北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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台湾から、昨日(23日)の仙台市長選の状況と、本日(24日)の閉会中審議(衆院予算委員会)を(台湾・台中市から)ネットで見ていた。

前者は主にネットのツイッターで確認し、後者は『NHKワールドプレミアム』(NHKテレビの海外放送)とインターネット中継で見ていた。
閉会中審査は明日(25日)も参議院で行われるので、今日(24日)、仙台市長選についてのみ書いてみたい。


仙台市長選については、野党候補が勝つのかどうか、最後まで半信半疑だった。

それほど、安倍首相に対する『怒り』が燃え上がっているのかどうか、確信がもてなかったためだ(『支持率』がどんどん下がっているのを、ただ面白がっているだけではないのかという、雰囲気を感じないでもない)。
だが、意外というか、やはりというか野党候補(郡和子氏)が勝利した。

もっとも得票は、165,452票 次点の菅原裕典氏(自民・公明・こころが支持)が148,993票で、3位につけた林宙紀氏が61,647票だった。

仙台の政治状況は、全く知らないのだが、林宙紀という元ニュースキャスターで、みんなの党→結いの党→維新の党→民進党という経歴をたどった前衆議院議員(2012年〜2014年)が、自民党支持者や公明党支持者の票をある程度、集めたことが結果として、郡氏の当選につながったようにも見える。
(郡氏も林氏もどちらも、民進党系の前衆議院議員である。)

この選挙での投票率は、44.52%で前回選挙の30.11%に比べると14.41ポイント上昇している。
もっとも前回、2013年の仙台市長選は、現職の奥山恵美子市長と共産党の推薦する候補の2名しか立候補しておらず、ある意味で奥山市長が当選するのが当然というような『無風選挙』だったから、30.11%という低い投票率であったことも理解できる。

(現在、日本全国で、共産党の支持だけで勝利できる首長選挙というのは、かなり限られた条件においてしか成立しえないと思われる。)

30日には、(私の自宅がある)横浜の市長選が予定されている(既に私は『期日前投票』をすませたが。投票先は、これから述べる、伊藤氏だ)。

実は、4年前の2013年に実施された横浜市長選も、投票率は29.05%と過去最低であったという(そういう意味では、仙台市長選ともよく似ている)。
その時の候補者というのも、林文子氏(現職、2期目、民主・自民・公明推薦)のほかは、共産党推薦のしばた豊勝候補だけ(その他、泡沫っぽい候補も1名いたようだが)。

おまけに、林氏は、当時、<全国最多だった保育所待機児童数をゼロにした>という実績を売り物にしていたこともあって、69万4,360票を獲得し、13万4,644票のしばた氏に圧勝した。
(この保育所待機児童数は、現在、『隠れ待機児童』の存在が指摘されているし、また横浜市の待機児童数を減らすための取り組みには、見るべき点も多々、あるが、他方で問題点も指摘されているようだ。)

しかし、今回は、林氏も3期目である。
林氏は、2009年に初めて立候補した時は、民主党推薦・国民新党支持という態勢のなかから当選したが、徐々に、自民党寄りに『シフト』させているように見える。

今回は、林文子氏(71歳、無所属現職、自民・公明推薦)のほか、伊藤ひろたか(大貴)氏(39歳、無所属新人、元横浜市議)、長島一由(かずよし)氏(50歳、無所属新人、元衆議院議員・逗子市長)の3人がたっている。

横浜市は、自民党の菅官房長官の地元でもあり、自民党の勢力が強い。おまけに、民進党は、もともと林氏をこれまで推薦してきたこと、あるいは伊藤氏が元民進党所属の市議であったこと、長島氏も元民主党所属の衆議院議員(神奈川4区)であったこと(2012年に民主党を離党)などから、今回の選挙について『自主投票』の立場をとっている。

この3人の中では、長島氏が、最も『独自の戦い』を展開しているとみなされている。
(正直言って、どういう人たちが長島氏を支援しているのかよくわからない。)


今回の選挙の争点は、カジノ誘致問題と中学校の給食問題などであるとされている。
カジノについては、自民党は『横浜の地域振興』と『日本の成長戦略』の一石二鳥であるとして推進の立場であるようだ。

ただし、横浜の自民党のなかの一部に『強い反対意見』があること、また、女性支持者層からの反発をおそれて、林氏はいまのところ『白紙』という立場である。東京新聞のアンケートに対しては、『国レベルで議論が進められており、その中身を見た上で適切に判断していくべきもの』と回答している。
(つまり、当選後は、どう変わるか分からないということ。)

