北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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16日の『産経新聞』に次のような記事が出ていた。
前日(15日)行われたという共同通信加盟社編集局長会議での講演の内容である。

『共同通信加盟社』というのは、(全国紙もそこに入っているのであろうが)いわゆる『地方紙』と称されるものは、県内のニュースは自社で集めていても、全国的なニュースは『共同通信』などの通信社に頼っているものがほとんどである(と聞く)。
だから、この場は、主として『地方紙』の編集局長を集めた講演の場であったはずだ。

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『産経新聞』のこの記事のテキストベースのものを探したのだが、みつからなかったので、代わりに『東京新聞』の記事を紹介しておこう。
(なお、『産経新聞』の記事の下は、麻生副総理に関した内容だが、この際、カットしておく。)


<安倍晋三首相は共同通信に加盟する新聞社の編集局長らを前にした15日の講演で「皆さんの中で学生が集まらなくて大変だという会社があるなら、政治と経済のニュースが従来型のステレオタイプ(紋切り型)に陥っているからではないか。皮肉でなく心配している」と述べ、報道の在り方をけん制した。

共同通信の11月の世論調査で国会での与党の質問時間増を「妥当だ」とした回答が若年層に多かった結果に触れ「若い世代は自分で多様な情報を集めて判断している」と分析した。首相と同じ60代からの支持率が低いとの別の調査には「ずいぶん同世代に嫌われたものだと悲しい思いがする」と語った。

働き方改革の流れでは、記者が取材相手の帰宅を夜間まで待つ「夜回り」にも言及。「若い人たちが夜遅くまで夜回りする習慣は捨ててしまう。若い目線で自由に思い切って記事を書かせてみる。斬新な編集方針を掲げるのも一案ではないか」と持論を展開した。>


この最後の段落の『新聞記者』の『働き方改革』の部分は、『産経新聞』では採用されていない。
それにしても、今度は、『新聞記者の若い層』の取り込みを狙った?、いかにも安倍首相らしい『したたか』かつ『図々しい』講演である。

このような『軽口』を順調に飛ばしているのも、自らの支持率が『高位安定』していると思っているからであろう。
しかし、安倍内閣の支持率は、それほど盤石の高さを誇れるようなものではない。

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例えば、『NNN』(日本テレビ系列)が、この週末(15〜17日)に行った世論調査によれば、<安倍内閣の支持率は37.8%となり、4か月ぶりに3割台に落ち込んだ。>という。

もっとも、このような世論調査のデータは、どういうタイミングで、どのような質問を用意しながら調査するかにもよるので、あまり一喜一憂してもしようがない。


ただし、言えることは、安倍首相にははっきりとした『弱点』があるということである。
それは、必ずしも(安倍首相が講演で語っているように)『同世代に嫌われ』ているというような話ではない。

むしろ、安倍首相は、『同世代』(特に60歳代?)から嫌われているということよりも、『若い世代』から支持されていることを強調したくて、このような発言をしているのであろう。


それは、今後、実行される(ということが、十分、予想できる)憲法改悪のための『国民投票』において、少しでも若い世代を『動員』して、『憲法改悪に賛成』の票を投じてもらいたいからである。
そのために、この講演を通して、安倍首相は『若い世代は、自分を支持している』ということをアピールしているのだと思う。


仮に安倍首相の『弱点』を指摘しておくとすると、次のようなことが(現時点で)指摘できる。

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これは、少し古くなってしまうが、7月25日に発信された『産経・FNN合同世論調査』の結果である。
なぜ、これを採用したかというと、男女別でなおかつ年齢別の支持率の状況を分析したもので、他に適当なものが見いだせなかったためである。
この記事ではこう書かれている。

<産経新聞社・FNN合同世論調査を性別・年代別で見ると、安倍晋三内閣の支持率は、女性の40代、50代で“危険水域”とされる3割切りとなった。安倍内閣の支持率は「男高女低」と「若高老低」という傾向があるが、前々回の調査では全ての層で支持が不支持を上回るか同率にあったことから、今回は非常に厳しい結果といえる。

