北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

全体表示

[ リスト ]

昨日(14日)、購入した台湾の新聞を見ていたら、こんな広告が出ていた。

イメージ 1


これは、『客家(はっか)語』の検定試験をやるという『客家委員会』の広告。

『客家(はっか)』というのは、私も良く知らないが、中国の一定の地域(広東省、福建省、江西省の山間部)を源流とする中国の人たちで、文化など独特のものを有するという。

一般に『漢族』の一部と見られているようだ。彼らは、独特の『客家語』をしゃべる。これも、中国語と言えば中国語だが、『方言』というには、あまりにも違っている(ようだ)。


私が今、住んでいる台中市内は比較的、客家の人が多いようで、市内バスの案内などは、客家語を含む4か国語(北京語、台湾語=ホーロー語、客家語、そして英語)で放送している。

この試験の広告に目が行ったのは、私が今月中に、ある外国語の試験を受験する予定にしているからかもしれない(もっとも、勉強は全然、出来ていない)。


『客家語』の試験などが行われるのは、台湾のなかでそれぞれの人々の(特にエスニック)アイデンティティーを尊重しようという空気が広がっているからだろう。

『客家』の家系でも、『客家語』ができない子弟が多いのだろう。それをこういう試験を動機づけにしながら、『エスニック教育』をやっていこうということなのだろうと思う。
(だいたい、『客家』の人でも、客家語をやるほかに、中国語=北京語、台湾語=ホーロー語、あるいは英語などの勉強をしなければならない。日本語の勉強をする人もいることだろう。結構、大変なはずだ。)


この『客家』ということが頭にありながら、新聞の見出し(そもそも中国語も英語もよくわからない。台湾の事情がわからないと理解できない話ばかりだから、なおさらのことだ)などを見ていると、いろいろ芋づる式にひっかかってきた。

イメージ 2


今年の秋に、台湾では統一地方選挙が実施されることになっている。
各地の市長あるいは県長(首長に相当する)が直接選挙で選出される。特に、『直轄市』と呼ばれる『行政院』に直属する6つの自治体が重要である(台北、高雄、新北、台中、台南、桃園)。

この選挙は、2020年に実施される次期・総統(台湾の政治のトップ)選挙の行方にも直結するとされている。
2大政党である、民進党(民主進歩党、現在の与党、DPP)と国民党(正式には中国国民党、現在は野党、KMT)とが真っ向からぶつかりあう構図になっている。

現在の蔡英文総統(女性、民進党)の支持率が下降傾向が続いているので、現状で推移すると、2020年には、国民党に政権を奪われる可能性がかなりありそうな状況である。

イメージ 3


この地方選挙の候補者に関連してこのような記事が、『タイペイ・タイムズ』(英字新聞)に出ていた(これは、『自由時報』と同様に、民進党系の新聞だ)。
KMT(国民党)が、新竹県長の候補者をYang Wen−ke氏に正式に決定したという。

もっとも、通常は、世論調査や予備投票を経て決定されるのだが、それらを実施せずに決めたと書かれている。
理由として、このYang氏(楊文科)が客家の出身であり、新竹周辺に多い客家の人々の支持を得やすいというようなことが書かれていた。


イメージ 4


同じ事柄について、『自由事報』ではこのように報じている。
正直言って、中国語のほうは、ほとんど読めない(中身がわかる話、例えば日本の政治について書いているのであれば見当はつくのだが…)。

もちろん、今回の『候補者絞り込み』で落とされた側にはそれなりの『反論』『言い分』があるようだが…。
まあ、こういうところで、『客家出身』ということが強調されるというのは、それはそれとして面白い。

イメージ 5


なお、ついでに書いておくと、『国民党』というと『蒋介石』ということで、特に(私と同様に)年齢の比較的高い世代の日本人は、『中国共産党=中共』と不倶戴天の敵(ではなかろうか?)というイメージがあるかもしれないが、現在では、全く異なっている。


上記の風刺漫画は、(民進党系の)『タイペイ・タイムズ』(6月9日付)に掲載されているものだが、親子の恐竜?みたいなのが、抱き合っている。

子供の恐竜(KMT=国民党とある)のほうは、『僕たち家族だよね』といい、それを抱きかかえる母親?の恐竜(CCP=中国共産党とある)のほうは、『お帰りなさい。台湾の連中にいじめられたの(台湾の連中がこわかったの)?』と言っている。


以前の『共産党』と『国民党』の内戦、血を血で洗う戦いを何となく知っている者から見ると、まるで嘘のような話だが、今や、台湾では『国民党』=『共産党の代理人』と見られてしまっている。
これが、(一つの)現実である。


それと同時に、さまざまな商売の関係など、あるいは『民進党内』のある種の『内ゲバ状態』(詳しくは知らないが、そういったものがあるようなにおいがする)などから、『次の総裁選は、やっぱり国民党だよね』という雰囲気が、濃厚に漂いつつあるような気がしている。











https://politics.blogmura.com/politicalissue/ranking_out.html にほんブログ村 政治・社会問題]
にほんブログ村のランキングに参加しています。
よかったら、この記事にクリックをお願いします。 


この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(0)


.


みんなの更新記事