北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

全体表示

[ リスト ]

昨日、似たような記事を既に書いた。


この時点では、まだ本気でこのようなことをするとは思えず、単なる『党名変更』の一案に過ぎないのか(しかも、採用などされるはずのない?)とも思っていた。

イメージ 1


ところが、その後の報道によれば、『民進党』と『希望の党』の人々(もしかしたら、次の総選挙もいつあるかわからない状況の中で、このままではどうにもならないと、ともかく自分たちのための『救命ボート』を用意したのだろう)は、この『国民党』に新党の名称を決定するという意思決定を既に行ってしまったというのである。
(いちおう、国民民主党というのが正式名称で、『国民党』が略称だというが…。)


もちろん、政党の党名というものがいかにいい加減なものかは、安倍晋三氏をトップとする政党が、『自由民主党』という立派な名称であること(『自由』と『民主』という大義を含んだ名称であること)を見てもわかる。


だが、ついこの間まで『民進党』を名乗っていた人々が、今度は『国民党』だというのは、あまりにも人(特に、台湾あるいは中国の人々)を愚弄した話だろう。

台湾では、『国民党』と『民進党』が激しい戦いを繰り広げている。

現在の台湾(中華民国)の総統は蔡英文という女性であるが、彼女は、『民進党』である。
その前の馬英九氏(2008年5月〜2016年5月まで総統)は、『国民党』。さらにその前の陳水扁氏(2000年5月〜2008年5月)は『民進党』、といった具合である。
(陳氏は、市民派弁護士の出身であり、同時期、同じような経歴のノムヒョン氏が韓国の大統領を務めていた。ノムヒョン氏の場合は、任期が2003年2月〜2008年2月であり、この人の最後は自殺という痛ましい事態に陥った。)

台湾は、大統領制(任期4年)であり、おまけに国会(立法院)は1院制であるから、大統領に就任するのが、『民進党』か『国民党』かで政治は大きく変わってくる。


台湾の『国民党』はもともと、孫文−−蒋介石の系列の政党である。
中国大陸で、『共産党』との内戦に敗北して台湾に逃げ込んできた。

中国大陸で、『国民党』が(1919年に)創設された当時は、民主主義や革新的な部分を代表していた側面もあるが、これが台湾に逃げ込むや、(中国共産党と変わらぬ)独裁の党になったことは、大変皮肉でもある。


しかも、中国共産党のほうは、(北朝鮮のように)血筋でもって支配の正当性を主張する政党ではないし、一面では『改革開放政策』のように環境にあった柔軟な路線を採用するといった性格もあった。ところが、台湾に逃げ込んだ国民党は、独裁政治を展開し、一面では『開発独裁』とも呼ばれる経済開発を実現したが、1975年の、独裁者・蒋介石の死後、矛盾に突き当たった。
(蒋経国や李登輝が、そこからの転機をはかったが…。)


今日、台湾における『国民党』というのは、むしろ中国共産党と協調しながら、『一つの中国』政策、つまり中国共産党の子分(手先)のような政策を展開しようとする、(ある種)醜い政党に転落してしまっている。

それに対して、『民進党』とは、台湾の自立(独立を主張する人たちも内側に含んでいる)を掲げ、しかも、民主的な台湾、多様な台湾(民族的にも文化的にも多様な台湾)をその主張として持っている。


たしかに、『民進党』は新しい政党であり、多くの矛盾も抱えている。
しかし、日本と比べると、決して口先だけではない『女性の権利を尊重し、男女同権の社会』を志向していることは、蔡英文総統自身が、日本でよくもてはやされるような(おとなしい、あるいは可愛い?)タイプの女性とは全く異なっていることでもわかる。


そればかりではない。
イメージ 2


この記事にも書かれているように、最近、蔡英文氏は、官房長官にあたる総統府秘書長にベテラン政治家(高雄市長)の陳菊氏を採用し、これで台湾総統府のツートップが女性となった。

首相にあたる『行政院長』は、前台南市長の頼清徳氏(もちろん、こちらも民進党)が昨年の9月に就任して、蔡政権の人気回復に取り組んでいる。


今回、(『民進党』から)『国民党』への党名変更に合意した人々は、台湾において、そして中国において、『民進党』→『国民党』がどういう意味を持っているのか、少しでも考えたのだろうか?
『国民党』→『民進党』ならまだしも、逆の場合、きちんとした説明がなければ、それは『反動』を意味するに過ぎない。
(台湾のことは、関係ない、などとは言えない。なぜなら、『民進党』という党名にしたと時に、当時の民進党は台湾の民進党のことを、はっきりと引き合いに出していた。)


