北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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昨日(23日)は、沖縄戦で『組織的な戦闘』が終結された日とされている歴史的な日付だった。例年通り、沖縄県糸満市摩文仁にある平和祈念公園で、沖縄全戦没者追悼式が開かれ、その模様がNHKテレビで中継された。
私は、この時間帯、外出する用事があったために、録画しておいたものを先ほど見た。

この摩文仁の丘には、昨年1月にカミサンと一緒に、旅行で出掛けていたため、これまでと異なる印象を受けながら、式典の中継を見た。
(沖縄旅行の直後なら、昨年の6月にもこうした式典がなされたはずだが、おそらくこの日は、台湾にいたはずである。向こうでテレビ中継を見たのかどうか、記憶があまりはっきりしない。)


今年は、例年以上に翁長知事と安倍首相の姿がコンストラストをなしていた。
翁長知事は、すい臓がんで闘病中とのことで、最近では沖縄県議会での答弁も帽子をかぶりながらされている姿が、新聞などに出ている。

昨日は、『慰霊の行事』ということで、式典の最中、自分の席に座っている際は、帽子を着用されていたが、挨拶に立つ段になって、帽子をかぶらず演壇に立った。
癌治療の影響であろうが、頭が坊主姿であるのが痛々しい。

以前と比べると、顔つきからも肉が落ちているのがわかる。
それでも、静かに力を込めた言葉で、平和宣言を読み上げた。


史上初の米朝会談も開かれている中で、普天間飛行場の移設と言う形で辺野古新基地建設を『唯一の解決策』と称して強行しようとしている、日米両政府の姿勢を批判した。

翁長知事の登壇には、いつも以上に激励の拍手が力を込めて、参列者から送られていたというような気がした。


次いで、浦添市立港川中学校3年の女子生徒が、自作の『平和の詩』を暗唱した。
これは、県平和祈念資料館が募った作品の中から選ばれたものというが、実に力強い。

女子生徒自身は、まだあどけない顔をしているのだが、その内容は、『私は、今、生きている』『みんな、生きていたのだ。私と何も変わらない、懸命に生きる命だったのだ』と訴える。
最後は、こう結ぶ(『朝日』の記事で確認。中継でも全部聞いたのだが…)。

<鎮魂歌よ届け。
悲しみの過去に。
命よ響け。生き行く未来に。
私は今を、生きていく。>

(『朝日新聞』の記事を読むと、94歳になる曾祖母から、『戦争は人を鬼に変える。絶対にしてはならない』と幼いころから何度も言い聞かされてきたのだという。)


このように若い世代からの力強いメッセージが発せられた後に、安倍首相が続いて立った。
(ただし、NHKの中継のなかでも述べられていたが、昨年には読谷村で集団自決が行われたチビチリガマを少年たちが荒らすという愚行が発生した。その後、少年たちは『反省の弁』を述べ、鎮魂のための野仏を制作集団あというが…。)

明らかに強烈な野次があびせられていたようだが、NHKではそれを極力、『音をしぼる』ように努力していた。


安倍首相に対して、ある意味で、逆に『評価?』してしまうのは、毎年、懲りもせずに、沖縄、広島、長崎で人々の強い批判を浴びながら、平然?と総理大臣を継続していることである。
まあ、それだけ『人々の意向』に背を向けることが、『政治家としてのリーダーシップ』であると勘違いしているのだろうけど…。


安倍首相は、翁長知事の『平和宣言』の間でも、時折目をつぶって、自分の表情を外に対してうかがわせないようにするなど、明らかに『防衛的』『ひたすら我慢する、耐え抜く』といった姿勢で、今年も、この場に臨んでいる。
彼の挨拶のなかでは言う。

<先の大戦において、ここ沖縄は、苛烈を極めた地上戦の場となりました。>
<我が子の無事を願いながら息絶えた父や母…>

我が子を殺さざるを得ない状態においつめられた人たちも大勢いたというのに、この無神経なフレーズはどうだろう。

<政府として、経済負担を減らすため、一つ一つ、確実に、結果を出していく決意であります。>
<この流れを更に加速させるため、私が先頭に立って、沖縄の振興を前に進めてまいります。>

こう言いながら、実際には、沖縄の海を埋め立てて、『辺野古新基地建設』を強行している。
まあ、このくらいの『鈍感力』がなければ、『唯一の戦争被爆国』と言いながら、核兵器禁止条約に反対し続けるといった芸当を演じ続けるのは、難しいことだろう。


安倍首相は、自分から『辞める』と言い出さないのであれば、無理にでも引きずりおろすことしか道は残されていない。

統一地方選、あるいは参院選で安倍首相に敗北を味合わせること。
こうした選挙に至る前段でも、集会・デモやら、さまざまな行動と創意工夫の結集によって抗議の声を高めていくしかないのだろう。











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