北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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24日、25日と連続して行われた衆参・予算委員会での『閉会中審査』。
今月10日に(安倍首相が欧州訪問中に)行われたものも含めれば、既に3日間が費やされた。

この感想をまた書きたい。
(獣医師会に関する情報など、新しくコメント欄で教えていただいたものについては、改めてその内容を『消化』したうえで、記事にしていきたいと考えている。)


よく新聞記事あるいはネットのニュースなどで、『水掛け論に終わった』とか『時間の無駄だった』などと書かれているのを見かける。
(そのように、主張しているのはたいていが、『この問題の追及はもうやめようよ』と言いたい人々のようだ。)

また、以前、これらの『閉会中審査』が話題になったときには、『安倍首相が出席していないと意味がない』とか、『参考人招致では意味がない』、『臨時国会開催でないと意味がない』などさまざまな理由をつけて、批判していた人たちがいた。
(私は、その時点でも、すみやかに議論が継続できる場を設けることが重要だと感じていた。なぜなら、日本人は、すぐ物事を『忘れさせられてしまう』、つまり『集団的記憶力』が極めて弱いという弱点がある。
この弱点を克服するためには、継続して『刺激』を投与し続ける必要がある。)


結果からいうと、これらの『閉会中審査』は決して『無駄』ではなかった。
回数を積み重ねれば重ねるほど、安倍首相らの主張の根拠が崩壊していく。

たとえば、今回の衆参両院に和泉洋人・首相補佐官が登場した。
この人は、前川・文科前事務次官が『キーパーソン』だと名指しするだけあって、さすがに『プライドが高い』、自分が『馬鹿のふり』をすることは、耐えられない屈辱のようである。

だから、彼は『総理に代わって言う』と言ったことは認めなかったが、この人の発言を聞いていると、事実上、前川氏の証言を肯定するような話しかしていない。
彼は、どういうわけか、『この(獣医学部新設の)問題に関心があり』、そのため、執拗に前川氏を呼び出しして、いわば『スピーディーに結論を出すように』と圧力をかけ続けたことは、決して否定しなかった。
この人の表情を見ていると、いくらでもしゃべって、反論がしたそうな口ぶりである。

このような国会の参考人という立場ではなく、検察の特捜にでも尋問されれば、いくらでもしゃべってしまうようなタイプの人物だろう。だから、(世が世であれば)彼自身が『冤罪事件』の被告となりうるような気がしないでもない。
(中国あたりで、『権力闘争』の渦中でとらえられれば、簡単に『口を割りそうな』気がする。)


また、柳瀬唯夫・経済産業審議官(元首相秘書官)が、2015年4月、首相官邸で今治市の職員と面会していたのではないかという疑惑に対する証言もおかしい。
『お会いした記憶はない』『会ったという記録は、特にとっていなかった』などと平然と繰り返す。

では、一体、誰が会ったのか?
それに対して、首相官邸の側は『記録が残っていない』などという。

彼らのいうことは、真に受けることはできないが、そのような態度で、サイバー攻撃などさまざまなセキュリティ不安に対して、どのように防御できるのか、全く説明になっていない。
彼らの言うとおりだとすると、いつ、官邸内に『スパイ』が入り込み、首相秘書官などのふりをして外部の人間と面会していても、全く事後的に検証できないということになってしまう。

いくら何でもそんな馬鹿なことはないだろう。


このような『反論になっていない反論』は、首相ならびに首相官邸の側が『嘘』をついていることを自ら自白しているのと同じである。

そして、最後に、加計学園が獣医学部建設の事業者であることを、今年の1月20日まで『知らなかった』という安倍首相の信じられない答弁。
これまで言ってきたことは、<『知りうる立場』にある>ということであって、<『知っていた』という意味ではない>などと、言ってとりつくろおうとしている。


このような白々しい嘘を論破できないようでは、日本の国会における審議は、その価値を喪失してしまう。
安倍首相は、自らの『饗応疑惑』を払しょくするために、ついには、こんなレベルまで発言を捻じ曲げてしまい、また議事録というものの価値も低下させてしまった。

これは、ある意味で、トランプ大統領以上に問題のある発言ではないか(トランプ氏の発言は良く知らないので、トランプ大統領なみに、というべきかもしれない)。


首相官邸のホームページを見ると、今、『ヒアリ』に警戒せよという情報なども掲載されているようである。
しかし、それ以上に深刻なのは、まさに首相官邸を占拠してしまったかに見える『シロアリ』集団のほうではないか?

この『シロアリ』集団は日本の議会制民主主義を内側から崩壊させようとしている。
誰も政治家の言うこと、国会での発言を全く信用することはできない、そのような恐ろしい事態を総理大臣自らが<新しいファクト>だとして、ゲームに導入しようとしている。


こんなことが許されるならば、もはや、『憲法』などあっても、『なきが如し』である。『法による支配』が聞いてあきれる。

安倍首相は、この『閉会中審査』における発言だけで、『退場する資格』が十分にあると言えよう。
もはや、『内閣改造』が問題なのではなく、このような『信頼することのできない政治家』を首相の地位から、一日も早く、去ってもらうことこそが、『最重要課題』である。

中国や北朝鮮からの『脅威』の前に、内側から『政治への信頼』を崩壊させる人物が、首相官邸に居座り続けることこそが、第一の問題である。


この場面で、安倍首相も『さすがに、懲りただろう』などと下手に同情すれば、手負いの『失脚寸前の権力者』はさらに、狂暴化して、どのような反撃を見せるかわかったものではない。
(そのような反撃が、こちらの予想を超えたものであれば、彼はさらに『狂暴化』した姿で最高権力者であり続けることだろう。)

水に落ちた犬は、さらに叩かなければならない、というのが鉄則である。





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