このような行為をとっていることについて、彼らは恥を知るべきである。
『党名』とはおもちゃのように、勝手に変更したりできるはずのものではない。

また、仮に変更する場合、それがアジアの他の国々と共通のものである場合は、それを変更することの影響なども十分、考慮して変更すべきであろう。

このような変更をするような連中は、次には、『きょうさん党』にでも変更するつもりか?
『きょうさん』という語には、『共同参拝』(の略)など、いろんな漢字が考えられる。

あるいは、次には、『大政翼賛会』『大政翼賛党』などといった候補もあるのかもしれない。
馬鹿げた党名変更は、ただ失笑を買うだけであろう。
これなら、(金融機関が合併するときのように)『民進・希望の党』とでもしたほうが、まだマシである。


『民進党』を『国民党』に平然と変えることができるというのは、彼らが中国や台湾の歴史や、現在の状況に対して全く無関心であり、まさに『井の中の蛙』であることを物語るだけである。
こんなことをやっていれば、安倍政権の支持者たちにすら『笑われる』ことだけは、間違いがないだろう。

今からでも遅くないから、『国民党』は撤回すべきである。










https://politics.blogmura.com/politicalissue/ranking_out.html にほんブログ村 政治・社会問題]
にほんブログ村のランキングに参加しています。
よかったら、この記事にクリックをお願いします。 

この記事に

閉じる コメント(3)

顔アイコン

「闘将星野に続くことわずか4ヶ月未満で鉄人衣笠選手もガンに倒れる」
!!!

日本の国家予算100兆円医療費40兆円でそのうち厚労省発表で10兆円がガンの医療費である。
ほんとうは超高価な抗がん剤や遺伝子治療や放射線治療を厚労省に認可させるための莫大な金を使ったロビイ活動がなされており、
これらの高額治療が開発で消費する電力料金(原子力ムラ)その他を補助金で賄っていることを併せて勘案換算すれば実質「国民が全額を負担する」ガン医療費は20兆円弱になっている。

これほどの巨額を毎年治療研究に費やしているとしたら、普通の国ならとっくの昔にガンなど消えうせてしまっているはずだが、
日本厚労省保険医療死因統計では毎年成人のガンによる死亡が激増して昨年はついに死因統計が始まって以来初めてガンが成人死因の第1位となった。
いまや成人国民の3人に1人以上がガンで天寿を全うできずに亡くなってしまうのである。それも、唐突に。

一体世界唯一の被爆国日本の厚労省医政局保険医療のガン治療研究医学界はなにをやっているのか。

恥を知れと思う。 削除

2018/4/26(木) 午前 0:47 [ 豊岳正彦 ] 返信する

顔アイコン

「闘将星野に続くことわずか4ヶ月未満で鉄人衣笠選手もガンに倒れる」
!!!


奇跡体験アンビリーバボー!のユーチューブを紹介する。みんな見てね。

h
ttps://www.youtube.com/watch?v=NLIGGlboPWo

これは山がもたらした奇蹟などでは無い。
日本の病院の厚労省ガイドライン抗がん治療をすべて止めて日本脱出したら一発で治った実録である。

日本のガン医療は治療と称して毎年18兆円もの医療費を国民から治療費と称して詐取して、ただただガンで死亡する成人を日本国内で激増させている。
日本厚労省医政局役人の言いなりのガン医療に従事して日本中の成人をガンで夭逝させ続けている日本厚労省医師免許医師は、患者の病を治すべきなのに逆に巨額の治療費をかけて匙を投げ余命宣告しているだけではないか。

厚労省が押しつけるガン治療を止めてヒマラヤに登ってガンを本当に自力だけできれいさっぱり治したこの人に日本のガン専門医者は何て言うのか聞きたいものだ。 削除

2018/4/26(木) 午前 0:48 [ 豊岳正彦 ] 返信する

顔アイコン

> 豊岳正彦さん
コメントありがとうございます。
私自身、実はがん患者(といっても、前立腺がんの初期なので一番、軽い部類ですが)なので、癌については、多少、興味はあります。
また、母親が長崎の被爆者で、91歳という高齢まで生きましたが、最後は白血病みたいな症状でなくなったので、原爆との因果関係も疑っています。
癌に対して、どのような治療方法がありうるのかは、よくわかりませんが、ともかく日本という国は、方向性を喪失した国(出鱈目な国)であることは、間違いないという気がします。
それが、間違った方向に行かないようにするために、わざと『方向性を出さない』というのであれば、そのような選択もありうると思いますが…。

2018/4/26(木) 午前 10:34 [ 北京老学生 ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(0)


.


みんなの更新記事