北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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2日の東京都議選の結果が出てから、1日半くらいが経過した。
今日(4日)は午後から、(台湾に関する)あるイベントに出席するので、今のうちに記事を書いてしまおう(台湾のイベントについては、明日の記事にでも書くつもりだ)。

東京都議選の結果は、2つの側面があるように感じる。
簡単にいうと、『都民ファーストの圧勝』と『自民党の惨敗』である。これらは、相互に『裏表の関係』にある。

というのは、都民ファーストと自民党以外は、おどろくほど、議席数に変動がなかったためだ(いずれも、告示前議席数と今回獲得の議席数との比較)。


公明党 22議席→23議席(22議席は告示前の議席数、前回当選は23議席ということだ。都議会は告示前で『欠員1』になっているので、これと関連しているのかもしれない)
共産党 17議席→19議席
民進党 7議席→5議席(前回当選は15議席)

こんな感じだ。
共産+民進で考えると、24議席のままで変わらない(もちろん、前回当選議席で見ると異なるが…)。


おおざっぱに見ると、都議選で行われたのは、自民がへこみ、都民ファーストが突出するということであった。
これが、結局、都民ファーストが(今後)国政レベルで自民と提携するということになれば、国政の観点からすると、『あまり、何にも変わらなかった』『大騒ぎして、何が変わったのか』ということで終わってしまうだろう。
このように見る人たちが、結構、いるであろうことは承知している。


私も、前から書いているが、小池氏については、特に『期待』などしていない。ただし、いかにも『巧み』であることについては、認めざるを得ない。

このように、仮に『時間の流れ』を変えてしまって、『将来的に、都民ファーストは自民党と提携するであろう』ということを、今の時点に置き換えてしまえば、いろんなことが違って見えるであろうことは、理解できる。


しかし、問題は、今の時点で安倍自民党のまさに『暴走』としかいいようのない政治展開に対して、『待てよ』という声が、都民ファーストの勝利という形を通して現れたと考えれば、一昨日の結果にも意味があるのではないか、と思われる。

今回の都議選の結果が、『安倍退陣』に直接、結びつくかどうかはまだわからない。
より強化された、『安倍政治』が今後展開されていく可能性も残されている。


しかしながら、安倍首相の『自分の総理の任期』に合わせて、何が何でも『改憲』を推進しようとする、『自分勝手』『国よりも私を優先している』ように見える政治手法に対して、保守の内部においてすら、『待った』がかかったかに見えることは、強調しておきたいと思う。


今回の都議選は、例えば投票率が、さほど上がらなかった(前回の43.5%が51.27%へと7ポイント弱上昇した程度である)。
これは、『小池旋風』で熱狂した都民が、(もちろん、ある程度はいるのだが)『それほどいなかった』ことを示しているのではないだろうか?
(ちなみに、前々回の2009年の都議選は54.4%であった。また、前回の投票率は、過去2番目に低い投票率であったという。)

また、出口調査などの結果を見ると、小池都知事の支持率は、年配者よりも若い人たちの間で高いようである。
こういう記事を昨日、どれかの新聞で読んだ印象があって、先ほど探してみた。
すると、昨日(3日)付の『読売新聞』に次のように、出口調査の結果が書かれていた(少し、『記憶』とは違っていた)。

<小池知事への支持・不支持を年代別でみると、「支持する」では年代による差が見られなかった一方、「支持しない」は70歳以上で18%と高く、18、19歳では10%にとどまるなど、高齢者ほど「支持しない」が多く、若年層になるほど少ない傾向があった。>

これなどは、高齢者の場合、これまでいろんな政治家(あるいは「新党」)の人気があがったり下がったりするのを見てきたから、経験上、「またか」と感じたりする。しかし、18、19歳などの若者にとっては、そうした過去の「記憶」がないから、わからないということが言えそうだ。

考えてみると18歳や19歳の若者にとっては、安倍首相以前の総理大臣(特に自民党の総理大臣)の記憶など、ほとんどないと言ってよいのではなかろうか?

 
長々と書いてしまったが、要するに、小池氏なども、過去において「騙された経験」などあまりない若者にとっては、「新鮮」に見える。しかし、何度もそのような経験を経てきた高齢者層にとっては、「またか」と思われる。
そのような差があるのではないか。だから、(幸か不幸か)小池氏に期待して、「政治を変えよう」と考える人は、それほど多くないように思える。

実際、起きているのは、自民党支持層だった人たちを中心に、『安倍自民党』にはあきた(あきれた?)から、今度は(お灸をすえる意味も兼ねて)小池氏に票を投じてみようかというようなことではなかったのかと思う。
(女性の支持者のなかには、もっと深い思いを込めている人もいるのかもしれないが…。)


そういう意味では、今回の結果を、例えば『安倍改憲』に対する抵抗運動に弾みをつける契機にできるかどうかは、今後の展開次第だと思われる。
現在の国際情勢に対する見方は、人さまざまではないかと感じる。

だが、最低限、安倍首相のような『国民の間の亀裂』をさらに拡大して、『憲法改正』を『強行突破』しようとするような<政治手法>に対しては、相当、抵抗感が強いのではなかろうかと感じる。

(なぜ、そこまでして、安倍首相は『憲法改正』をしたがるのか?
しかも、安倍首相は、『憲法9条』を変えても、何も現状から変わらないとも言っているのに…。
このことの『矛盾』に多くの人が、首をかしげているのではなかろうか?)

ただし、『憲法改悪反対』だけでは、多くの人の前向きのエネルギーを結集して、『政権維持勢力』を持続的に構想していくのは難しいというのも、事実であろう。
(一時的にストップをかけるという意味はあるにせよ。)






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