北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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この記事の続きだ。


昨日(30日)書いた記事は、コーヒーショップで(新聞などは幾つかあったが、あまりその内容を参照しないで)まとめたものなので、幾つか事実関係について、あいまいな(または勘違いした)ことを書いてしまったようである。


一つは、『安倍首相が、(行政府の)『最高指揮官』である日本政府は、アメリカ(あるいは韓国)と合同軍事演習を展開していた。』などと書いてしまったが、これは『米韓合同軍事演習』と『日本と米軍との間の訓練(演習)』をごっちゃにしてしまったもので、『米韓合同軍事演習』というものは、あくまでも米軍と韓国軍との間の演習である(ちなみに、『朝鮮戦争』はいまだに、『休戦状態』ということになっている)。

もう一つは、安倍首相が大して緊急な要件もないのに、(北朝鮮との関係で『危機』にあるはずの)日本を離れて、(自身の疑惑に対して、『記者会見』も開かず逃げ回っている)安倍昭恵夫人まで同行して、ロシア・イギリスと『外遊』を続けていることに対して、疑問と批判を書いた。


ところが、これについても、いろいろと『言い分』はあるもので、昨日(30日)の『読売新聞』は、今回のイギリス訪問は5月26、27日両日、イタリアのシチリア島で開かれる『サミット』において、『北朝鮮の非核化』に関する連携を強化するためのステップなのだという。

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ちなみに、安倍首相は既に、3月下旬にドイツ、フランス、イタリアの三国を訪問ずみである。また、サミットの出席者(いちおう、ロシアを除いて考える)のなかでは、<米英仏伊の4首脳が初参加なのに対し、安倍首相は6回目のサミット出席で、12回目のメルケル独首相に次ぐ古株となる。外務省幹部は「安倍首相は議論をリードする立場だ」と語った。>ともこの『読売新聞』の記事では書いている。

さらに、ロシア、イギリスともに、最近でも『テロ』事件が勃発しているので、国内において、『テロ等準備罪』(別名、『共謀罪』)の成立を図りたい安倍首相としては、この際、国際的な『テロ対策の輪』の確立・強化を日本国民に対して、アピールしたいという『意図』はわからないでもない。


だが、このようなことをいくら並べてみても、(また、安倍首相自身が、日本を『戦争』に突っ込ませることを『望んでいる』とは必ずしも思わないが)このような政治の進め方は、極めて『危険』だと感じる。

なぜならば、安倍首相は、トランプ大統領の出現が契機になって、アメリカ、あるいは欧州を『新たな孤立主義・ブロック化』の危機が襲っているなかで、安倍首相自身が現在(意図的に)提携を強化しているのは、トランプ大統領のアメリカ、あるいは、(EU離脱を決めた)イギリス、そして、(サミットから『参加停止』を食らっている)ロシアなど、かなり偏った『潮流』に対してなのではないか、という気がする。


また、『我が国と価値観を共通にする国々』との連携などと言いながら、『韓国』(のしかも保守政権である朴政権)に対して、『大使の一時的な引き揚げ』などを命じていたのは、決して忘れることはできない。

(もちろん、こうした背景には、一つは、朴政権が『汚職・腐敗』を抱える政権であったこと、また、韓国国内の『市民運動』などの『圧力』によって、『慰安婦問題』を巡る『合意』への態度を変えてきたことなど、見逃せない点も幾つかある。他方、私は、この『日韓合意』そのものが、当事者である『慰安婦』とされた方々を置いてきぼりにして、『合意』自体を自己目的化していたように見えることなど、問題があったと感じる。)


だが、しかし、(安倍首相を支持しているという、『日本会議』系の人々の主張・運動などを見ればわかるように)基本的に安倍首相は、韓国・中国(特に韓国への態度のほうが問題だ)に対する『嫌悪』を隠さず、しかも、『国民感情』と『国家に対する態度』を分離できない、そのような『情緒』的なムードを抱え込んだ政権でもある。


これこそが、安倍首相のもとで、日米韓の『連携』が本当の意味で進むことが難しくて、結局、今回の、に(パククネの次の政権に向けての)大統領選挙の状態が示すように、韓国の国民感情は、むしろ、『日本よりも北朝鮮』を選択しかねない状況にあるみたいだ。


韓国の『保守』の側が、例えばアン・チョルス候補に支持を『一本化』することなどできず、逆に野党第1党『共に民主党』のムン・ジェイン候補が圧勝の勢いだという。

これは、北朝鮮の『核』を巡る、朝鮮半島の危機のなかで、韓国がますます北朝鮮になびいているということであり、それこそ、安倍政権が存在していることによる『反作用』であるともいえる。


こうしたことを考えると、安倍首相の政治の方向性というのはますます、世界を『トランプ大統領応援』(さらに、明らかに『プーチン大統領応援』でもある)を通して、新たな『分裂』へと導き、東アジアにおいて、『日本の(軍事的以外の)プレゼンス』を低下させかねない、そのような『作用』をもたらしかねない、そのような政治なのではと感じている。


私は、別に安倍首相が、一人で世界の『問題』を引き起こしているとも考えないし、また、『中国』や『北朝鮮』とただ『話し合い』を進めていけば、(『自衛隊』に代表されるような)『軍事力』など必要としない、などとは全く思わない。


だが、それにしても、『北朝鮮からの脅威に対峙するためには、日本国民は、安倍政権をただ支援し続けるしかない』というのでは、日本の政治(と世界政治におけるプレゼンス)はますます『劣化』していくだけではないか、と感じている。






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