北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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ジャーナリストのマイケル・ウルフという人が書いたトランプ政権の内幕本『炎と怒り』、
昨日(7日)付の『朝日新聞』でもこのように話題となっている。

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ところでこの本、私は今回、アマゾンを通して、6日に電子版をダウンロードした。

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『電子版』なので?ロクな表紙は付けられていない。
今回、これをダウンロードしたのは、おそらく2015年に(96歳で)亡くなった父親であれば、『電子版』で読み始めただろうと思ったからだ。


父は(前にここの記事にも書いたが)、1917年にアメリカのカリフォルニア州で生まれている。
祖父母が熊本県天草(島である)の出身で、当時、『移民』で向こうに渡っていた。
結局、(日米間の)戦争が起きる前に『排日運動』が激化したので、父は両親や兄弟たちと共に、日本に帰国した。
(もっとも、父の兄弟たちのなかには、その後再びアメリカに渡って、アメリカ人となって向こうで亡くなった人もいる。)


親父はアメリカ生まれ(死後にわかったこととしては、アメリカのパスポートも持っていた。いわゆる二重国籍?という状態。日本の兵隊として召集されているから、戦後、遅い時期にアメリカの市民権を復活させたらしかった)なので、英語はかなり出来た。

それと比べると私は、ほとんど英語はできないが、少しくらいわかるかもしれないと思い、ついつい購入してしまった。

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結局、まだほんの一部しか読んでいない。
プロローグとその前の著者前書き、それに最初の章(『選挙の日』という題、章は全部で400022)の一部しか読んでいない。
(11日から台中市から沖縄に出かけるから、その飛行機のなかででも読んでみようかと思っている。もっとも、飛行時間はひどく短いが…。)

それでも、多少、感じはわかった(なお、わからない単語が多数出てくるが、ほとんど辞書はひかないで読んでいる)。



どういうことかというと、筆者は200くらいのインタビューを重ねて取材したと称している。特にトランプ大統領自身にもインタビューして、音源の記録もあるというようなことを語っている。

だが、トランプ大統領のほうは、『インタビューなど受けたことはない』と言っているようだ。
あるいは、トランプ大統領に『インタビューされている』という意識が起こらない程度の会話が、2人の間(あるいは他に人も同席していたのかもしれない)にかわされたということなのかもしれない。

マイケル・ウルフという人は、『ジャーナリスト』と日本では紹介されているが、英語の文章を見ると『コラムニスト』という表記が結構ある。
『ニューヨーク・タイムス』にコラムを書いているというのが、『売り』のようである。

だが、向こうの新聞には、『社交界のゴシップ』などを書いているようなコラムをたくさん掲載されているようだ。
ウルフ氏の『コラム』というのが、どのような程度のものかもわからない。


この本のプロローグは、『AILESとバノン』と題されている。AILESというのは、(右寄りという評価が定着しているらしい)『FOXニュース』を所有する21世紀フォックス社の会長兼CEO(最高経営責任者)を昨年(2017年)まで務めていたロジャー・アイルズという人物のことである。
(『FOXニュース』の人気キャスターのセクハラ事件の責任をとって、昨年7月に退任。)

このアイルズ氏とバノン氏(トランプ政権の前首席戦略官)との間の会話がプロローグに書かれているのだが、それはまるでそばで見ていたかのように、『小説風』の書き方である。
この内容は、恐らくバノン氏の話していることを元にして再構成されたものではないかと思われる。


ウルフ氏のこの本は、同様に、『小説風』にリアルに再現されたドラマが書かれているようである。
そして、その中心部分で、バノン氏から得た情報が使われているようだ。


この本の宣伝によれば、『みんな、トランプ大統領はおろかだと言っている』という類の表現が随所に散りばめられているようだ
だが、この『みんな、〇〇だと言っている』という類の情報というものは、決して『正確なもの』とは言えない。


『みんな、安倍晋三は国賊だと言っている』

『みんな、安倍首相は、日本を救う政治家だと言っている』

『みんな、ヒラリーは嘘つきだと言っている』

『みんな、トランプは、俺たち庶民の気持ちがわかっていると言っている』

このように、『みんな、〇〇だと言っている』という表現は、如何様にも使用することができる。


トランプ政権の周辺であっても、トランプ大統領に対して批判的な態度を取っている人に対して聞けば、『みんな、トランプは馬鹿だと言っている』という類の言葉を発するのだろう。
(あるいは、常時、そう言っているのではないにしても、大統領就任前後に一度はそのような言葉を発した人が無数にいるのだろう。)


だが、それだけでは、この本が『正しい』あるいは『トランプ政権は、もうすぐ倒れる』ということには、必ずしもならない可能性がある。
なぜなら、バノン氏もまた、(トランプ大統領と似たような)『右』『反動』の思想の持ち主であり、しかもトランプ政権から追放されたということで、『うらみ』を抱いている可能性が強い。

さらに、今回の本を作る過程で、マイケル・ウルフ氏に情報を与えてこのような本ができたことに対して、出版後に『後悔している』と発言しているかのような報道までなされている。


そしてまた、ウルフ氏自身も書いていることだが、彼はホワイトハウスのなかに、ほとんど専用の執筆室まで与えられて、『いつのまにか、ホワイトハウス内部の人と思われる』くらい内部に入り込んでしまっていたらしい。
(これは、それだけ当時のホワイトハウスが、セキュリティに関していい加減であったこと、あるいはウルフ氏が、ホワイトハウスにとって『都合のいい人』と解釈されてきたような人物であることを物語っているのだろう。)


ともかく、『トランプを批判するような声なら、どんな声でもすぐ信じ込んでしまう』(あるいは、『トランプ』が『安倍晋三』に変わったとしても、話は同じことだが)というのは、ちょっとまずいことだろう。

今回の『内幕本』が何をもたらすかは、慎重に見極める必要があるように思われる。
(ほんのちょっとしか読んでいないのに、これだけ書いてしまうのも、『冒険?』だが…。)








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