北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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この記事の続きだ。
https://blogs.yahoo.co.jp/mochimoma/21658897.html
(もっとも、これだけお読みいただいても、それなりにわかるように書くつもりだが…。)


昨日(10日)の午前9時半すぎから、合計7時間にわたって行われた加計学園疑惑に関する(国会の)『閉会中審査』、テレビの『ワイドショー』番組での取り上げられかたを、ざっと見ていた。

(録画したものを、『閉会中審査』に関するものだけ見るというやりかた。『羽鳥慎一モーニングショー』『スクランブル』と『ひるおび』を見た。)


『ワイドショー』というと、よく馬鹿にしたような見方をする人がいるが、本日、この話題に関していうと、結構、真面目に取り上げていたように感じる。

特に、このなかでは、TBSテレビの『ひるおび』が時間をかけて、ていねいに報道していた。
いつもの、(安倍首相官邸の)『ちょうちん男』=田崎史郎氏(時事通信・特別解説委員)が今日はどういうわけか、出演していなかったので、余分な『雑音』『まぜっかえし』が入らずに、効率的に問題の核心を突くことができたのかもしれない。

(なお、新聞のほうは、デジタル版を購読している『朝日』と『日経新聞』の見出しを斜め読みした程度で、まだあまり読んでいない。)


前篇で書いたことと一部、重複するかもしれないが、昨日(10日)の国会審議は、十分、意義のあるものだったといえる。

というのは、安倍首相の『ていねいに説明する』という言葉とは、裏腹に、真実を隠蔽し、国民の『あきらめ』と『忘却』に期待するという、(日本の国民の、いわゆる『民度』というものを)ひどく『みくびった態度』が明らかになっているからだ。
(これは、安倍首相の建前である、『世界の中心で』日本を輝かせるという話と、全く真逆のことを実践していることになる。)


重要な『キーマン』は、(証人喚問はおろか)『参考人』としても一切、出席させない。
(これまでの森友学園の話を含めて言うと、安倍昭恵夫人、加計孝太郎氏、和泉洋人・総理補佐官、杉田和博・官房副長官などである。)

これらの証人、参考人を誰が出さないかと言うと、(今日の『ワイドショー』では、それを聞いて、『えーっ』という率直な驚きの声をあげる、芸能人のコメンターもいたが)もちろん、安倍首相自身の『ご意向』である。

しかも、安倍首相あるいは菅官房長官は、国会論議、参考人招致の予定などについて聞かれると、常に、『国会のことは、国会でお決めいただく』という(三権分離の)建前ばかりを口にする。


しかし、実際は、前に籠池氏を参考人招致というステップを飛ばして、証人喚問したのも、安倍首相が怒りまくって、『証人喚問せよ』と指示を出したがために実現したということを知っている。

また、国会で強行採決を繰り返したり、あるいは先の『共謀罪』審議のときのように、『委員会採決』すら省略して、『中間報告』などという『奇策』を採用するのも、安倍晋三さまの『OK』(あるいは、強力なプッシュ)が出なければ、実行などできるはずがない。


昨日の審議で、菅官房長官のような『伝聞マン』(他人から聞いた話ばかり伝える人物)が登場し、実際に前川・前文科事務次官と直接、『やりとり』をしたはずの、杉山官房副長官や和泉総理補佐官などが参考人として出てこなかったのも、安倍晋三さまが、『必要ない』という態度であったからである。


さらに、昨日の議論では、『獣医学部』を新設するための『石破4条件』と呼ばれる(閣議決定している)要件を、十分審議し、(さらには、最終的には、京都産業大学との比較を行った上で)加計学園における獣医学部新設を決めたのではなかったことが、むしろ浮かび上がってきた。

それは、山本幸三・地方創生担当大臣の昨日における答弁ぶり(民進党・緒方林太郎氏の質問に対する)に象徴的である。
彼は、4分半にわたって、(官僚の書いた)答弁書を早口で読み続けた。
いわば、『お経・男』である。

(この部分を、テレビ朝日の『羽鳥慎一モーニングショー』ではただ早回しするだけで、その中身がわかるような形で伝えていなかったが、これはやや問題のある伝え方である。)


その内容は、そもそも、仮にゆっくり読み上げたとしても、内容的に問題があるシロモノである。
さらに、4条件の一つでもある、獣医師の『需給』(特に需要)について、『量や数をはっきり示すことは無理』『せいぜい、定性的な傾向しかわからない』などと、一般論を述べ、自ら『4条件』の土台を否定してみせている。

これなどは、『政策』を決定すべき役人が、自らに課せられた『閣議決定』に基づく要件を『否定してみせる』発言であり、デタラメもはなはだしい。


このような答弁を行う担当大臣というのは、(共謀罪に関して、まともな答弁ができなかった)金田法務大臣と同様に、『更迭の対象』以外のなにものでもない。

このようなはなはだ、国民を馬鹿にしているとしか言えない言動が横行しているのも、この内閣の『最高責任者』という地位に、ふさわしくない人物が『恋々として』氏が見続けているからである。


安倍首相は、ドイツでのG20が終わって以降も、北欧諸国の外遊を続けて、なかなか日本に帰ってこなかった。
そして、昨日の『閉会中審査』がようやく終わったとみるや、『九州北部での重大災害』発生を理由に、(最後のエストニア訪問を打ち切り)本日の午後、日本に帰国するように、予定を変更した。
(すでに、もう羽田空港に到着したという。明日は、福岡・大分に向かうらしい。あの稲田防衛大臣とお揃いで行くのだろうか?)

