北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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今年の3月から、台湾の台中市に住み始めて、これまで台湾についてほとんど知らなかったことを自覚している(中国大陸のほうには、2008年以降、結構、長い間住んでいたのだが…)。

特に気がついたのは、日本の新聞が、ほとんど台湾のことを報道していないこと。
(まあ、今は、北朝鮮、中国、アメリカなど、外国のことで報道すべきことがたくさんあり過ぎるのかもしれないが…。)

ところが、9月1日付の『産経新聞』電子版にようやく、次のような記事が出ていた。


イメージ 1


これは、『産経新聞』が得意とする『中国批判』の観点で書いているので、『会社の論調』とも合致して書きやすいのかもしれない(逆に、台湾の『脱原発』の流れなどについては、あまり書かないような気がする)。
そういう問題点もあるが、何も書かないよりも、マシだという気がしている。

(台湾で『ユニバーシアード大会』が開催されていたことなど、知らない日本人がほとんどなのではないだろうか?
台湾にとっては、非常に『大きな意味』を持つことだと思うが…。)

そこで、この記事を紹介したい。
見出しは、『台湾 反政権デモに中国の影』『年金改革で抗議 統一派を動員か』と付けられている。


<台湾の蔡英文政権が反政権デモに頭を悩ませている。
軍人、公務員、教員を対象にした年金制度改革に反対する退役・退職者が中心だが、蔡総統の非公開日程の現場にも現れて時に暴徒化する。

台北ユニバーシアードの開幕式では、デモ隊の妨害で選手団が一時、入場できず「国際的な笑いもの」(行政院報道官)となった。政権側は、デモ隊の背後に中国当局の影を見いだしているようだ。

8月19日の台北ユニバの開幕式では、デモ隊の一部が警察の規制を突破して会場の入り口付近に発煙弾を投げ込み、選手団が一時、入場できなくなった。世論の批判はデモ隊に向かったが、投げ込まれたのが爆発物であれば大惨事と化していた恐れもある。蔡氏は再発防止を厳命し、同30日の閉幕式は無事乗り切った。


蔡政権が3月末、中国国民党政権下で手厚い待遇を受けてきた「軍公教(軍人、公務員、教員)」退職者の年金受給額削減法案を決定して以降、蔡氏の訪問先での抗議活動が激化。6月末には蔡氏の車列がデモ隊に取り囲まれ、靴やペットボトルが投げつけられた。総統府が毎夕発表する報道機関向けの翌日の総統日程が空白になる日も続いたが、抗議団体は先回りして妨害。警備の警察から抗議団体の退職警察官に情報が漏れている可能性が指摘されている。


一方、台湾紙、自由時報は「情報当局が抗議団体の背後に中国当局の介入があるとみている」と報じた。同紙は、年金制度改革に関する流言飛語が中国の無料通信アプリ「微信(WeChat)」や中国人が海外に設置したウェブサイトを通じて発信されており、抗議活動に中国当局との関係が疑われている中台統一派の政治団体「中華統一促進党」の所属員が動員されて人数不足を補っていると報道。総統府の林鶴明報道官は「論評しない」と否定しなかった。

年金制度改革の一部法案は6月末に立法院(国会に相当)を通過したが、軍人部分は次期会期での審議が予定されており、今後も抗議は続くとみられる。>


なお、ここで書かれていることがすべて『本当かどうか』はわからない(『産経』は日本でも、特に沖縄関連、原発関連などでは、『うわさ』をそのまま書くことが結構あるので、眉につばを付けて読むことは必要だろう。
ただ、台湾において、さまざまな局面で、『中国政府』の意向が、『中国統一派』→『国民党系』という流れで影響しているのではないかと感じさせられる場面は多いようだ。

どうも、『朝日新聞』などを見ていると、逆に、必要以上に中国政府を『刺激する?』ことは避けようとしている傾向を感じさせられる(特に今は、10月に予定されている中国共産党大会の関係で、中国の権力闘争の記事が多くならざるを得ない?ので、その分、『台湾』のことを取り上げるのが、『低下』しているような印象も受ける)。

しかし、『台湾』の抱えている問題というのは、日本と同様(あるいは、日本以上に)、複雑なものがある。
それを、面倒がって書かないでいると、余計、台湾は日本にとって、『理解しにくい国』になってしまうことだろう。

(今回の『年金改革』などは、国民党政権の基盤だった『特権剥奪』の意味合いもあるのだが、『日本でなら、どういった角度での年金改革がありうるのか』と考えると、興味深いものがある。
『少子高齢化社会』の問題で苦しんでいるのは、日本も台湾も似ているという気がするので…。)

それから、台湾にいると、日本のアメリカといわず、中国といわず、『大国にすり寄る?』傾向が嫌でも目についてしまう。

ただし、それを批判しているかに見える『産経新聞』などは、逆に、『安倍政権』という『大きなもの』にすり寄っている(あるいは『かばっている』)ようにしか見えないが…。







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補足:あとで、引用部分に色を付けるなどして、もう少し読みやすいようにしたいと思います。今は、ヤフーブログへのアクセスが混んでいるようで、なかなかうまく操作ができません。

2017/9/3(日) 午前 11:31 [ 北京老学生 ] 返信する

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言われてw見ると、左右其々に自己規制が働いて、記事に意図的にしないのでしょうか。

取材、裏付けをせずに、新聞が記事を造るとは思いたくない。 削除

2017/9/4(月) 午前 1:51 [ ] 返信する

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> ぜさん
新聞というものの性格は、数年前から随分、変わってきているように感じます。『取材、裏付け』などは、どのようにでも形を作れるものです。内容の面から言うと、(左右をとわず)ますます、その会社(新聞)の利益に沿うような紙面を作るようになってきています。また、SNSとか、インターネットなどはそういう傾向を促進する作用を果たしています。

2017/9/4(月) 午後 1:52 [ 北京老学生 ] 返信する

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