北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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安倍首相の批判ばかり書いていてもしようがないので…。

フランスと韓国、2つの大統領選の結果が出た。
どちらも『投票直前』の報道ぶりから考えると、順当な結果ということなのだろうが…。


フランスは、もっと『極右』とされるルペン候補が票を伸ばすかと思っていたが、予想以上の『大差』がついて、マクロン氏が圧勝した。

マクロン氏(無所属)が2075万票(66%)、ルペン氏(国民戦線)が1064万票(34%)という結果だった。
だが、フランスのような、上位2人による決戦投票という仕組みでは、このような結果に、なるのは、ある意味で当然のような気がする。

むしろ、第1回目の投票(4月23日)で、マクロン氏が第1位ではあるものの、得票率23.86%、それに対してルペン氏が21.43%と僅差まで迫っていたことに事態の深刻さは表れていたのだろう。


今回、マクロン氏が当選したのは(アメリカのトランプ大統領の言動などを見て)、『同じような人物』=ルペン氏を当選させてはならないという危機感が広がったのが、『勝因』なのであろう。
だから、『ルペン氏さえ当選させなければ良い』のであり、大統領になるのはマクロン氏でも誰でも良かったのではなかろうかとさえ、思える。

そういう意味では、この『39歳、史上最年少』という年齢だけではなく(単なる印象だけしかもっていないのだが)、見るからに『線の細そうな』?政治家が、今後、5年間どのような政治を実現しようとするのか、懸念を感じるのも事実である。


他方、フランスのように、やたらに(彼らの重視したい?)『理念』ばかり強調したがる国・社会の人たちに対しては、(私自身)『どうか勝手にやってください』という醒めた気分もどこかにある。

仮に、現在まで進められてきた『EU』の現実(その運営組織の実態、政治の現実)に問題があるならば、それは『改革』(変更)をしなければならないというだけの話であろう。
そうしたことを、『EU』として合意することができるのかどうか?

もしできないならば、『EU』もまた、よくある『フランチャイズ・チェーン』などの盛衰のように、『成功している時は、そのプラス面ばかりが強調されるが、いったん、外部不適応に陥ると、にっちもさっちもいかなくなる』ということになりかねない。


また、9日に投開票された、もう一つの大統領選、韓国のほうでは、最大野党『共に民主党』のムン・ジェイン氏が当選した。

こちらは、北朝鮮が危機の焦点化しているさなか(もっとも、この危機は、トランプ大統領あたりも、北朝鮮にまけずに『挑発的』な言動を繰り返している)で『親北朝鮮』とも見られているムン氏に対する『逆風』も吹くかという気がしたが、そんな風にはならなかったようだ。
(とはいえ、第2位のホン氏と、第3位のアン氏の得票を合計すると、ムン氏よりも多くなっている。ムン氏の得票率は41%ということである。)

私は、何となく(気分としては)アン・チョルス氏あたりが好ましいような気がしていたが、そもそもアン氏がどんな人だか、全くといって良いほど知らない(いつも、選挙の時に、『前評判』は高いが、結局、『失墜していく』というイメージしかしない)。


私は、もともと4年前の大統領選の時に、どちらかと言えば、(心情的には)パククネ氏を応援していた。
だから、今回、彼女が弾劾されたことには、『複雑な思い』である。
(それに、『規模』とか『悪質度』は全然異なるのかもしれないが、安倍首相夫妻も『似たような印象』を与えるようなことを、いろいろやっている。)

ただし、私はパククネ氏の政治に『賛同』していたわけではなく、『慰安婦問題』を巡る『日韓合意』は、国際政治と(韓国の)国内政治の力学のなかで、安倍首相がパククネ氏に『押しつけた?』ようなものだと感じている。

『慰安婦』とされた『当事者たち』を置いてきぼりにしての『政治的決着』である。もっともそれに対して、『少女像』をいろんなところに建てて、『慰安婦問題』をこれまた『政治的シンボル』として操作する韓国内の(いわゆる)『市民団体』の動きというのも、はなはだ解せない。
ただ安倍首相のような人物に対して、彼らが格好の『攻撃対象』と認識しているであろうと、いうことだけはよくわかる。


もっとも、今回、韓国大統領選が迫ってる中で、安倍内閣が在韓日本国大使を『一時帰国』(それもかなりの長期間)させたのは、『北朝鮮の危機に対応するのが最大の課題』と言っていた、自らの主張に反することでもあり、韓国内の国民感情からすれば、(結果的に)ムン・ジェイン氏を応援するようなことになった、と言えるのではなかろうか?

