北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

全体表示

[ リスト ]

昨日(6日)の記事では、私は、『ノーベル平和賞』に関しても、『皮肉な』事を書いていた。


恥?を承知で、転載すると、次のように書いている。

<『ノーベル平和賞』というのが、単なる『ギャグ』に過ぎないという最近の傾向を考えると、今年は『トランプと金正恩』の共同受賞にするのが良いのではないか?
彼らはたしかに、多くの人間に、今、『戦争と平和』について考える機会を与えている。>

ところが、『ノーベル平和賞』は、核兵器禁止条約採択に貢献した、国際NGO『ICAN』(核兵器廃絶国際キャンペーン)に対して与えられた。


イメージ 1


<スイスのジュネーブに本部を置くICANは、1985年にノーベル平和賞を受賞した『核戦争防止国際医師会議』(IPPNW)のオーストラリアの運動から派生し、2007年に正式に発足した。>と『朝日新聞』のネット記事は書いている。


NHKの昨夜の『ニュースウオッチ9』(例によって国際放送で、台湾で見ている)では、この運動体が、広島や長崎の被曝者団体と連携しながら、『被爆者の声』を世界へ伝える役割を果たしてきたことを報道した。

また、NHKの番組でもこれまで取り上げられてきた、カナダのトロントに住んでいるサーロー節子さん(広島で被爆、現在85歳)も、この運動体と連携しながら、ニューヨークの国連本部の会議場で、『核兵器禁止条約の締結』の意義、『核兵器の危険性』を訴えてきた。


今日の世界で、朝鮮半島を巡る『危機』は半端なものではないと考えている。
トランプ大統領と金正恩委員長という、対立しあう両極のトップが、いずれも特異な指導者である。
しかも、日本の安倍首相などは、むしろ、『危機』のレベルアップを図るような動きをしているようにすら見える。

トランプ大統領には、朝鮮半島において、『核兵器』等を先制的に使用するという『選択肢』も残されていると思われるが、安倍首相は、『すべての選択肢がテーブルの上にある』というトランプ大統領の言葉を、後押ししてばかりいる。

これではまるで、『どうぞ、核兵器も自由に使用してください。私として特に、反対意見はありません』と言っているようなものである。

これが、『唯一の戦争被爆国』で『核兵器の悲惨さ』を訴えてきた、我が国のこれまでの立場と、『両立』するものと言えるのかどうか、はなはだ疑問である。
むしろ、『被爆者たち』の運動に対して、真っ向から反対しているようなものである。


そして、今回の『ICAN』の受賞。
この『ノーベル平和賞』は、『朝鮮半島の危機』に際して、『核兵器の投下』は絶対に避けるべきというメッセージを含んでいるものであることは明らかだ。

ところで、今回のこの受賞で、改めて浮き彫りになったのが、日本政府の立場である。
前日の『ノーベル文学賞』をカズオ・イシグロ氏が受賞した時は、安倍首相らは真っ先にとりあげて、お祝いのコメントを述べていた。
(イシグロ氏が、既に1983年にイギリス国籍を取得し、日本国籍を喪失しているにもかかわらずである。)

それに対し、この『ノーベル平和賞』に対しては、正式なコメントは出していない。

<政府内には歓迎の声がある一方で、核・ミサイルの脅威を高める北朝鮮に触れ「遠く離れた国と、現実の脅威と向き合っている我々とでは立場が違う」(外務省幹部)との戸惑いもあり、受け止めは一様ではない。>
このように『朝日新聞』は報じている。


まさに、近隣諸国である日本であるからこそ、『朝鮮半島における核兵器の使用』などを容認すべきではない。
今日の、トランプ大統領と金委員長の交渉は、むしろ、北朝鮮の『我が国を壊滅させないでくれ』という動機に一つのポイントがある。

『核兵器の使用の有無』は、どちらかというとトランプ大統領に、『自由度』があるように感じる。
そういう関係のなかであれば、日本政府がどういう態度をとるかは、本来、極めて重要であるはずだ。

今回の『ノーベル平和賞』は改めて、日本の安倍政権の『矛盾に満ちた政策』を浮き彫りにした。
こうした安倍政権の政治手法を、持続させて良いのかどうかが、今、問われているのだと思う。


私は、別に日本が武装すること、敵からの攻撃に対して自衛のために反撃することに反対しているわけではない。
しかし、安倍首相のやっていることは、『朝鮮半島の危機』を自らの政権維持のための道具とし、また、トランプ大統領をいさめるのではなく、その危険な姿勢を『後押し』するようなことを、平気でやっている。

このような『政治手法』を継続させて良いのかどうかが、今、問われている。






https://politics.blogmura.com/politicalissue/ranking_out.html にほんブログ村 政治・社会問題]
にほんブログ村のランキングに参加しています。
よかったら、この記事にクリックをお願いします。 

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(1)


.


みんなの更新記事