北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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本日(20日)、当ブログのコメント欄で、安倍首相が午後1時半に藤沢駅で演説するという情報をいただいた。

藤沢駅というのは、『神奈川12区』という小選挙区で、立憲民主党の阿部知子氏(前議員、当選6回)と自民党の星野剛士氏(前議員、当選2回)が激しい選挙戦を繰り広げているところである。

私は、20年ほど前、藤沢市の『カルチャーセンター』で韓国語講座をやっているのに、通った記憶がある(ところが、韓国語はモノにはならなかったが…)。
今でも、藤沢駅の近くの病院に、定期的に通っている(ただし、その間隔は次第に、『半年に1回』→『1年に1回』という風に、伸びていっているけど…)。

そういう意味では、『土地勘』が(全く)ないわけではない。
ということで、今朝は、横浜市内の自宅を飛び出して、予定の『1時半』より2時間くらい前に現地についてしまった。

いくら何でも、あまり早い時刻から、現場に行ってもしようがないので、しばらくコーヒーショップで時間をつぶす。

イメージ 1


これは、藤沢駅の南口のそばにあった、自民党候補の事務所の外側に貼ってあったもの。
(注として、『内部連絡』という文字が入っているのが、興味深い。

要は、あまり早く外部に発表してしまうと、『反対派』が結集してしまって、まずいということで、『取り扱い注意』という意味で、『内部連絡』の文字が入っているのだろうか?

イメージ 2


ここが藤沢駅の南口だ。
人が集まり始めていて、自民党の宣伝カーがとまっている。

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報道陣っぽいのもいる。
このほか、テレビ朝日の『報道ステーション』のキャスターの富川アナも、周りで(一般人の?)インタビューなどしていた。

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『この国を、守り抜く』というのぼり。

イメージ 5


半分、動員されたような感じの人たちも来ていて、手に手に『赤いハート』のマークのカードを持っていた(全員が持っていたわけではないが…)。
この『ハート』はどうやら『シンゾウ(晋三=心臓=ハート)さんが好き』という意味があるみたいだった。


安倍首相は、午後1時半に来るという予定だったが、なかなか来ない。
宣伝カーの上で、自民党の市議みたいな人たちが、次々と演説をして、時間をかせいでいく。


そのうち、この選挙区の候補者本人であるらしい、星野という人がしゃべり出したが、どうもあまり、元気がない。

どういう経歴の人かと思いながら、聞いていると、ご本人か、あるいは他のスピーチに立った人が、『産経新聞』の出身だというようなことを言っていた。

なるほど。『産経新聞』は自民党の『宣伝部隊』だけでなく、『人材供給』の役割も果たしているようだった。
それにしても、この星野氏、投票日の前日だというのに、話し方に覇気がない。


そこで、本日(20日)の新聞に掲載されていた、『世論調査』とか『情勢調査』の結果を思い出していた。
よくよく読んでみると、なかなか味わい深いことが書かれていた(20日付『読売新聞』)。

<阿部と星野が横一線で、最後まで予断を許さない情勢だ。阿部は立憲民主支持層をほぼ固め、無党派層の4割強にも浸透する。

星野は自民支持層の7割強を固めたが、推薦を受ける公明支持層では6割弱にとどまり、無党派層からの支持も伸びていない。>


ただし、同じく『読売新聞』の『地域面』(横浜)を見ると、次のようにも書いてある。

<前回比例復活して雪辱を期す阿部と、3選を目指す星野がしのぎを削る。(省略)
星野は、北朝鮮情勢への「圧力路線」などをアピールし、自民党支持層の7割強を固めたが、無党派層への浸透が1割強にとどまる。>

これは、結局、阿部氏が星野氏をリードしているという調査結果が出ていることをやんわりと示しているのではなかろうか?


