北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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本日(4日)の『日本経済新聞』朝刊に面白いデータが掲載されていた。

イメージ 1

これは、6面の『オピニオン』のページに掲載されている記事。
芹川洋一・論説フォローが書かれている『動かすTV 守るネット層』『揺れる安倍内閣の支持率』と見出しの付けられている文章である。

正直言って、記事そのものは、大して面白くない。
というのは、冒頭に次のように書かれている。

<春先に大きく落ちこんだ安倍晋三内閣の支持率がどうやら下げ止まったようだ。本社調査では、2月に56%だったのが3月に42%まで下落したあと、4月43%、5月42%と踏みとどまっている。>

<この数カ月を振りかえってみると、支持率低下のきっかけは、森友文書の改ざん、加計学園の獣医学部の新設、福田淳一・前財務次官のセクハラなど新聞・テレビ・週刊誌の報道だった。その一方でなお40%台の内閣支持率を考えると、下支えをしている堅い層があるに違いない。
仮説を立ててデータを点検することで、安倍内閣の支持率を考えてみた。>

このように『内閣の支持率がどうやら下げ止まったようだ』という前提(?、これはかなり強引な『前提』である)をおいて、それを検証するために、『どういう要因が内閣支持率に影響を与えたのか』ということを検証した記事という『ストーリー』になっている。
(詳しくは、この記事自体を読んでいただきたい。)


それで、この芹川と言う人は、『ワイドショーなどのテレビ放送』が内閣支持率の低下要因になっている(家庭でテレビを見る時間が比較的長くなっている主婦やシニア男性に影響を与える?)。

他方、テレビよりもネットに触れる機会の多い『20〜30代の男性』は、こうした『ワイドショーなどのテレビ放送』からの影響を受けにくいので、(相対的に支持率が低下しにくく)『内閣支持率を下支えしている』などといった『仮説』を立てて、それを『ワイドショーでの放送時間と内閣支持率』の比較で検証している。

『仮説』を検証するなどと書いているが、むしろ、『調査結果』をもとにしながら、『仮説』を後からひねり出したのではなかろうか?という気すらしてくる。
まあ、芹川氏の『分析』ははっきりいって、『どうでも良い』。


面白かったのは、この記事のなかで披露されている『データそのもの』である。

イメージ 2



少なくともここには、『男性20〜30代』『女性20〜30代』『男性60代』『女性60代』という4つの区分(なぜ、『20〜30代』と『20代』と『30代』をごっちゃにしているのか、よくわからないが…)ごとの『内閣支持率』の推移が記されている。

こうした『層別』の細かなデータは、ふだんの『世論調査』ではほとんど紙面で解説されていない(ような気がする)。


もっとも注目すべきことは、『女性60代』では直近(5月27日)の調査で、内閣支持率が20%を割って、10%台にまで落ち込んでいることである。

通常の『世論調査』の結果で、ここまで低い数値は見たことがない。

しかも、『日本経済新聞』の調査手法というのは、『内閣支持率』について、『わからない』と答えた人に対して、『もう一度、お聞きします。「どちらかといえば支持する」と「どちらかといえば支持しない」のうち、どちらになりますか。』と2度聞きするという方法をとっている、ということで有名な『調査手法』である。
(その結果、『日本経済新聞』の調査結果は、他の新聞の調査結果よりも、『内閣支持率』が高めに出てくる傾向がある。なお、このこと自体は、『日本経済新聞』自身も認めている。)


今回の調査結果も、『本社の世論調査を担当している日経リサーチには、男女別に各年代の内閣支持率をはじいてもらった。』と記事のなかに書かれているので、もとは、同じ『世論調査』のデータだと思う。

この記事では、『女性60代』の支持率が、上記のように低いのは、『朝から夕方まで民放各局が流すワイドショー』で『政治を見せ物として取り上げる』のを見る機会が多いためと『分析』している。
(これもまた、随分と乱暴な『分析』ではある。)

問題なのは、ここに『女性60代』においては、『内閣支持率』がすでに10%台にまで低下しているというデータが出ていることである。


おそらくこれは、首相官邸にとっては、あまり国民に知られたくないデータであろう。
ほかにも、この手の『隠されたデータ』がもっとたくさんあるのではなかろうか?

(『女性60代』の場合でも、上記のように、『支持率』の『2度聞き』をしているとしたら、第1回目の質問に対する『支持する』という回答がどのくらいあったのかも気になる。

また、『女性60代』に限らず、その他の『層』でも細かく見ていくと、異常に低い支持率のゾーンに既に入ってしまっている『層』があるのではなかろうか?)









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「『朝から夕方まで民放各局が流すワイドショー』で『政治を見せ物として取り上げる』のを見る機会が多いためと『分析』」
というのはネット民のヤフコメによく見られる論調ですね。
そして「老害」だの「情弱」だのという、聞くに耐えない言葉が並びます。

家で仕事をしているので、ワイドショーも国会中継もよく見ますので感じるのですが、こうした〈自称〉情報強者は、おそらく国会中継をリアルタイムで観ていませんね。

2018/6/4(月) 午後 1:53 ちぇしゃ猫 返信する

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ネットのまとめサイトを斜め読みして、新聞やテレビで扱わない情報に触れると「マスコミは偏向している」とか「ネットに真実がある」とか舞い上がってしまうのでしょう。そういう人たちの論調が、判で押したように同じなのは、情報源が同じだということに他なりません。怪しげな情報を得意げに振りかざすネット民は、「ワイドショーに洗脳された年寄り」よりもたちが悪いのですが、気がついてはいないでしょう。

女性は、基本的に嘘やごまかしが嫌いです。
理屈があってはいても、全体的に漂う違和感には敏感です。
そうした心情が支持率の低さに反映されているかもしれません。
国会答弁を見ながら、はらわたが煮え繰り返るような怒りを覚える60代女性も、現にここにおります。

2018/6/4(月) 午後 1:54 ちぇしゃ猫 返信する

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> ちぇしゃ猫さん

女性が、『嘘やごまかし』に対して潔癖な人が多いということは、私自身も身近な例から感じています。
記事で紹介した日経新聞の『分析?』は、大手メディアの編集委員でもこのような『ネトウヨ』まがいの文章を書くのか、ということで逆にびっくりしました。
最近、『フライデー』が自民党の独自『世論調査』の結果、いかに『内閣支持率が低い』のか紹介してましたが、この『日経新聞』のあまい調査でも、このような結果が出ているということで、自民党の独自調査の『極めて低い支持率』というのは、本当のことなのかもしれないと思っています。
それに、年配の層は、そもそも『投票率が高い』ですから、今や『なだれ現象』が起きているのではという気がします。

2018/6/4(月) 午後 7:41 [ 北京老学生 ] 返信する

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(ブログ運営者として)下品なコメントの投稿が先ほどありましたので、削除させていただきました。

2018/6/4(月) 午後 7:43 [ 北京老学生 ] 返信する

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