。
アメリカのトランプ政権に対する危機意識の高いのは、私も『m_yutaka723』さんも共通しているのではと感じます。
おそらくトランプ氏にとっては、日本、朝鮮半島など東アジアは、それこそ、『あっちの方』(今村前復興大臣の表現)の極みなのではないかと、想像しますので…。(つづく)

2017/5/1(月) 午前 7:09 [ 北京老学生 ] 返信する

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(続きです)
安倍首相がやっていることは、トランプ政権のこうした危険な行為(単に、新人大統領の『勉強期間中?』の行動と受け止めるにしては、あまりにもリスクが高すぎます)を事実上、『容認』しているように見えますので、非常に問題が高いと感じています。
明らかに『憲法上でも外交としても間違いである』と私も感じます。

もし可能であるなら、トランプ大統領に対して(彼のテレビショーでの『決め台詞』であったらしい、『お前はクビだ』と言ってやりたいところです。(もっとも、私たちはアメリカ国民ではなく、『外国人』にすぎませんが…)。

2017/5/1(月) 午前 7:12 [ 北京老学生 ] 返信する

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