北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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現在、台湾に住んでいて、『朝日新聞』の電子版を購読している。
(実は、私は、かなり『ひねくれた』朝日新聞の読者であるのだが…。)

昨日(10日)の紙面で面白い企画記事が掲載されていたので、紹介したい。

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(電子版になっている、東京本社の12版の)第13面『オピニオン』面を丸ごと使って、『朝日新聞 あすへの報道審議会』なるものを掲載している。


ちなみに、この『あすへの報道審議会』というのは、『社外の声を今後の報道に生かすために定期的に開き、読者の意見を基にPEと本社側が議論する』というものらしい。

そして、この『PE』とは(この手のカタカナ用語を乱発して、相手をけむに巻くというのは、まさに今の政府やメディアが乱用する、問題の多い手法だと感じるが…)『パブリックエディター』のこと。

この『パブリックエディター』あるいは『PE』について、この紙面の中で説明している箇所を探すと、『PE制度の導入』について、<15年4月に発足。本社に寄せられる読者の声や意見に目を通し、「読者代表」の立場で朝日新聞の報道に意見を述べ、改善を求める。>と説明している。


今回のこの記事について、多少、面白いと感じたのは、紹介されている読者代表?4人のなかに、こんな意見を述べる人がいたことだ。

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この渡辺さんという方は、名古屋市の会社員で59歳、<2014年問題を機に「声」欄に投稿を始めた。初掲載の見出しは「嫌いな朝日新聞を読んできたが」。>といった具合にインパクトのある紹介のされ方をしている。
(もっとも、この場合、『どういう点が嫌いなのか』を明らかにしないと、話が中途半端に終わるが…。)


ともかく、この手の読者は、『朝日新聞』はおろか『産経新聞』でも全く、相手にしないというのが、通常の姿勢であり、こういう人物を『引っ張り出してきた?』ということ自体は評価できる。
(それから、上記の『2014年問題』というのは、慰安婦を巡る吉田清治証言と、福島第一原発事故を巡る吉田昌郎所長の調書の2つの報道について、朝日が『訂正記事』を出した、一連の『事件』『問題』を言う。)


だが、はっきり言って、『渡辺さん』の指摘に対して、まともに『反論』できていない。『それは実態とは異なる。』というがどのように異なるのか、あるいはどうして『渡辺さん』がそのように感じているのか、なぜ、『渡辺さん』のような人を『読者代表』の一人として、こういう場に招いて発言させているのか、ここは、ある意味では肝心なところである。

もっと『ていねい』に説明をすべき、最もハイライトであるべき部分であろう。

ところが、上記の引用した部分の後に出てくるのだが、『湯浅PE』が『渡辺さんのように感じる人は多い。』としているのみで、この最も肝心な部分で、決定的に『突っ込み不足』であると感じる。

イメージ 3


同じような構造は、この『佐伯啓思・京大名誉教授のコラム「異論のススメ」』を取り上げた箇所についても言える。

『朝日新聞』の模範的な読者のようにも見える『藤原さん』という方の『いわゆる「保守」の人の考え方が分かる。』というだけでは決定的にダメである。

これでは、『「異論」にも、耳を傾け、対話する価値があると思う。』といっているが、『対話』にはならない。
単なる『珍種』を展示して見せて、『世の中には、こんなことを考えている人もいるのね。』程度で思ってしまう。
『対話』していることにはなっていない。
(そもそも、朝日新聞は、佐伯氏のいう『保守』ではないと、自分たちを規定しているのだろうか?
佐伯氏のいう『保守』とは、安倍首相のいう『保守』と異なっているのだが…。)

イメージ 4



『朝日新聞』は、2015年1月に上記のような『行動計画』を発表しているという。
何とも『優等生的』で、分かったような分からないような話である。
(そもそも、『朝日新聞』のなかにも存在しているはずの『多様な言論』が、『朝日内部』でどの程度、保証されているのかがポイントになるのだと思う。)


私が、唯一、明確に評価するのは、この『3つの理念』の下の『具体的な取り組み』の一つとして挙げられている『訂正記事をまとめて社会面に掲載』ということである。

この『訂正記事』の欄を継続的に見ていると、あまりにも初歩的な『訂正』が多すぎると感じる。
(いかに、記者たちが基本的なことを何も知らないままに、記事を書いているかが分かる。おそらく、これは『朝日』だけの話ではない。わからない人たちが、『わかったふり』をして、行政や政党、企業の誘導に乗せられて記事を書いていくのだから、読者が不信を感じるのは、『朝日』でなく『産経』を含む他の新聞であっても、同じことであろう。)


繰り返すが、このように『みっともなさ』を自分で告白しているのは、まだマシなほうである。
『みっともなさ』を告白しないメディアの報道を信じている読者が、『産経』や『読売』の周囲にもたくさんいるのだから…。
(ましてや、マズゴミなどと罵りながら、『自分たちの好むニュース?』を仲間同士で回しあっているネット情報を信じている人たちが、一定程度、存在しているのも恐るべきことである。

これは、いわゆる『左右』両方に存在している。)











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「アンチ安倍」ならそれはそれでかまわないと思うのですが。政権を監視し批判するのが、メディアの役目なのではないでしょうか。それを言わない(言えない)朝日は、民主だ自由だと言っても、結局ポーズだけ?と思わされてしまいます。

2018/7/15(日) 午後 5:32 [ 小春日和 ] 返信する

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> 小春日和さん
私も、『産経』や『読売』が現状のような姿勢の時代に、『アンチ安倍』なら『アンチ安倍』でむしろもっと明確に、その『筋道』を示せば良いのではという気もします。ところが、朝日の場合、何となく『本心を隠しているのではないか』といったところがチラチラしていて、これが朝日に対するイライラを募らせる原因のような気がします。
(朝日は、『身の上相談』などの欄もつまらないですし…。何となく、建前ばかりというイメージがつきまといますね。)

2018/7/16(月) 午前 11:08 [ 北京老学生 ] 返信する

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