このことに、おそらく怒ったのであろうと、思われるのが(訪問をドタキャンされた)エストニアの側である。
本日(11日)、在日エストニア大使館の公式ツイッターは、

<NHK『安倍が被災地思い予定繰り上げ帰国』
9日夜7時・8時45分報じる
3か国中、最後のエストニアだけ削るという
北欧2国も削っちゃうと、閉会中審査出られない理由がなくなる>
というある個人のツイートを、リツイートしてみせた。
(その後、『削除』したと言う話もある。)


おそらく、これは『エストニア』という国の、(一種の)『抗議』の意思表示ではないかと言う気がする。
『我が国を馬鹿にするな』という意味だろう。

(エストニアというのは、ラトビア、リトアニアを含めて称される『バルト三国』のなかで、最も北寄りの国である。このうち、リトアニアは杉原千畝氏が第二次大戦当時、領事代理として赴任していて、ユダヤ人に対して『命のビザ』を発行したことで知られている。)

安倍首相の外遊は、国費の『無駄遣い』であるばかりでなく、我が国の評判をさらに低下させるために『寄与?』するようなことばかりしている。








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閉会中審査の後に自民党の竹下国体委員長は「このレベルの議論だったら・・・」という事を言ったようです。この人の言葉にはいろいろ問題があるのだけれど、政府側が真摯に情報を出さない姿勢が[このレベルの議論」になっている自覚はないんだろうな〜と思う次第。でも結局、何のために審査だったか。と言うのは残ります。
(山本大臣は、小声でぶじゅぶじゅとしか言わないので、大半が何を言っているのかわかりません。あれで、質問者もよく聞き取れるな〜と感心しているのですが)

文科省の大学設置審についてはこちらが参考になりましたので、紹介いたします。
⇒ tl.gd/n_1sq14sd
これを読んで、今回の問題の見方が変わりました。

2017/7/11(火) 午後 10:02 [ m_yutaka723 ] 返信する

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> m_yutaka723さん
ご紹介いただいた、郷原信郎さんの文章を読みました。
『これを読んで、今回の問題の見方が変わりました。』 というイントロ付きの紹介だったので、正直、やや胸騒ぎがしながら読み始めたのですが、今回の問題につき、より『不正の疑い』が濃いということを、大学設置手続きの実務を踏まえた指摘だったので、安心?しました。
たしかに、私の経験でも(以前、酒類の流通に関する規制緩和の話でも体験しました)マスコミの書くことは、基本的に政府、役所の発表する文書に基づきながら発想していくような気がしています。
だから、そこにおいて、『何か』が隠されている場合(それがしばしばあるような気がするのですが)、それをスルーして論じてしまうという『罠』に陥りがちな気がしています。
マスコミは、意外と(というか、それが当然なのかもしれませんが)専門性が希薄で、しかも、個人の記者のレベル以上にそれが、蓄積されていくことができていません。
20年近く前でもそうだったので、新聞社などの経営環境が悪化している現在ではより『劣化』している可能性が大だろうと感じています。

2017/7/12(水) 午後 3:12 [ 北京老学生 ] 返信する

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> m_yutaka723さん 続きです。
この郷原さんの指摘は大変、面白く(ただし、もう一度くらい、プリントでもして、さらに参考資料=リンクが外されているものがたくさんありました=を見ながら読み返さないと、ストンと落ちない部分もあるのですが)、今回のと同様の『規制緩和』に関する専門的な話について、騙されないでその『本質』に突っ込んでいくためには、もっと私自身、『勉強』が必要だと感じます。

だいたい、『規制緩和』については、それ自体『非常に良いこと』と決めつけてかかるか、あるいは逆に、『どこかの陰謀?』みたいな観点で、『全否定』でとらえてしまうか、ともかく偏っていて、しかもファクトに基づかない、粗雑な論議が、マスコミでもあるいはネットでも多すぎるような気がしています。
紹介いただき、有難うごさいます(郷原さんの書かれていることは、私も以前から、注目していました)。
あと、この問題については、企業内部の『不正』、『内部告発』やコーポレート・ガバナンスに関する議論も参考になるのではなかろうか、と感じています。

2017/7/12(水) 午後 3:14 [ 北京老学生 ] 返信する

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> m_yutaka723さん
郷原さんのご指摘の件、本日の記事にまとめてみました。
(手抜きな『記事』で恐縮ですが…。)
また、コメント欄で教えていただいたことも書いてしまいました。
何か、不都合な点がありましたら、ご指摘ください。(事後的で、これまた恐縮ですが…。)

2017/7/12(水) 午後 9:19 [ 北京老学生 ] 返信する

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