日本国内では、ムン・ジェイン氏が大統領に当選したことへの『反発』もあるようだが、安倍首相が日本のトップとして、この間、韓国という国に対して、どのような視線を向けてきたかを考えると、ある意味では、(安倍首相の)『自業自得』といえないこともない。


安倍首相のような政治路線は、結局、『中国包囲網』もうまく構築できないだけではなく、やがて朝鮮半島全体を、北朝鮮の国のありかたに『親近感』を感じる勢力が統治する(つまり、日本にとって、『決して望まない』事態をもたらす)ことにつながりかねない。
そんな気がしている。

ともかく、ムン・ジェイン氏にしても、自らの得票は全体の4割に過ぎず、また『北朝鮮との交渉』は誰がやるにしても、難題には違いないので、これから大変な日々になることは間違いないだろう。

(それに、韓国は北朝鮮だけでなく、日本、中国などいろんな国との関係を考えながら政策を展開していく必要がある。特に、韓国が『中国離れ?』を示した途端に、中国が韓国に対して展開した、執拗な政治的経済的攻撃は、中国という国が、自らの『属国』とみなす国をどのように扱うかの『一種の見本』ではあった。)







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率直に言うと、私はヨーロッパ全体が一つになるとか、元来根っこから理解できません。
それぞれが個性的で何度も歴史上戦争を繰り返し、しかも、アメリカと言うモンスターや中国やさらにはイスラムと言う得たいの知れぬ混沌としたなかで、トリアエズお金、経済的なブロックを作り上げておこうと言う発想そのものが愉快じゃありません。

だって、そもそもが己の国、自分達の経済を守りたいから出発してるわけですから、仲間の誰かが破産したり、一人勝ちになってくるとガラガラポンでしょう。

国家の通貨発行権をなくしておいて、独立採算のブロック経済共通通貨、、、そんな勝手なおいしい話があるわけがないと、ドシロウトは思います。

ま、韓国もおフランスも、あきえあべ政治と同じで勝手にやるでしょうよ。国家の危機、でんしゃもとめろと言いながら出張書類もない奥さま同行で御外遊遊ばされるいとやんごとなき三代目、バカさま、、、御勝手にやってんじゃん。完全にメディアの監視も国民感情も代表議会も小バカにされてる んじゃありませんでしょうか。

年上妻にわくおフランス、犯罪大統領の後がまの心配ところじゃありません。 削除

2017/5/12(金) 午後 0:13 [ ] 返信する

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> ぜさん
EUについては、珍しく意見が一致するようですが(年寄りだから、『悲観的な話』をすると一致するのでしょうか?)。
別に安倍首相は、北朝鮮のミサイルが飛んだから、『電車を止めろ』とは言ってないと思いますよ。過剰反応をしているので、安倍首相自身がびっくりしているのではないでしょうか。

2017/5/12(金) 午後 8:43 [ 北京老学生 ] 返信する

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> 北京老学生さん
私も、阿倍総理が止めろとは言うつもりはありませんでした。はい、主語を明示するべきでした。

私はせっかちですから、、、此も年よりの特性でしょう、結論を急ぎがいですから時として間違った文脈もしばしば起きます。ま、段々に馴れてください。

中央銀行が通貨を自由に発行せずにどうやって経済や財政を、それぞれの国情に応じてコントロールできるのかさえ素人の私には不可解なのです。
また、全く感情ですが、国民の二十パーセントが公務員で朝から飲んだり歌ったりしてるなんて国をイッショに運命共同体にして、など気持ちが許しません。

夢をもって目覚め、誠実に働き感謝して眠りに就きたい、と思うわけです。これは、アノ副総理がいっておるのですが、その口ほど曲がった考えではないと思っています。

ひょっとしたら労働と賃金、資本主義や組合活動、更には社会主義とでも言うものを理解してないだけかもしれません。ヨーロッパなんてゼーンゼン分かってませんから、、あ、此の主語も、ワタシ、です。 削除

2017/5/13(土) 午前 0:27 [ ] 返信する

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> ぜさん
『国民の二十パーセントが公務員で朝から飲んだり歌ったりしてるなんて国』というのは、どこの国のことですかね。
日本も、公務員の比率は、かなり高い方ではないかと言う気がします。
それに、日本でもどこでも、『夜勤明け』とか『早朝勤務明け』の人は、その後、飲んだりしますよ。場合によってはそうして、眠りをとらなければならないこともありうるわけで…。
私は、むしろ、『ぜさん』という方は、中国などの『社会主義』にあこがれている人かと思ってました。よく、地方で選挙に立候補し続けている人で、そういう人たちがいたもので…。
勘違いしていたのですかね。
もちろん、私は(いわゆる)『社会主義』に対して、批判的・懐疑的です。

2017/5/13(土) 午後 2:05 [ 北京老学生 ] 返信する

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社会主義と言うか、本で読んだり学校で教えられた事が、違う、ミンナ平気のへいざででテキトーにヘラヘラやっているのがどうにも承知が出来ない。

