北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

全体表示

[ リスト ]

本日(1日)、ツイッターを見ていたら、こんなニュースが飛び込んできた。

イメージ 1

これは、『NHK NEWS WEB』のニュースで流れているもの。
(1日、11時55分配信となっている。)

『ネットで在外投票 来年の参院選に向け導入検討 河野外相』というのが見出し。
その内容を一部、紹介すると、

『在外投票を行うための登録申請を出国前に市区町村で行うことが1日から可能になったことに関連して、河野外務大臣は、来年の参議院選挙に向けて、インターネットでの在外投票を導入する検討を進め、さらなる利便性向上に努める考えを示しました。

改正公職選挙法が1日から施行され、在外投票の利便性向上の一環として、これまで出国先の在外公館などで行っていた選挙人名簿への登録申請を、出国前に国内の市区町村で行うことが可能になりました。』


河野外務大臣は、『「野田総務大臣とも、来年の参議院選挙でインターネット投票ができるように努力を続けている」と述べ、来年の参議院選挙に向けて、インターネットでの在外投票を導入する検討を進め、さらなる利便性の向上に努める考えを示しました。』というもの。



在外投票というのは、海外に滞在している邦人が、国政選挙において投票権を行使できるという制度である。
(私も、以前、中国に住んでいたときに、何度か利用した。)

しかし、これは手続きが非常に面倒であるし、現在、私は台湾と日本を行き来して生活しているが、『住民票』は日本に残したままなので、『在外投票』は利用していない(利用ができないのだと理解している)。


上記のニュースのなかで、河野大臣は『閣議のあと記者団に対し「在外投票は、申請率や投票率が非常に低いので、手続きの簡素化によって在外投票する人の数が増えることを期待している」と述べました。』とも書かれている。

イメージ 2


『NHK NEWS WEB』では、現在、『ネット投票』に関する特集のやっていて、『在外投票』をネット投票導入のための突破口にしているというようなことも書かれている(ただし、ネット投票の問題点も記されてはいるが…)。


この話は、『非常に良い』ようにも見える。
しかし、『待てよ』という感じだ。


そもそも、何度もここの記事に書いてきたように、NHKの海外放送である『NHKワールド・プレミアム』では、(日本のNHK総合テレビで放送されている)『国会中継』ですら大幅に、制限して『放送しない権利?』を行使している。

先週の月曜日(28日)に、衆参両院予算委員会で(森友・加計問題等に関する)『集中審議』が行われたときも、こんなプログラムだった。
(一番左側のプログラムが当日のもの。『国会中継』の代わりにいろんな番組で、埋めている。
この日は、午前8時半くらいからと午後1時から、日本の総合テレビでは、『国会中継』があった。
なお、表示されている時刻は、『日本時間』。『台湾時間』だとこれより1時間早くなる。)




イメージ 3

イメージ 4



つまり、雑多な番組の『再放送』等で放送時間枠を埋めて、お茶をにごしていたのである。

そのくせ、安倍首相が外遊したおりの『記者会見』は、率先して流している。
(先日は、プーチンに足元をみすかされて、『訪露』関連の記者会見はそれ自体、実施できなかったようだが…。)


要するに、NHKは(日本での国内以上に)『国民に知らせない権利』を行使している。安倍内閣の不祥事を国会で追及している場面は、できるだけ流さないという方針のようだ。


このように、『公共放送』としての責任を放棄し、『都合の良い』情報ばかりを流し続けている現状をそのままにしたうえで、『在外投票』をインターネット投票の『実験場』として使おうというのは、明らかに物事の『優先順位』を間違えている。



最近、安倍内閣のなかで、総理に対する『忠誠度』を示すのに汲々としているやに見える河野大臣ではあるが、『インターネット投票』などというのであれば、まず『国会中継』を(日本内外で)きちんとやる(国以外における国内と比べた、『情報格差』の是正も含めて)ということを、先に実施することを(野田総務大臣と相談しながら)『お考えになるべき』と提言したい。

このように書くと、『じゃあ、日本国内のほうを、国外並みに、国会中継をできるだけやらないほうにしようか?』『そうすれば、内外情報格差の是正になるだろう』などと馬鹿げた『たくらみ』をしようとするかもしれないが、それは『なし』にしていただきたい。


直観的に考えると、この『在外投票』『インターネット投票』の話は、安倍首相の『ファミリー悲願?』である『憲法改正(改悪)』の『国民投票』を見据えた話ではないかという気がする。

安倍首相にとって、もはや『改憲の遂行』ということしか、自分自身の総理大臣としての『やる気』を維持していくための『動機』は喪失してしまっているであろうから…。
だから、安倍首相に(少しでも)『元気を取り戻してもらう』ために、こんな発言をしているのであろう。










https://politics.blogmura.com/politicalissue/ranking_out.html にほんブログ村 政治・社会問題]
にほんブログ村のランキングに参加しています。
よかったら、この記事にクリックをお願いします。 

この記事に

閉じる コメント(6)

顔アイコン

老学生さん
ご無沙汰しています。
先日は、私のコメントに対する丁寧な返事、ありがとうございました。自身の身の置き方については、色々思案中ではありますが、これがなかなか難しく、人生という物の、不可思議さに驚いているところです。
老学生さんが引用されているインターネット投票についてですが、私としても大いに良いのではないかと感じています。とはいえ、NHKの記事で紹介されいるように、インターネット投票には複数のリスクがあり、これを理由に総務省はインターネット投票に否定的でした。しかし、インターネット投票に対して依然より肯定的な河野太郎氏の外相就任により、外務省が実質的に管轄する在外投票の制度変革が行われる運びになったようです。老学生さんと異なり、観光旅行程度でしか日本を離れたことのない私にとって、在外投票というものを、リアルに知っている訳ではありませんが、在外邦人の方にとっては色々と不便なものと伝え聞きますし、より良い方向への制度改良を望みます。 削除

