北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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この記事の続きだ。


これは、かなり個人的な体験(しかも、私自身の受け止め方)をそのまま書いているので、あまり一般性はないのかもしれない。

前回の記事の終わりの方で名前を出した『伊藤詩織さん』という方は、もしかしたら、『知る人ぞ知る』(知らない人は、全然知らない)的存在なのかもしれない。


2017年5月18日と、25日に『週刊新潮』が報じたのが、世間にこの事件が報じられた、比較的最初のほうの話らしい。
(いま、この事件の報じられ方をまとめようとして、ウィキペディアの『伊藤詩織』さんの項を参照しているが、このウィキペディアの記事というのは、誰が執筆、編集したかによって、大きく揺れ動いているようなものであることは承知している。
ただ、とりあえず参照してみた。)

『週刊新潮』というのは、『週刊文春』と同様に、(どこから情報を得ているのか)アテにならない週刊誌である。
その5月18日の記事の見出しは、『握り潰された安倍総理ベッタリ記者「山口敬之」の準強姦逮捕状 “下着だけでもお土産で…” 被害女性が明かす一部始終』というものだった。


私自身、どのようにしてこの事件の情報を得たのか、あまりよく覚えていない。
私自身の認識としては、<山口敬之という元TBSの政治部記者でワシントン支局長を務めた人物(幻冬舎から、『総理』、『暗闘』という安倍首相のサイドに立った、一種の『宣伝本』を出版している)が、女性のジャーナリストの見習いのような人を相手に、『準強姦事件』のようなトラブルを引き起こした。

そして、女性の側の厳しい追及によって、山口氏に対して、『逮捕状』が彼が外国から成田空港か羽田空港に帰ってくるタイミングで執行される直前に、首相官邸に極めて近い、警察庁(警視庁?)筋の圧力によって、この逮捕状の執行が停止されたということである。

さらに、検察の扱いとしても、彼は結局、『不起訴処分』となった。伊藤詩織さんの側では、検察審査会にも訴えたがここにおいても『不起訴相当』という結果となった。

他方、彼女は日本外国特派員協会で記者会見を行い、自らの実名を公表して(当初は、『詩織』とのみ名乗り、苗字は非公表だった)この事件の非を訴えた。

ところが、山口氏がTBSの社員であったことも影響してか(彼は、現在、非常に評価の高い『報道特集』というTBSの報道番組のプロデューサーもかつて務めたことがあるという)、大手の新聞などには山口氏の名前入りで、この事件が扱われることが全くないという状況である。


この『伊藤詩織さん、山口敬之事件』について、先日、話題にしてみたが、最初に話題にしたA君は、『彼女の側にも問題があるという話を聞いている』という風だった。
(これは、おそらくA君自身が、似たようなジャーナリストの世界で働いているので、その業界のなかでの『受け止め方』が伝わっているのではないか、という気がする。)

私自身も、この時は、自分自身で『ブラックボックス』という伊藤詩織さんの書かれた手記を読んでいたので、(これを読むと、たしかに彼女自身の未熟さを露呈している部分も感じた。しかし、それは逆に彼女が『正直』であることの証にも見えた。それに、若い人が、ある意味で『未熟』なのは、当然なことでもあるのだろう)A君自身もこの『ブラックボックス』を読んでみたほうが良いなどと(偉そうに?)言ってしまった。

しかし、このように『ウィキペディア』の記事によって、『週刊新潮』によって、この事件が最初に取り上げられたかのような『流れ』を読んでしまうと、この事件はかなり『怪しげなもの』に見えてしまうのも、やむを得ない気がしないでもない。


ただ、私が驚いたのは、その後、B君とCさんと会った時に、彼らがこの事件を知らないというような反応を(少なくとも話題の最初の段階では)示したことだった。
(もしかしたら、Cさんはもともと、ある程度知っていたのだけど、B君の反応の仕方に、ある程度、合わせていたのかもしれない。)

というのは、これら3名は、私自身も含めて同世代であり、今年70歳になるかならないかの同年齢の、(世間でいう)『高齢者』に過ぎない。

だが、B君というのは、昔から『テレビなど見ない』ということを公言する(癖に電通出身の)男で、このように言う割には、自分自身は『情報通』(つまり重要な情報については知っている)と自負しているような人物である。
ネットの方も、かなり早い時期からやっている。

また、(前篇に書いたであろうことを)再度、指摘しておくと、(私自身を含めて)全員が『安倍首相嫌い』の人たちである。
こういう人たちの間にも、この『伊藤詩織さん、山口敬之事件』が伝わっていないというのは、一体、どういうことなのだろうか?
そのように感じた。


もちろん、全く伝わっていないというよりも、『くだらない事件』としては、伝わっていたのかもしれない。
また、いわゆる『デートドラッグ』を山口(氏)が使い、伊藤詩織さんの意識を喪失させたという疑いがあることも、重要なファクターだと思うが、そのことは『共有化』されていないようだった。

こんなことをわざわざ私が書くのも、おそらく現在の、インターネット万能社会(SNS万能の社会?)では、『右』も『左』も自分たちの『仲間内』だけで一種の囲い込みを行ってその内部で、『いいね』を乱発するというような、似たようなふるまいがみられるのではという気がするからだ。

だから、ある種の『反安倍』の集合体では、この『伊藤詩織さん、山口敬之事件』は誰でも知っていて当然だというようなメッセージが飛び交っている。

ところが、このように『伊藤詩織さん、山口敬之事件』が伝わっていない(可能性がある)ということは、どうしてなのだろうか?
ある種の『エアポケット』がどこかに存在しているのだろうか?
と思ってしまう。


こういうことが起きるのは(特に、私たちの世代の間で、こうしたことが見られるということは)、やはり『新聞やテレビ』などの既成の大手メディアが事件を取り上げないということは、(実際は)それだけ大きなことなのかな、と思ってしまう。

大手メディアをなんだかんだ言って非難することが多いが、実際は、大手メディア(これは、『読売』や『産経』を含めて言っている)の言っていることを土台としながら議論していることが多い。
したがって、大手メディアが無視する事件というのは、『起こっていない』のと同然なのであろう。








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閉じる コメント(2)

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私自身は、半年程前にはこの「伊藤詩織・山口悦之」事件については知っていました。詩織さんの言っていることを全面的に信用します。
理由は世間的に公表したことが彼女のメリットにならないから、です。
最初、苗字を明かさなかったのも、同じ理由からでしょう。
あなたの所の「訪問者」にも、早くから記事でふれておられる方があったのではないでしょうかー。

2018/3/11(日) 午後 2:27 [ Kiyoshiroo ] 返信する

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> Kiyoshirooさん
私も、おそらく半年以上前から、この事件について知っていました。
少なくとも週刊新潮の報道(それが一番初めだったかどうか、よく記憶していませんが)のころには、知っていたと思います。
私自身が確信を抱いたのは、安倍首相を持ち上げるメディアが一斉に彼女をバッシングするのを開始し、そして同時に『ブラックボックス』に見られるように、彼女自身が自分の弱点の告白のようなことを含めて、世間に全容を公表し始めたからです。
今回、このようなことを書いたのは、意外にこうした話が世間に知られていないものだと感じたためです。
ちょっと、書き方がわかりにくかったかも知れませんが…。

2018/3/11(日) 午後 4:10 [ 北京老学生 ] 返信する

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