北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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昨日(30日)、投開票が行われた、横浜市長選の結果である。


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上記のような結果に終わった(『朝日新聞』31日付記事より)。

1 投票率は、前回市長選より8.16ポイントアップの37.21%。
 お世辞にも高い投票率とはいえない。

2 当選した林文子氏(現職、今回で3選)の表は、59万8000票で対立した2人の候補の合計(52万票7000票)を上回った。普通に考えると圧勝である。

3 私が(台湾に戻る前に)『期日前投票』した伊藤ひろたか氏は、25万7665票で3位に終わった。2位は、26万9897票の長島一由氏だった。

ちなみに、NHKテレビの開票速報では、(正確な時間はわからないが)昨夜、開票開始まもなくして、『林氏当確』を報じたようである。
なお、地元の『神奈川新聞』では次のように報じている(ヤフー配信のニュースより)


カジノ反対は6割超 横浜市長選・神奈川新聞出口調査

30日投開票された横浜市長選で、神奈川新聞社が同日実施した出口調査によると、3選の林文子氏(71)は推薦を受けた自民、公明党支持層に加え、「支持政党なし」(無党派)からも幅広い支持を集めた。新人の長島一由氏(50)、伊藤大貴氏(39)の2人は浸透しなかった。



支持政党別で見ると、自民党の7割超、公明党の8割超が林氏に投票。民進党は林氏と伊藤氏への自主投票としていたものの、長島氏に4割、伊藤、林両氏に3割前後と割れた。共産党は「自主的支援」としていた伊藤氏を6割が支持。無党派層は4割超が林氏に投票し、長島、伊藤両氏は3割に届かなかった。

区別では前市議の伊藤氏が地元緑区で最多となる約5割の支持を集めたが、他17区では林氏が圧倒した。



一方、争点の一つとされるカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致については、「誘致すべきではない」が61・5%、「誘致すべきだ」は16・3%。林氏は「誘致すべき」と回答した8割超、「誘致すべきでない」とした人からも3割超の支持を集め、いずれも他2氏を上回った。

中学校給食は「給食実施にすべき」が64・4%、「家庭弁当にすべき」は6・1%、「選択制にすべき」は16・7%。どの回答でも林氏への支持が最多だった。



2期8年の林市政を「大いに評価する」「まあまあ評価する」は計71・2%。「あまり評価しない」「全く評価しない」は計26・2%だった。投票で最も重視した課題は「教育・子育て」「医療・福祉」「財政再建」の順で高かった。>




このような結果を見ると、今回の選挙は、もともと『与野党対決型』の選挙ではなかったと言える。
しかも、林氏は『カジノは白紙』と称しており、いわば『争点隠し』をはかった。

たしかに、伊藤氏の宣伝カーには、民進党のほか、共産党、自由党、社民党の議員たちが上がって、共同で応援していたようだ。
(私は、単に『期日前投票』をしただけで、日本を出国したので伊藤氏の陣営の宣伝風景は自分の眼では確認していない。)

しかし、はっきりいって、自由党、社民党などといった政党は横浜市においては、ほとんど『手足=活動家』の存在していない政党である。
共産党は、もちろん、それなりの実態はあるが、何せ『民進党』が自主投票だから話にならない。
(しかも、市民の間に、何が『争点なのか』は意識されていなかったようだ。)


おそらく、林氏がもともとは、旧民主党の応援を得て、市長に当選したといういきさつがあるせいだろう。
民進党のうち、旧民主党系は、もっぱら林氏を応援していたらしい。

伊藤氏を応援していたのは、民進党のなかの、旧『みんなの党』→『結いの党』→『維新の党』を経て、民進党に合流した江田憲司氏を中心とするグループだったようだ。
(真山勇一参議院議員も、このグループに所属している。)


意外なのは、長島氏が伊藤氏を上回って、2位に食い込んでいることだが、考えてみると長島氏は、鎌倉市議、逗子市長、民主党衆議院議員(2009〜12年)などそれなりに実績はあり、知名度はむしろ、伊藤氏よりもずっと高い。

今回の選挙でも、伊藤氏自身がツイッターなどで、<『君と長島さんとどちらに投票するか迷っている』と年配の有権者から駅頭で話しかけられた>という趣旨のことを発信されていた。
おそらく、横浜市民で林氏の姿勢に疑問を感じながら、『どちらに入れたらよいか、わからない』→『どちらに入れるのもやめてしまう』という選択をした有権者も、結構いたのではないかと思う。


今回の選挙戦をネットで見ていて、印象的だったのは、『伊藤氏優勢』と思い込んでいるような人の書き込みが結構、見られたことである。
そういう人たちは、今回の選挙は、安倍内閣に対する『追撃戦』と位置付けて、共産党など他の野党が乗っかっているように見えた、伊藤氏を支持しているようだった。

だが、そもそもネットでもぼやきがかなり上がっていたが、伊藤氏の陣営のツイッターなどのフォロー者数が非常に少なかった。
これは、結局は(ある程度)盛り上がったのは『ネット』上だけということを示しているようだ。

また、ネットでは民進党の山尾志桜里議員が林陣営の宣伝カーで投票を呼びかけたことを、『裏切り』と批判する声も出ていた。しかし、『自主投票』を決めた選挙で、自由に応援をすることは『裏切り』でも何でもない。 

ましてや、林氏は建前としても『カジノ』に賛成とは言っていない(『白紙』と主張)し、保育所待機児童問題についても(『待機児童』の定義はどうかという問題はあるが)、それなりに実績のある人物である。
山尾氏が林氏を支援するのは、そんなに『不思議なこと』ではない。


もちろん、最近の安倍内閣に対する批判の高まりからすると、『安倍に塩を送るのか』というとらえ方が出てもおかしくない。

しかし、選挙というのは、少なくとも半年以上前から準備して闘われるものであって、それが選挙の2週間前、1カ月前からの『流れ』からいうと『おかしい』といってみても、どうしようもない部分がある。


今回の横浜市長選は、安倍内閣信任の結果とは全く言えないだろう。
むしろ、『カジノ』に対する横浜市民の厳しい眼が、(ある意味では)示されたものと言える。
これを簡単に『裏切る』あるいは『無視する』ことがあれば、それこそ林市長にとって、逆に厳しい状況に追い込まれるのではないだろうか?







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