女性は、全ての年代で支持が不支持を下回った。支持が最も低かった年代は50代の27・8%だった。前回比で9・7ポイント、前々回比で20・8ポイント減った。次に低かったのは40代の29・4%。前回比で8・2ポイント減り、前々回からは31・8ポイントも急減し、2カ月で支持が半分以下になった。60代以上は30・1%で、前回から12・4ポイント下落した。

男性も全ての年代で支持が下落した。ただ、30代だけは支持が53・3%と過半数を維持した。>


もちろん、これは安倍内閣の支持率が、最近では最も低いポイントでの状況だから、現在では、かなり変わっている可能性もある。

しかし、安倍首相の場合、女性の支持率が男性と比べてかなりの程度、低くなっているというのは、よく指摘されていることでもある。
だから、安倍内閣の悩みは、『同世代で支持率が低い』ことよりも、むしろ『女性に嫌われている』ということだという気がする。

ところが、このような『女性に嫌われている』といえば、最近の安倍政治の動向を見ても、さらに『嫌われの度合い』が悪化しているおそれがある。
(もちろん、野田総務大臣の登用などは、プラス材料かもしれないが…。)


『同世代』特に60歳代で低い?という『悩み』なら、むしろ若者に対して、『俺は同世代には嫌われているが、若者には支持されている』『同世代で嫌われるのも、若者のほうを向いて政治を行っているからだ』という風に、逆にアピールすることもできる。
(それに、『国民投票』で多くの支持を得て、安倍首相の悲願である『憲法改悪』を断行するためには、若者の支持が欠かせない。)

だからこそ、このような発言をしているのだと思う。
であるとするならば、なぜ、安倍首相は『女性に嫌われている』のか?


一つは、それは、伊藤詩織さんのTBSの元記者・山口某に対するレイプ事件の告発を無視し、『もみ消し』にまい進するような安倍首相あるいは安倍内閣の態度によるのである。

また、東京新聞の女性記者・望月衣朔子さんが、菅官房長官の記者会見で果敢に(ジャーナリストとしては、普通の)質問を繰り返しているのに対して、寄ってたかって、『封殺』しようとしていること。

あるいは電通の高橋まつりさんの過労死であぶり出されたような、特に女性に対して過酷な労働条件(時には、『セクハラ』とともに襲い掛かってくる)、こうしたことすべてに対して、安倍首相が(口先で言っていることとは逆に)きちんと対応をしようとしていないからである。


それから、同時に、トランプ大統領と一緒になって、朝鮮半島における『危機』を利用して、『火遊びをするようなこと』を繰り返していること(もちろん、北朝鮮の金正恩委員長にも大きな責任はあるのだが)、その『戦争の危機に乗じるかのような政治姿勢』は、一般に言って女性たちのほうが、(男性よりも)忌避感が強いのだろう。

だからこそ、安倍首相の支持率は、時おり(北朝鮮がミサイルを放つと)上昇したりすることもあるが、本当の意味で、盤石な支持にはなっていないのである。


ほとんどの人が、安倍首相が、来年の『自民党総裁選』で再選されて、そのあと、3年の任期をまっとうしてほしい、などと考えてはいないのではないか?
もう『うんざりだ』という『うんざり感』が次第に高くなっていくに違いない。

それをむしろ、支えているのは、北朝鮮の金正恩であり、中国の習近平であり、ロシアのプーチン、あるいはアメリカのトランプらの存在である。
これら、ほとんどすべて、『民主主義』と無縁なタカ派の指導者たちが、お互いを支えあっているというのが、本当の姿だろう。


こうした『国際情勢』が背景にあるので、それをひっくり返すことは、必ずしも容易ではない。
しかし、トランプ大統領の執政の基盤が、1年前に既に予想されていたように、決して安定的なものではないことに見られるように、『民主主義』の国では、『よりましな政治家』に交代させることができる可能性が常に存在している。
そこに『希望』を抱くしかないだろう。





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