北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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本日(30日)、1年半ぶりという『党首討論』が実施され、(台湾でも)『NHKワールド・プレミアム』という海外放送を通じて、中継された。

それにしても午後3時(台湾時間では午後2時)から、たったの50分たらずという短さ。これが、『党首討論』という名称に値するのか?

日本の政治家(当然、安倍首相の意向が最大限に取り入れられているのだろう)というのは、よほど『討論ぎらい』というか『討論』が苦手な人たちばかりなのだろうか?


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これが舞台装置。このように、すぐそばに相手が立ち、交互に発言していく。

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発言したのは順番に、立憲民主党の枝野代表、国民民主党の玉木共同代表、共産党の志位委員長、日本維新の会の片山共同代表。

それぞれ持ち時間は、19分、15分、6分、5分という短さ。
(これでも、『無所属の会』の岡田代表が持ち時間3分を譲った結果、立憲民主党と国民民主党がその分、時間が増えたのだという。)



『森友・加計疑惑』を取り上げたのは、枝野氏と玉木氏だけ。
もちろん、この2人の追及に対して、安倍首相は『逃げ』と『居直り』で終始した。

しかし、他の二人の質問に対して『立派な回答』ができたかと言えば、そうではなかった。
玉木氏は、『日米問題』と『日ロ問題』を取り上げた。


自動車の関税引き上げについて、『トランプ大統領から事前の通告はあったのか?』と聞かれてもまともに答えない。
玉木氏は、<『WTO違反』のアメリカのような行為に対しては、堂々と批判し、反論すべきではないか>、<現状ではむしろ、中国政府のほうがWTOの手続きに沿って批判を展開して、中国が『WTOルールの擁護者』のように映っている。日本がむしろ、そういう役割を果たすべきではないか。』と批判した。

また、『日ロ交渉』についても、『領土問題の交渉は、少しも進んでいない。』『ロシアに餌の「先食い」を許しているのではないか。』と批判したが、こちらも『交渉の内容は今、オープンにできない。』というのみ。

つまり、いわゆる『建設的野党』の提起に対しても、まともに答えられない状況だ。



さらに、片山氏(この人は、年齢のせいか、それとも準与党の位置にばかりいたせいか、平気で時間を超過していた。むしろ、共産党よりも多くの時間を費やしていたのではないか。野党の議員が、時間超過に関して、委員長のほうをにらみつけるような視線を送っているのが印象的だ。)は、<『モリカケ問題』は、与党も野党もどちらも悪い。><同じようなことばかり繰り返して、時間を無駄にしている。>という印象操作的な発言から入っていく。

その後、『内閣人事局が強くなりすぎているのではないか。』『その権限、ないし運営の仕方をもっと抑制的にすべきではないか。』『役人がもっと生き生きと活動ができるようでなかればならない。』などと具体的な提案(どちらかというと、安倍政権を助けるような質問の仕方であることは明らかだが…)をしているにもかかわらず、それに対して答えるような答弁はほとんどなかった。

ということで、こんなやりとりで50分が過ぎて行った。

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これが、安倍首相の表情の変化ぶりをとらえたものの一部。

印象的なのは、『森友』に関して、安倍首相が、『私か妻が関与していたら…』という昨年の発言を、修正してそれを<『贈収賄への関与』と大幅に変更したのではないか。>という枝野氏の指摘に対しての答弁の仕方である。

これは、安倍首相のいつもの『やり口』なのだが、まず関係ないことを長々としゃべる。
そして、それに対して、少しでも『やじ』が野党席から飛ばすと、それにいちいち反応して、時間をつぶす。

さらに、ある場面では、『殊勝に反省したかのような態度』を取ってみせる、というこの『お笑い芸人の芸』のような、一連のパフォーマンスである。

だが言っていることは、先日の答弁でいきなり変えたのではない、そういう趣旨の答弁をもともとしていたという、無理筋の『逃げ方』である。


『加計』のほうの例の愛媛県文書を巡って、加計学園が、『総理と加計理事長の会見について、担当者が嘘を言った』というFAXをいきなり送り付けてきたことに対しても、枝野氏の質問と関係のない話を長々とする。

『私たちが何をやろうとしたかが重要だ。』『50年以上?も獣医学部の新設が認められてこなかった。』『公正な手続きでその新設が認められた。』『岡山理科大学を新設したところ、多くの応募者があった。この結果がすべてを示している。』などと述べ立てる。

枝野氏が『仮に加計学園の言っていることが事実なら、学園の不正行為に総理は加担させられたのではないか。なぜ総理大臣として怒らないのか。抗議しないのか。』と突っ込むと、
『私は、籠池氏についても、提訴などしていない。政府としてコメントする立場にない。』などと逃げ回る。

そうこうしているうちに、『時間終了』である。


共産党の志位委員長についても同様の対応。
ただし、志位氏はそのような対応に安倍首相が出ることを予想して、むしろ安倍政権の罪悪を『5つのポイント』として羅列していく。
これは、国民にもう一度、思い出してもらおうということだろう。

そして、『あなたの政権のもとで、どうしてこうした問題が繰り返されるのかと思うか。』と問いかける。
それに対しては、カメレオンのように態度を変化させて、『膿を出し切る。』『責任を痛感している。』と反省したふりをしてみせるだけ。

また、その対策として、『今後は、行政文書の電子システム化を整備する』などといった答弁で逃げようとする。
それに対して、志位氏は、『国民は、あなたの答弁に合わせるために文書の廃棄・改ざんが行われたことを知っている。内閣総辞職を求める。』と述べて、発言を終えた。

このように『逃げ』と『居直り』の答弁に終始したのが、本日の印象だ。


しかし、このように4つの(いちおう、すべて)野党の『質問』に対して、こういう姿勢の答弁で終始した安倍首相に対して、(少なくとも、この『党首討論』をすべて見ていた)国民は、『疑問』が晴れない人が多かったのではなかろうか?

<国内においてすら、このような『答弁』しかできない安倍首相が、あちこち外遊して回って、一体、トランプ大統領やプーチン大統領に対して、どのような迫力ある交渉・発言ができているのだろうか?>

<トランプ、プーチンだけではない。習近平、文在寅あるいは、金正恩らとの交渉においてすら、まともな『交渉』をする能力を持ち合わせていないのではなかろうか?>

こんな疑問が、『自民党支持者』の間にすら、広がっていきうるのではないかと感じる。

もはや、『自分は国民に支持されている』という『自信』が喪失し始めた総理大臣は、国(国民)にとって、何の役にも立たない『存在』になりつつある。


世界を『地球儀外交』と称して飛び回るうちに、『真正な独裁者たち』と交流を深め、彼らの政治スタイルに学び始めた安倍首相(それだけでなく、『安倍スタイル』を取り入れている独裁者たちもいることだろう)。

しかし、『失脚した独裁者』たちが味わうであろう屈辱(そればかりでなく、投獄あるいは『さかさ吊り』という最終的な刑罰)、これについては『自由で民主主義』の日本だから、『そればかりは、そればかりは』勘弁してください、どうか優しく、『人権を尊重してください』と言わんばかりの『身勝手さ』。

事実上、こうしたことを求めている安倍首相はあまりにも『いい加減』であり、(これこそが、本当に)『戦後日本の<お花畑>的な態度』である。

彼こそが『因果応報』『天網恢恢(てんもうかいかい)』などの言葉を改めて、かみしめるべきであろう。
だが、安倍首相は、『李下に冠を正さず』という言葉も、よくわかっていないようだから、この人物に『処方箋はない』という気がしてならない。








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