北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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この記事の続きだ。


安倍首相が口火を切った、いわば『仁義なき戦い』のリアル版。
『政局に勝ち抜くこと』を自らの『長所』(取柄?)と感じているらしい『戦国時代ゲーム脳』男が主導する展開になってきている。

だから、口先では『法の支配』などというが、実際は、法もルールもあったものではない。
ひたすら『選挙』に勝ちさえすれば良い、という展開を目指している。


この状況を、いったん、客観的にながめてみれば、現在の、いわゆる『護憲主義者』たちが採用している、学者(大学教授)や評論家の有名人を、担ぎ出して構成しているような『運動スタイル』ではなかなか対応ができていないと思う。

こうした運動は明治維新後の『不平士族』たちの運動のような欠点を持っている。
学者や評論家は、頭に来たら、それをただちに『言語』『文章』にする。『ファッショだ』『たたっ切る』などとおっしゃる。
しかし、そのような運動は、明治維新後の江藤新平の佐賀の乱や、その後の西南戦争ではないが、『鎮圧』されかねない、『弱さ』を内包している。


現代版『不平士族』たちは、『商売が下手』『兵学を知らない』おまけに『宣伝などのセンスが悪い』ときている。
しかも、民(特に若者、右寄りの人たちも含めて)が何に焦りを感じているか、分かっていないというか、その感覚とかなりズレている気がする。


安倍首相も、それから今回、ダブル主役の一人である小池百合子都知事も、現代版『オレオレ詐欺師』たちである。
彼らは、常に新たな『詐欺商法』を生み出すという研究に余念がない。

ところが、わが、現代版『不平士族』たちは、プライドばかりが高くて、そのような『詐欺商法』に対する対抗策を研究するのは、『邪道』だと思っている。
その結果、『詐欺商法』対策として、彼らがアピールするのは、『詐欺師たちに騙されないように気を付けましょう』『国民の自覚を高めましょう』といった、決まりきった言葉でしかない。


これでは、安倍や小池らの日々革新し続ける『オレオレ詐欺』に対抗できない。
(しかも、この『オレオレ詐欺』には、没落しつつある『マスメディア』の一部も、社運をかけて、関与している。没落しつつある『マスメディア』とは、新聞社、テレビ局などである。
彼らが、一斉に一つの方向に向かって、何か『情報』を流すと、小さいころから『協調性』をはぐくむように教育されている日本国民は、これに『コロリ』とやられやすい。)


挙句の果ては、『選挙』に敗北するたびに、我が現代版『不平士族』をリードする学者や評論家たちは、『国民のレベルが低い』と嘆いて、それで終わりである。

こんなことを繰り返していたのでは、到底、本当に『勝利する』ことはできない。
ではどうすれば良いのか?

私にも『決め手』など思い浮かばない。
少なくとも、『商売』『兵学』『宣伝戦』について、もっと真面目に研究すべきであろう。


今頃、そんなことを言われても、『時間がない』ではないか、という声が聞こえてきそうだ。
ともかく、『安倍』と『小池』という2つの敵に対して、どう戦うか、真剣に考えるべきであろう。

『安倍さえ倒せばよい』『安倍のあとは、どうなろうと知らない』という態度であってはならない。
同時に、『小池百合子』の手口を研究することなく、ただひたすら『ファッショ、ファッショ』と言っているだけでは、小池百合子と戦うこともできない。

『ファッショ』、『ファシズム』とは、同時に『ファッション』でもある。
いつも、昔の『ファッション』で登場するとは限らない。

『ファッショ、ファッショ』と呪文のように繰り返すのではなく、どこがどう、『ファッショ』なのか、『ていねいな説明』が必要である。
(さらに、運動に参加すること自体に『喜び』を感じるような運動スタイルの研究も必要だろう。最近では、むしろ『苦行』のような運動スタイルになってきている。)


今日、小池百合子は、『原発ゼロ』などと言いだしているという。
これは、小泉、細川という元総理と連携を探りながら、自らの『政策』に組み入れた『キーワード』であろう。彼女が、本気で、『脱原発』を進めるとも思えない。むしろ、『核武装』すら提案しかねないのが、小池百合子の立場であろう。
(そういう意味では、小泉、細川両氏は、むしろ、小池百合子に『手玉にとられている』可能性が高い。)


また、小池百合子は、『アウフヘーベン』などという用語を時折、口にしているという。
気が付いている人が少ない(これは、新聞記事なども、若い人が書いているせいだろう)ようだが、これは、もともとマルクス主義の用語である。

マルクス主義が売り物にしている弁証法的唯物論という考え方(私は、これは『破綻』していると考える)の構成要素の一つが、哲学者ヘーゲルの整理した『弁証法』である。
そして、その中心概念が『アウフヘーベン』=『止揚』というものである。

要するに、『対立しあっているもの』がより高い次元においては、別のものに『昇華』されて統一していくという、いかにも『哲学』ないし『宗教』のような発想である。


このような用語を小池百合子が口にするということは、彼女が、『マルクス主義』の用語や『ファッション』を取り込もうとしていることを意味する。
そういう意味では、もともと『国家社会主義ドイツ労働者党』という正式名称であった、『ナチス』の手口を学んでいるといえる。

もっとも、今日の日本では、マルクス主義もヘーゲルもさっぱり流行らないから、『アウフヘーベン』などと言っても、ほとんどちんぷんかんぷんであろう。
私の場合、小池百合子氏と世代が近い(私も、むかし一時期は、『左翼』であったので、このような用語も、高校生くらいの時から聞いたことがあった。)






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