北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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本日は、6月23日、20日に日本に『一時帰国』してから3日が経過した。
日本の新聞、テレビなどの状況をみていると、相変わらずの『混迷状況』と『空気を読め』という嫌な雰囲気を感じる。

まず、新聞などを見て、改めて唖然としたのは、20日付新聞の次のような状況だ。

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これは、20日付の『東京新聞』(中日新聞系列)の1面トップの記事だ。

前日(19日)の加計学園・加計孝太郎理事長の(一連の問題発覚後の)初の記者会見の内容を伝えている。
愛媛県文書に記された、安倍首相との2015年2月25日の面会について、『記憶も記録もない』などと平然と語っている。

そもそも、たった3年前の(実施されていれば、極めて重要な会談について)『記憶がない』などというので、あればもっと申し訳なさそうに言うのが筋である。
ところが、この『教育者』のお方、『記憶も記録もない』などと全く悪びれずに平然と記者たちに語っていたようである。

さらに問題なのは、大手新聞のうち、『読売』『産経』『日本経済』などは、この報道についてさほど重視をしていないかのような紙面の編集の仕方であった。
(加計理事長のいうように、安倍首相との面会の事実がないままに、それを学園の事務局長があったかのように、『学園設立』のための宣伝に使っていたとすれば、加計学園はこの事務局長を解任を含む重要な処分の対象にするのが筋である。
ところが、減給という軽微な処分でお茶を濁す。
ここにこそ、加計理事長自身の語っていることの『矛盾』がある。)

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20日の『読売新聞』では、加計理事長の記者会見を『さほど重要でない事項』といった扱いをし、その代わりに、前日20日のワールドカップ初戦で日本代表チームがコロンビアのチームに2−1で勝利したことを、トップにもってきた。

そして、『2番目の扱い』の記事が、『国会1か月前後延長』『今日決定』という自公両党が優勢ペースで政局が展開していることを訴えている記事になっている。

安倍首相に近いとされる、『読売』『産経』『日本経済』などの新聞を見ている読者は、このような価値観が注入される。

そして、テレビ局のニュース報道は、これにさらに輪をかけて、『和歌山のドンファン』など時々の『どうでも良さそうな記事』を全力で追いかけるという刹那的なムードが支配的である。

さらに、『ワールドカップ報道』というスポーツネタを、『安倍ペース』で政局を進展させるために大きく扱い続けるという、あまりにも露骨な『姿勢』はここでもはっきりしている。

こういうムードが支配的な社会のなかで、『教育関係者が、あまりにも露骨な嘘をついて、それが許されることで良いのか』といった『正論』は『青臭い』の一言で、否定されてしまう。

イメージ 3



ただ、今日の論調のなかには、別の意味で『困った傾向』を見ることもできる。
それは、この20日付の『東京新聞』の斎藤美奈子氏の『本音のコラム』の文章のなかに感じ取ることができる。

斎藤氏は次のように言っている。
<日米のメディアは一様に苦虫を噛み潰したような論調だった。非核化への具体策がない、単なる政治ショーだった、奴らに騙されるな……。

そりゃそうよねえ。よりにもよって、あのトランプとあの金正恩、世界の問題児たる二人が手を携えて東アジア和平への扉を開く?
知性と教養のある皆さまには耐えられないわよね。>


果たして、斎藤氏(『文芸評論家』という肩書になっている)はトランプ大統領の政治姿勢を支持していたのだったか?
そうではないだろう。

しかし、そうでないとすれば、『知性と教養のある皆さまには耐えられないわよね。』という表現の仕方は、あまりにも『計算づく過ぎる表現』ではある。


斎藤氏はさらに言う。

<でもさ、昨年の一触即発状態に比べたら大進歩じゃない?
百点じゃなく六十点でも歓迎しとこうよ。とかいおうものなら「この素人が」みたいな目で見られ、事情通の各論クンが出てきて「いや〇点だ」という。なので素人は黙っちゃう。
総論賛成、各論反対。
いままでもそうだったよね。>

<各論クンはほんと、正論を潰すのが好きだよね。
で、世論は各論クンに誘導され、結果はいつも現状維持の膠着状態。>

<枝葉を見て幹を見ずの各論クン。
ご立派だわ。>


怒涛のような勢いで、このように書かれている。
ここに書かれている論点で、分かる部分もないではない。

しかし、物事を『米朝会談を評価するかどうか』といった単純な軸で『区分』してしまい、『評価しない』あるいは『批判的な論調』を提示しているメディアをすべて、『各論クン』と揶揄するのは、物事をあまりにも単純化しすぎているのではないかと感じる。

トランプと金正恩の『合意』によって成立したとされている『つかの間の平和?』。
これが、仮に(矛盾を露呈し)『壊れる』とすると、その後の世界はいろんな状況が考えられる。

トランプ大統領と金正恩委員長が、彼らの『短期的な利害』のために『和平実現』を演出し、しかる後に、それが『矛盾の噴出』のなかで、今後、『停滞・挫折』するようなことが起こったとしても、『その後、何が起こるか』は、いろんな事態が考えられる。

それについて、各メディア、あるいは各ジャーナリストがどのように評価するのかは、百人百様であって、おかしくない。

『米朝会談』の結果に対して、否定的な論調が多くなっているという事実については、いろんな受け止め方がありうる。

結局は、『全部まとめて、ばっさり』というのは、『省エネ』で『効率的』なように見えて少し乱暴すぎる議論だという気がする。









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