北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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この記事の続きだ。


嘉義市の故宮博物院南院で見た展示のなかで、特に注意をひかれたもの。

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それは、この『セーリングマイル 日本伊万里磁器展』というものだった。
伊万里焼というのは、今、ネットで『ウィキペディア』の記述を見ると、<伊万里焼(いまりやき)は、有田(佐賀県有田町)を中心とする肥前国(現代の佐賀県および長崎県)で生産された磁器の総称。製品の主な積み出し港が伊万里であったことから、消費地では「伊万里焼」と呼ばれた。>などと書かれている。

だいたい、私は、陶器とか磁器とかは全くの素人で、(日本の)テレビで時々『何でも鑑定団?』という番組で、本物か偽物か、あるいはどのくらいの値打ちがあるのかといった話をぼーっとしながら見るくらいがせいぜいだった。

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こういうのが、『伊万里焼』らしい。だが、展示物には『有田』という表示もあったりして、よくわかっていない私は、とまどいもした。


ここには、『唐宋時代以降、中国製の磁器が日本で好まれていた。技術と原料を持っていなかったため、高温で焼かれた磁器を日本国内で生産することができなかった。』『桃山時代末期に、豊臣秀吉(1537〜1598)が1592年から朝鮮に出兵し、朝鮮の磁器職人を日本に連れて帰ったことにより、日本国内で磁器を生産することができるようになった。』などと書かれている。
この文章は、上記の展示の続きの部分の説明文(日本語表記)に書かれている。

これだけだと、日本の磁器文化は、朝鮮かの渡来人の末裔?(拉致のようにして連れられてきた人もいたかもしれない)がもたらしたものであるという、近年話題の『反日歴史観』批判者たちが見ると、何というだろうかと思わせるような文章に過ぎない。
だが、そこから先が面白かった。
(念のための書くと、こうした細かな説明は、日本語のものでも現場ではあまりきちんと読んでいない。後で、ブログを書くために見直していると、また細かな『発見』があったりする。)

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ここには、オランダの東インド会社のアジアとヨーロッパにおける流通網が描かれている。
台湾もまた、オランダの部分的な支配下に一時期あった(特に『台南市』などはオランダの進出拠点だった)。
今、改めて写真によって、説明文を読み直すと、こう書いてある。

『17世紀半ば、中国の磁器の生産は帝国政権の交代で怠られていた。伊万里焼はそのきっかけでオランダ東インド会社によって輸出されることになり、ヨーロッパで人気商品になった。東洋からの伊万里焼はヨーロッパの皇族と貴族により収集・愛用され、宮殿の飾りや外交上の贈り物にもなっていた。』

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そして、ここから先は現場でいろんな磁器製品を見て感じたことだが、ヨーロッパで人気を博したというのは、単なる東洋の製品ではない。

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明らかに、ヨーロッパの文化の影響を受け、そして、『お客様』(皇族・貴族たち?)の趣味に合わせて、『変化』を遂げた東洋の『芸術』『文化』だったように見える。

これは、朝鮮や韓国からの移住者に対して、『反日』などという言葉を投げつけることを癖?としている人たちの、想像をはみ出しているような『日本の文化』の姿ではないだろうか?

こうした『変化』がもたらされる上で、『朝鮮半島から来た人々』『オランダ東インド会社』あるいはその他の日本人、ヨーロッパ人がそれぞれどういう役割を果たしていたのか、考えてみると、なかなか面白い。


そういえば、昨夜(6日)ホテルの『NHK』の海外放送を見ていたら、『ナイキ』の創業者の話をやっていた。
『ナイキ』が企業として成長発展を遂げるうえで、日本のメーカー(現在のASICS)とか、商社(旧日商岩井)の人々がどのような役割を果たしたのかを描いたものだが、ちょうどこの創業者の『自叙伝』の書評を読んだときに、興味を感じた話だったので面白かった(何か月か前に台湾のテレビで見た、日本のドラマ『陸王』にも通じる話でもあった)。

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最後にこれは、故宮南院のコーヒーショップに入ったら、こんな食べ物もあったので、注文したもの。
たしか『ハンガリー・ビーフシチュー』みたいなことが書かれていて、どんなものかと思ったら、普通においしかった。
(本格的な料理ではないが…。)










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