北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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前に、(先日の日本への)『一時帰国』中に見た映画をここで紹介していたが、実は、まだ紹介していなかったのが1本あった(全部で8本見たのだが…)。

それがこの映画。

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『羊と鋼の森』という題名で、同タイトルの小説を原作とした映画である。
(本屋大賞を受賞した、2015年刊行の宮下奈都という女性作家が書いたもの。)

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本の方を、(今住んでいる台中市の)近所の図書館(それでも国立図書館だ)から借りてきて読んだ。
この図書館には、日本語の本(小説が目につく)がたくさんあって、現在、片っ端から借りて読んでいるというような状態だ。
そのなかで、出会ったのがこの本。
(本を借りるときには、映画化されているということが頭にあったと思う。)


ピアノ調律師を主人公とする、ある種の『自分探し』『自分の天職とは何か?』を見つけようとするタイプの作品である。
昔見た映画『おくりびと』(あるいは、『舟を編む』)などと、似たようなテーマの作品といえるかもしれない。


どういうわけか、この種の(映画の)原作小説は、女性作家が書いていることが多い。
彼女らは、大きなテーマをわかりやすく書く能力に優れている。
(こういったことは、この近所の図書館で、通常なら読まないような本を借りていて、次第に気が付くことになった。)

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『羊と鋼の間』と同様に、音楽(演奏家)をテーマとする作品ということでいうと、(先ほど挙げた)『夜のピクニック』の作家でもある恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』というのもそういう作品だ。
(これは、装丁がきれいなので、宣伝のための帯を外した写真もアップした。)


この本は、先日、日本で購入し、読み終えた。

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あるいは(これもまた、台中市内の近所の図書館で借りて読んだものだが)『また、桜の国で』という小説。
この作家も須賀しのぶというお名前だが、実は女性である。

この『また、桜の国で』では、第二次大戦前夜のポーランドとドイツ(そしてソ連)の関係を描いている。
(これまで、頭のなかで何となく知っていたこともあるのだが、このように正面から描かれると改めて、ショックを覚える。
ポーランドは、ナチスとスターリンの両方から食い物にされており、また彼らもユダヤ人との関連で、『全く手を汚してない』という関係にはない。)

同じく須賀しのぶさんの小説で、『革命前夜』というものもあり、私は電子書籍を購入して読んだが、こちらは、(音楽というのを一つの軸としながら)『ベルリンの壁崩壊』といった大きな歴史(現代史)をエンターテインメント小説(いわゆる『純文学』ではない小説)で描いている作品だ。

つまり、このような『大きな歴史』をエンターテインメント性とともに描き出す(それこそが、『小説』というものの魅力の一つなのだろうが…)、その点において、才能をもった女性作家がたくさんいるみたいだ。


私は、正直言って、音楽などほとんどわからない(好きな作品もクラシックや、映画音楽などで幾つかあるが…)のだが、『音楽をテーマとした面白そうな、最近の小説』という切り口で追っかけていったら、こうしたものに巡り合った。


またこういう『追いかけ』をする(一つの)きっかけになったのが、『羊と鋼の森』だった。

こちらの映画のほうは、横浜の自宅から比較的近い場所にある二子玉川のシネコンで見た。
正直言って、映画としては、いかにも『小説を映画にしました』という制約から抜け出せていない気がする。



だが、それでも私は、『音楽を描いた小説』を読んでも、それがどんな音楽を取り上げているのかさっぱりわからないから、それを読み解くヒントは得られたかなと思う。

また、この映画の監督(橋本光二郎という人らしい)よりも、正直言うと、三浦友和さんや上白石萌音(かみしらいし・もね)、上白石萌歌(かみしらいし・もか)の姉妹の演技が気になっていた。


姉の上白石萌音さんのほうは、(高校のかるた部を題材にした)映画『ちはやふる』(『上の句』しか見ていないのだが)で、ややコミカルな演技が印象的だった。
彼女が、アニメ映画『君の名は。』のヒロイン三葉の声を演じていると知って、おどろいたものだ。


この小説では、上白石姉妹の役がポイントになっているのだが、それを実の姉妹が演じるのは(かえって)難しそうだと思ったら、実際、そのような感想を述べていたようである。

また、『羊と鋼の森』で主人公の調律師の役を演じているのは、山崎賢人という若い役者で、何となく聞いたことのある名前だと思っていたら、(台湾でも、日本とほぼ、同じタイミングで放送された)テレビドラマ『陸王』で、主役の役所広司の息子役を演じていた俳優だとわかった。
(ちなみに、上白石萌音さんのほうは、山崎賢人の妹役を演じていた。)

このように、出ている俳優さんが知っている人だったりして、同時に『今、彼らは成長しつつあるんだな』ということを感じることができるのが、(製作されたばかりの)を日本映画を見て、面白いところ(それが、『現実的すぎて』嫌だと言う人もいるかもしれない)なのだろう(もちろん、外国の映画やドラマでも、ずっと追いかけていれば、同程度の情報は、今の世の中、簡単に得られるのだろうけど…)。


ともかく、映画というのは、見れば見るほど、『新しく見たくなる作品』が増えていくもので、ある意味、厄介である(まあ、小説でも同様なことはあるが…)。

この作品は、原作の小説、そして映画両方が、それぞれ気になる作品だった。










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