実際、星野氏の話し方は、『元気がない』という印象を受け、投票日直前というこの時期なら当然、必要なはずの『最後の最後まで戦い抜く』『どうか、皆さんのお力を、お貸しください』『もう一歩です』みたいな、『熱いアピール』が欠如していた。


それから、あとから考えてみると、誰も公明党の関係者が宣伝カーの上に乗らなかったし、自民党の応援の人々の演説のなかでも、『公明党』という言葉が出てこない(唯一、『自民党、公明党の連立政権』を強調していたのは、最後に現れた、安倍首相だけだった)。

まあ、この星野という候補者が、(『産経新聞』出身であり)自民党のなかでもかなり『右派』の人物ということであれば、そういったことが起こるのも何となく納得がゆく。

イメージ 6



そのうち、ようやく、安倍首相がクルマでやってきて、宣伝カーの上にあがった。
その少し前に、通りかかった女子高校生の二人組が、『安倍さん、これから来るの?』『もう帰ったの?』などとささやきあっていたので、『これから来るんだよ』と教えてやった。

すると、まるで誰か、タレントが来るみたいに、『スゲエ』みたいなことを連発している。
そこで、一体、安倍首相に対して、どんな感情を抱いているのかと思いながら、多少、会話をかわしてみた。
(何も、女子高生とだけ話したのではなく、私と同年輩の女性で、どうも『安倍ファン』らしくない2人連れとも、会話をしたりしていた。)

なお、私と同年輩の女性たちの話によれば、『小泉さんが来た時のほうが、もっと人が集まっていたわよ。こんなものじゃない』
(この小泉さんというのは、オヤジさんのほうのことらしい。)
ということだった。
(この人は、安倍首相がお好きではないようだ。)

イメージ 7


安倍首相が登場すると、上記のような宣伝物を掲げたグループが、広場の向こうに見えた。
(それを、ツイッターで発信する人がいたので、そうと気が付いた。)

これは、『森友・加計』のことを掲げた新聞紙面を、(拡大ししたものを)宣伝物代わりにしているようだった。
あとで、次のような『新聞』を宣伝用に配布している集団(日蓮宗のなかで、創価学会と対立しているグループ。安倍批判を掲げている)がいたから、それと同一のグループではと思う。

イメージ 8


なお、先ほどの写真でその周りにいたのと同じプラカードを掲げていた人が一人、あたりを巡回しており、私たちのそばにもやってきた。

イメージ 9


女子高生たちが、『あれ、なあに』みたいなことを言っているので、『ウヨクだよ』という。

すると、『ウヨクって、なに』と聞いてくる。
そこで、『安倍首相の批判をすると、それに対して、お前たちは中国や北朝鮮の手先だと言って攻撃してくるような人たちだよ』と説明する?
すると、『怖い』という。

また、彼らのプラカードの内容について、『彼らから見て、テレビで放送している番組で、気に入らないのをつぶそうとしているんだ』と説明すると、これまた『怖い』という。

こうした『やりとり』は半分、直観でやっていたのだが、あとで考えてみると、結局、このプラカードを持った男たちはテレビ(特にTBSとテレビ朝日を名指ししていた)の取材の邪魔をしていたのだ。

テレビ局が、安倍首相に対して批判的なプラカードなどを掲げている場面をテレビカメラで撮影しようとすると、すかざす、このようなテレビ局批判のプラカードが、写真と一緒に写ってしまうように彼らは妨害にかかる。


そうすると、テレビ局が、安倍首相に批判的なグループの活動をカメラでとらえたとしても、それをそのまま番組のなかで流すことなどできなくなると、踏んでいるのだ。
(それにしても、随分、セコイことを考え出すものである。)


結局、彼女ら女子高生2人組は、安倍首相にもっと接近して、写真を撮りたいようだったので、私は『安倍首相は、いつも、演説が終わったあとに女性相手にハイタッチをしているから、下に行けば、参加できるかもしれない』と(余計な情報を)教えてやると、『じゃあ、行ってみる』とか言って、去って行った。


なお、彼女らとは、そのほかにも、少しおしゃべりをしていたのだが、そのなかで、一人が、『私のお父さん、共産党を支持しているの…』とやや、カミングアウトするかのような調子で話し出した。
私は、『いいじゃない』とだけ言った。