いつまでも幼稚なんです。

社交の術も余裕の金もないのに、ちょっと気取った暮らしや気分は味わいたいし、だからといって何処かに尻尾をふる諦めもなかったわけです。

不満分子でしょうね。

ですから、ミギヒダリ無いんです。選挙も、ホシュ無所属と言う、へ、みたいなカテゴリでした。ま、最終的に落選、ですからそれでよいのです。

二十はギリシア、ヨウキニ歌っているのはイタリアのつもりで書きました。ガセ、不正確かもしれませんね。

だからと言って正確でもっとも新鮮な情報を手にしたとして、果たしてその判断材料によって正当に事故決定できるかどうか、アヤシイ訳ですから情報の精度は,、レトリック或いは、立場に埋没するのでしょう。

現に、日本をカミノクニ、或いはアメリカの属国、更にはヤッパ日本が一番、パラダイスと判断、出口は様々です。重ねて言いますが、ワタシだって思想としても現実の政治の形態にしても社会主義を信じるほどおバカではありません。 削除

2017/5/13(土) 午後 8:58 [ ] 返信する

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> ぜさん
いやあ、最初のほうで、『団塊の世代は団結すべき?』みたいなことを書かれていて、中国に何度か行って、先方(中国)からあんまり相手にされなかった、そして地方で選挙に何度も立候補しているというようなことを書かれていたので、てっきり、昔の『中国派?』(〇〇党とな名乗っているのとかあったような気も)系のかたかと思っていました。
昔、地方議員の選挙(東京の区議会ですが)を手伝ったこともあって、選挙の候補者というのは、『普通の人間』では務まらないな(一種の『俳優的人間』でないと)という気持ちを抱いたことがあります。

2017/5/14(日) 午後 0:29 [ 北京老学生 ] 返信する

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今だって、一般論ですが有る世代が時代と問題意識を共有して、目前の処理や次の世代への橋渡しをするべきだと思っています。
団塊に限って更に言えば、少しromanticな郷愁も漂っているか知れません。数も多い訳ですからマジョリタイアン民主の大きなボリュームですからね。

中国で相手にされないのは経済、お金のメリットがないからだけです。
老荘思想や文字の発見と使用は、とりもなおさず大きな領地の政治と経済支配を容易にするわけですから、此のいずれにも影響しないのは、エセ坊主の念仏です。

また、地方政治にかかわる役者、演劇性は、その通りでしょう。
田舎に行けば行くほど、人気者世話役、おっちょこちょいのかるーい技が要求されるでしょう。

ソウイウ意味ではフツーではなく、小回りと愛嬌。できれば小銭もあっておや兄弟がしっかりしてて、嫁さん美人で娘は泣き上手、、、と言う語るに落ちる痴呆自治です。痴呆はこれで正確で、誤字でありません。

バカがいくら利口な真似、フリヲシテモ一向に賢くはなりませんが、バカな真似振りを続けると知らず知らずのうちに、オバカさんになります。
、、、ですから、 削除

2017/5/15(月) 午前 11:32 [ ] 返信する

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> ぜさん
『団塊の世代』論は、あまり書きたくありませんが、『有る世代が時代と問題意識を共有して、目前の処理や次の世代への橋渡しをするべきだ』とは全く思いません。
というのは、そもそも『問題意識』など共有していないからです。40年前に『共有した』と思い込んでいた人々がいたかもしれませんが、それは、その世代の(現実的には)一部=少数派でしかありませんでした。
それが、さらに『分解して行っている』ので、ほとんど意味がありません。
『数も多い訳ですからマジョリタイアン民主の大きなボリューム』とお書きですが、それが実際は、最大の問題です。
もはや、『老害』という側面を脱するためには、それを自覚することが必要ですが、それは『無理な相談』でしょう。
『団塊の世代』の一部が体験したのは、『大きなお祭り』ですがそれを体験して、今度は『会社のなかのお祭り』に参加して、日本の社会の肯定的な側面も、否定的な側面も後押ししてきたというのが、現実の姿でしょう。それが『良い作用』だけを果たしうるというのは、一種の『幻想』だと思います。

2017/5/15(月) 午後 1:19 [ 北京老学生 ] 返信する

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一過性のそれもほんの一部の熱狂。その後の経済社会での功罪。老害論。

全て、想像する範囲ですがおっしゃる通りでしょう。
ニュアンス、モノの言い方だけの違いかもしれぬとは思いますが、好まれぬ話題と言うことですので、ジ、エンドにします。

ところで、今日は犬養首相がテロに倒れた、515ですね。
午前中、彼の首相就任の演説を聴きました。 削除

2017/5/15(月) 午後 3:17 [ ] 返信する

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