中学校の給食は、横浜ではずっと実施されていない。それは、林市長自身が、『家庭弁当が基本』という意見を持っているようで、現在、『ハマ弁』と称される業者の配達弁当(それも、事前の申し込みなど手間が大変で、ほとんど利用されていない)があるのみである。


これらの問題について、伊藤氏も長島氏もカジノに対しては反対、また学校給食については、長島氏が『ハマ弁業者との契約が終わる2021年度以降の中学校給食実現を目指す』、伊藤氏が『市民ニーズの高い給食を実施すべきだ。これまで給食を求める声に向き合ってこなかった』などと答えている。


東京新聞などの報道によれば、<民進は伊藤さんを支援する旧維新系と、林市長を推す旧民主系の意見がまとまらず、支援団体の連合神奈川は林市長の推薦を決定>などとしている。
しかし、昨今の、『残業代ゼロ法案』へ賛同しようとする『連合』本部の(安倍内閣との)協調路線が連合の中央執行委員会での議論でも、下部の組合からの幅広い反発に遭遇するなど、これまでの『連合』のお墨付きはかえって、マイナスにシンボルに転嫁しつつある。

他方、市民団体レベルでは、伊藤氏を支援し勝利させようとする機運が党派を超えて、急速に高まっているともいわれ、今回の仙台市長選での野党の勝利(自民・公明の敗北)がどのような影響を及ぼすか、注目されるところだと思う。


伊藤氏が、私の自宅の最寄り駅(田園都市線『たまプラーザ』駅)で先日行った、街頭での討論会でも(集まった人数はさほど多くないようだが)、伊藤氏は、誠実な『話し方』をしていて、決して『バラまき』を約束するだけの政治家のようにも見えなかった。
(これは、インターネット中継で、台湾から見た。)

そういう意味では、今後、1週間足らずの間に、何が起こるか『楽しみ』というか『期待ができる』状況だと感じている。


※その他、横浜市内では『日本会議』と連動して、『歴史』『公民』の中学校教科書について育鵬社のものを採択させる運動が継続して存在しているが、林市長はこうした運動に対して、『対峙』しようという姿勢が全く見られないというのも、大きな問題点の一つだろう。

(未来に向かって)横浜らしい、『国際性』を示すことにできる候補は、誰なのかが問われる選挙といっていいのかもしれない。


また、若杉氏も『逆ユートピア』の完成を望んで、この小説を書いたわけでもないだろう。






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閉じる コメント(4)

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仙台市長選の選挙戦で自民党陣営は、無茶苦茶してたとネットの情報でありました。確認団体の車両は1台に限定されているのに2台使っていたらしいこと。また、郡氏の街頭演説を邪魔するために、選挙カーで自身の候補の名前を連呼したり、事前運動に抵触する活動をしていたりと…なりふり構わずで、興ざめです。
横浜の方の選挙情勢では、林氏が大幅リードのようですね。カジノに反対の人が多いのに支持される。一時の安倍政権のようですが、何故推進している人を押すのかが良くわかりません。

2017/7/24(月) 午後 10:06 [ m_yutaka723 ] 返信する

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前の市長も下品でしたからねぇ
無茶苦茶、頭が悪かった。カルーウテ、チョットミ、見映えさえすれば、、、


Yokohama is the one of the biggest cities in Japan,but on the other hand its history and circumstance of democratic standard and atomosphere are very low.
Frankly to say .they are stupid. 削除

2017/7/25(火) 午前 9:40 [ ] 返信する

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> m_yutaka723さん
もともと横浜市長選は、どちらかと言えば『無風選挙』の状態だったと思います。期間も短いので、どこまで追い上げることができるかわかりませんが、『カジノ誘致』に熱意を隠さない(現状では、選挙対策上『白紙』と言っているだけのようです)林市長に対する批判票がどこまで伸びるか、『奇跡』は起こりうるのかと言った状況ではと思います(残念ながら)。

2017/7/25(火) 午後 3:30 [ 北京老学生 ] 返信する

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> ぜさん
中田宏氏は、どちらかというと、『反エリート』を売りにするような人物でした。ヤンキー先生の義家氏と似ているのかもしれません。ただし、中田氏は結局、自己評価が高すぎるのか、自分の居場所がなかなか見つけられないようですが…。
(地方自治体の首長というのは、一種の殿様気分になれるので、『勘違い』が起きてしまうのかもしれません。)

2017/7/25(火) 午後 3:37 [ 北京老学生 ] 返信する

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