まあ、それだけの話だが、今日の安倍首相の演説は、そんなに力を込めてやっていないという感じで、いわばルーティンをこなすという雰囲気だった。

ただし、最後に、『投票の訴え』を行う部分になると、いろんな人に訴えてくれという趣旨の話のなかで、『昔の恋人にも投票を訴えてほしい』、などといった『軽口』を飛ばしていた。
だから、安倍首相は現時点で、おそらく『絶対に、勝利確実』というような情報を得て、非常に浮かれている心理状態になっていることが、うかがえた。


他方、集まった人たちのほうでは、(この小選挙区の情勢が厳しいせいもあってか)もう一歩『燃えてこない』という感じだったが、最後は、みんなで『ガンバロー』などをやっていた。
(昔は、『ガンバロー』などは、労働組合とか、革新政党、左翼団体みたいなところしかやらなかったものだが…。
まあ、時代も変わってきた。)

イメージ 10


現場から、クルマでたち去っていく安倍首相。









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藤沢、行かれたんですね。星野候補もそうですが、安倍首相もあまり覇気がないように思えました。自民は「この国を、守り抜く。」という統一スローガン?で訴えるのが有効と電通あたりに知恵を付けられて、運動員はその文字が書かれたワッペンを付け、この言葉が表紙に太字で書かれたパンフを大量に配布していましたね。内容のレベルは決して高くはありませんが、選挙民の平均レベルはこんなものとよんだ作戦は敵ながら見事だと感じました。 削除

2017/10/21(土) 午前 8:17 [ 真鍋雄太郎 ] 返信する

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> 真鍋雄太郎さん
たしかに安倍首相は、覇気がありませんでした。どうしたのでしょうか?『勝利』の予想で、気が抜けてしまったのか?つぶしたはずの『民進党』勢力が再結集の動きがあるので、徒労感があるのか…。よくわかりません。
たしかに、自民党の政策パンフや政権公約なども配ってましたし、これで選挙戦のなかで、あれもこれも訴えていた(それで勝利した)と今後、主張するつもりなのでしょう。
彼らには、カネも悪知恵もあると感じました。『この国を、守り抜く』というスローガンも、今のような国政情勢のもとでは、すっと受け入れられてしまいやすいですし…。
今後、反改憲(改悪反対)勢力は、よっぽど、国民に対するコミュニケーションの仕方について、研究が必要だと思います。

2017/10/21(土) 午前 9:32 [ 北京老学生 ] 返信する

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(つづきです)それから、やはり、この選挙区は星野候補に対する公明党支持者からの支持が得られていないように感じました。
何か、特殊な事情があるのでしょうか? 星野氏があまりにも『右過ぎる?』からでしょうか?それとも、全国、至る所でこのような現象(公明党支持者の一部の、自民離れ)が見られるのでしょうか?
興味深く感じました。

2017/10/21(土) 午前 9:35 [ 北京老学生 ] 返信する

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他はしりませんが、藤沢の演説現場では、冨士大石寺顕正会の人たちが新聞を配り、また「卑劣 森友・加計疑惑隠しの解散」と大たされたその新聞を掲げていましたね。中身は創価学会、公明党批判で、この人たちのパワーがこの地では大きいのではと感じました。あの人のパワー、もっと有効に生かされないかと思った次第です。 削除

2017/10/22(日) 午前 8:22 [ 真鍋雄太郎 ] 返信する

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> 真鍋雄太郎さん
私が見聞きした限りでは、桜木町と池袋の枝野さんの街頭演説の場でも、『顕正会』のかたがたは、熱心に『顕正新聞』を配布してました。
これまでは正直言って、多少『うるさい?』という印象も持っていたのですが、昨夜の秋葉原での安倍首相を熱愛する人々が集まった場の映像を見ると、彼らは相当、いじめられていたようですね。
藤沢で起きていたことは、昨日の『秋葉原』の序曲に過ぎなかったのかと思いました。
でもあの『秋葉原』の映像を見ると、藤沢の女子高生たちも『怖い』を連発していたことでしょうね。もちろん、女子高生と言っても、いろんな人たちがいるわけですが…。

2017/10/22(日) 午前 9:01 [ 北京老学生 ] 返信する

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