北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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この記事の続きだ。


昨日(7日)、ツイッターを見ていたら、女優ののん(能年玲奈)さんが、台湾からツイートしていた。
台湾で開かれている映画祭で映画『この世界の片隅に』が上映されるということで、初めて台北に到着したようだ。

ファンの出迎えを空港(台北の松山国際空港だったらしい)で受けて、さらにメディアから何か一言をと言われて、彼女が『I love Taiwan』と言っている音声も収録されていた。
(中国語か台湾語ででも言ったほうが、もっと喜ばれるのかもしれないけど…。)

台湾では今月下旬から、『この世界の片隅に』が映画館で一般公開されるようで、私も台中市に戻ったら、見に行こうかと思っている。



(他方、国連で核兵器禁止条約が採択されたというのに、国連加盟193カ国中124カ国が参加したというこの交渉会議に、日本は参加すらしていない。
オランダはこの会議で反対、イスラエルは棄権したというが、これらの国よりも、破廉恥な対応を『唯一の被爆国』と称している我が国の政府はとっている。

『この世界の片隅に』は広島の原爆投下をも描いた映画であり、日本の政府の『バラバラな対応ぶり』が余計、世界に発信されつつある。)



前置きが長くなったが、昨年(2016年)就任した、台湾の蔡英文総統は今年、電業法(電気事業法法)を立法院で改正させることに成功し、2025年までの『脱原発』と2050年までの(2005年比で)50%の温室効果ガス削減を法律のなかに盛り込んだ
(天然ガス発電を50%、石炭発電を30%、再生可能エネルギーを20%という構成に転換していくという)。

さらに、台湾唯一の公営電力会社である台湾電力公司(国営)を発電、送配電・電力小売りに2分割し、台湾電力の独占体制を打破し、電力の自由化に踏み出すことを決定したという。

ただし、これは、2015年の発電量構成が次のようなものであることを考えると、極めて野心的な目標にも見える
(先ほどの目標の話と、『構成要素』の表示の仕方が、少し異なっているが…)
火力81%、原発14%、水力3%、再生エネルギー2%



ともかく、『FoE Japan』のスタッフの深草亜悠美さんが、今年4月末から1週間、台湾を訪れたという話の続き。

訪れた先は、第1、第2原発周辺で反対運動をやっている人々(台湾環境保護連盟北海岸分会の人たち)、荒野保護協会の人々、緑色公民行動連盟の人々、さらに脱石炭の運動を展開している雲林の市民団体の人々、台中火力発電所の動きを注視している人々、台湾健康空気行動連盟の人々、あるいは行政院(内閣と各省庁を合わせたものに相当する)のエネルギー・温室効果ガス削減の副執行長も務めるという、台湾大学の林子倫教授など多くの人々を短時間に訪ねたようだ。

実に数も多いし、多方面の人々と会っている。
『FoE Japan』という環境方面で実績のある?国際環境NGOの日本組織のメンバーであるということで、信頼がされているのかもしれない。

また、彼女はこうした訪問の間に、現地の国際会議にも出席し、発言(英語で?)したようであり、その活動量の大きさにびっくりさせられる。


この報告のなかで、驚いたのは、私が3月から住んでいる台中市の火力発電所の話が出てきたことだ。

イメージ 1


台中市には、PM2.5の排出源の第1位?とされている台中火力発電所があるという。
(これまで10の煙突があったが、11番目と12番目の拡張工事を行っているらしい)。

イメージ 2


3月に台中市に入った時に、以前、住んでいた北京ほどではないかもしれない(上海よりもひどいような感じも受けた)が、随分、台湾も空気が汚いなと感じたものである。

オートバイもクルマも非常に多いので、それらのせいかもとも思っていたが、このように大量にPM2.5を排出する汚染源があるとは、驚いた。

台湾は、前に住んでいた北京(ただし、そのころは、まだPM2.5という言葉はさほど普及していなかった)や上海と比べても圧倒的に、マスクをしている人が多いと感じたが、それもこのような、社会的背景があったのである。

なお、台湾のPM2.5汚染は、国外(中国、韓国、なかには日本も汚染源であると主張していることもあるらしい)の要因も指摘されている。
ともかく、台湾では原発に対する危機感と並行して、PM2.5による汚染に対する危機感も高まっている。


イメージ 3

イメージ 4

これらは、脱原発のデモの盛り上がりを追いかけるようにして高まっている、大気汚染に対するデモの様子である。
こうした運動の中では、各地で少数民族・原住民(台湾では先住民という言葉は、今は亡き人々と言う意味があるので、使われていない)の人々が、自分たちの郷土を守り、誇りを取り戻す闘いとも連動して拡がりを見せているようであった。


さらに、深草さんは台湾の主婦連の人たちとも交流をしたといい、それに対して、『主婦連?』などとびっくりするような反応もこの講演会に参加していた人の中からも、(一部で)あがっていた。

しかし、日本でも例えば、大気汚染や公害の問題が大きく取り上げられた1970、80、90年代において、『主婦連』が活躍していたことを考えると(主婦連は、今でも組織として存在し、運動を展開している)、決して不思議な話ではない。

今、日本の各地で、『生協』関連の団体が活動しているが、この『生協』と似たようなことを台湾の『主婦連』の人々はやっているようだった。

それから、この話を聞いて、台中市の自宅(マンション)の近くの図書館に、『主婦連』の大気汚染などに関するチラシが置かれていたことを思い出していた。
(そのチラシの写真のファイルを探したが、すでに処分してしまったのか、みつからなかった。)
(つづく)





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