2018/6/6(水) 午前 7:45 [ 学生A ] 返信する

顔アイコン

それと、国会中継についてですが現状のNHKの中継放送とは別に、衆議院、参議院両院のホームページにてネット中継がされていますし、またニコニコ動画でも中継がされていますのでそちらを利用するのも良いかもしれません。現在のNHKは右からは反日放送局といわれ、左からは政権の広報機関といわれ、NHKも何とも大変だなあと無責任に感じていますが、右からも左からも批判されている現在のNHKは、結果として特定の党派に与しない政治的に中立な放送局という放送法の本旨に期せずして合致していると言えるかもしれません。 削除

2018/6/6(水) 午前 7:46 [ 学生A ] 返信する

顔アイコン

> 学生Aさん
こんにちは。
私は実は、インターネット投票については、もともとは反対ではありません。投票率が少しでもあがるような、あるいは全世代の人たちが、同じように『投票』という行為に参加できるような制度を工夫することは当然と思います。

ただし、『インターネット投票』において、どのような『不正行為』がありうるのか、それに対しては、どのような『予防』ないし『是正』がなしうるのか、その研究も一方では必要と感じます。

私は、日本の社会というのはITを正しく活用するという点で、はなはだ遅れているのでないかという気がしています。ITは活用の仕方次第では、それを通して大規模な『悪』(国民の『監視』とか、『間違った情報』による誘導とかも含め)もなしうるし、逆に、『悪をチェックする手段』としても利用しうるような、そのようなものだと感じています。

諸外国と比較して、ITをプラスの方面で活用する、あるいは社会のインフラとして活用する、そのような姿勢が不足しているような気がしています。

2018/6/6(水) 午後 9:19 [ 北京老学生 ] 返信する

顔アイコン

> 学生Aさん(つづきです)

『在外投票』制度ですが、現状では、在外邦人が(誰に投票するか)記入した投票用紙を在外邦人の氏名が選挙人名簿に記載されている(転出元の地元の)市区町村の選挙管理委員会に、郵送するという作業を(選挙期間中に)しなければなりません。

したがって、『選挙期間』が始まってすぐの(かなり短い)期間中に投票しなければならない(しかも、大使館などがある極めて限定された場所において)といった、多くの制限があります。
また、在外投票を利用するための手続きも面倒です。そのため、在外投票をやる人は、極めて少ないというのが実情です。

これを何らかの形で、投票率向上に寄与するような形で改善するのは、良いことと考えます。
しかし、『在外投票』については、そもそも、『選挙区』の区割りを、日本国内の(もともとの地元の)『選挙区』においての投票とするのでなく、在外邦人が現に住んでいる地域、例えば、『アジア地区』といった形で『在外邦人』の選挙区を設定し、『アジア地区の在外邦人』の意見を代表する議員を新たに選ぶ、といった形も考えられるのでは、という気もします。

2018/6/6(水) 午後 9:21 [ 北京老学生 ] 返信する

顔アイコン

> 学生Aさん(つづきです)
(こうしたことをきちんと、研究をすべきと考えます。)

また、現状において、『在外投票』を『インターネット投票』で行うのであれば、海外の邦人に対する(選挙にかかわる)『情報提供』をどのように保証するのか、それも問題になるような気もします(とりあえず、『在外投票』の投票率だけ向上させることを目的とする、といった割り切りもありえますが…)。

あまり、いろいろなことを書いていると、『インターネット投票』に対して抵抗しているだけでないのか、と誤解されるのも嫌なので、この程度にしておきますけど…。


そうですね、NHKについてはたしかに、『左右』というか、両端からNHKに対する批判があがっているのは、承知しています。
まあ、今くらいが、一番、『面白い状況』なのかもしれませんね。


NHKのニュースの報道姿勢も結構、揺れまくっていますし、時には生番組放送中に、NHK内部で(現に今)紛糾しているのではないのかと想像させるような場面もあって、ある意味では、『楽しめる』ような状況です。
(今回は、あまり注文ばかりつけてもしようがないので、この

2018/6/6(水) 午後 9:23 [ 北京老学生 ] 返信する

顔アイコン

> 学生Aさん(つづきです)
(今回は、あまり注文ばかりつけてもしようがないので、この程度にしておきます。)

『国会中継』についてですが、私自身は、インターネットで見ることもできますし、実際、かなりの程度、そうしています。
しかし、日本国民の平均的な状況でいうと、『NHK中継』があるとないとでは、結構、それなりに国会への関心度に影響してくるくらいの重みは、現在の『NHKの国会中継』はもっていると感じます。

だからこそ、安倍政権としては『放送したくない』ような場面が多かったのでしょうけど。
『放送と通信の融合』が見通せる現在だからこそ、どのような形で、『国会審議を視聴する体制』を全国民に対して保証していくことができるのか、『それはNHKの問題ではない』などと逃げるのではなく、考えていくことが重要だと思います。

(追記)書いた後に気が付いたのですけど、『在外投票』にからんで、『在外邦人』の『選挙区』を新たに設定するとなると、これは『憲法改正』が必要になってくるのでしょうか?
(私としては、『憲法改正』をしなくともできるような気がして、もともとは発想したものですが…

2018/6/6(水) 午後 9:25 [ 北京老学生 ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(0)


.


みんなの更新記事