北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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昨日(9日)の午後、8月8日に病に倒れ、67歳で亡くなった翁長雄志・前沖縄県知事の県民葬が那覇市内で開かれた。

本日(10日)の沖縄の2大紙は、どちらもこの記事をトップに掲げている。
『沖縄タイムス』と『琉球新報』の順に並べた。

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これは、『沖縄タイムス』の27面の紙面。

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今回、異例とも言えるのは、『沖縄タイムス』の3面の紙面が上記のようになっていて、さらに1面下の『大弦小弦』というコラムに、次のような文章が掲載されていたことである。
(これは『沖縄タイムス』の記者が交代で執筆しているコラムだが、今回は女性記者が書いている。)

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<隣に座った年配の男性は頬をつたう涙をぬぐいもせず、祭壇を見つめていた。9日に行われた翁長雄志前知事の県民葬。身じろぎもしなかった男性が急に大声を出したのは、菅義偉官房長官のあいさつのときだった

▼「うそつけ」。安倍晋三首相の追悼の辞の代読で、基地の負担軽減に結果を出すと述べた直後、吐き捨てるように言った

▼男性の声に、翁長氏の言葉を思い出した。「ウチナーンチュ、ウシェーティナイビランドー(沖縄の人をないがしろにしてはいけない)」。2015年、辺野古新基地建設阻止を訴える県民大会での言葉は、多くの人の心に刻まれているのではないか>



『県民葬』に国からかけつけた官房長官が、総理大臣の弔辞を代読するのに対して、『うそつけ』、『帰れ』などの怒声を浴びせるのは、もちろん、決して『普通』のこととは言えない。

だが、そもそも一体、菅官房長官は、どのような内容の『弔辞』を読み上げたのだろうか?

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『琉球新報』31面のこの記事を見ながら、考えてみよう。

上記記事を引用する。
<翁長雄志さんの県民葬では、安倍晋三首相の追悼の辞を代読する菅義偉官房長官に対し、参列者から非難の声が相次ぎ、一時騒然となる場面があった。

翁長さんの功績をたたえる前半は静まりかえっていたものの、米軍基地問題に言及すると厳粛な雰囲気が一変。「基地負担の軽減に向けて一つ一つ確実に結果を出していく決意」と述べると「うそつけ」「民意を無視しないで」など非難の声が上がり始めた。

結びの直前の「県民の気持ちに寄り添う」との発言に、ざわめきが一層広がった。
代読を終えて降壇する菅官房長官に対し、多くの参列者が「帰れ」「うそつき」と非難の声をぶつけ、会場が怒号に包まれた。>


参考に、『沖縄タイムス』のサイトにアップされていた、安倍首相の追悼の辞を紹介する。
(ただし、これは完全な全文ではないようにも見える。また、文体も『話し言葉』になっていない。)

<翁長前知事とは知事就任以前から、折に触れ、沖縄の発展について意見を交換してきた。沖縄の振興、発展に対する真摯(しんし)な思い、平和を希求する心が原点だったと推察している。文字通り、命懸けけで沖縄の発展のために尽くされた。

翁長前知事は、沖縄に基地が集中する状況を打開しなければならないという強い思いをお持ちだった。沖縄県に大きな負担を担っていただいている現状は到底是認できない。

政府としてもできることはすべて行う。目に見える形で実現するという方針の下、基地負担の軽減に向けて一つ一つ確実に結果を出していく決意である。
そして、これからも県民の皆さんの気持ちに寄り添いながら、沖縄の振興、発展のために全力を尽くす。
沖縄の発展にご尽力された翁長前知事の功績をしのびつつ、あらためてご冥福をお祈りする。>


安倍首相自身も、今回の『県民葬』はかなり以前に、日程が発表されていたものなので、本当に出席する気さえあれば、出席できたのであろう(一応、昨日は、東京で開かれていた日本メコン首脳会議への参加者への対応などで忙しかったことになっているが…)。

だが、仮に自分自身で出席したとしても、同じように非難の声(あるいは要望の声)を浴びせられた可能性が高い。だからこそ、それを避けたのであろうと思われる。

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『琉球新報』3面に掲載のこの記事の左端に、『識者談話』として、比屋根照夫・琉大名誉教授の言葉が掲載されている。

そこには、『菅義偉官房長官が代読した安倍首相の弔辞は県民の気持ちとの落差を際立たせるものだった。』と述べている。
そして、『「政府としてできることは全て行う」などの言説は、6月23日の沖縄全戦没者慰霊式典の時と何ら変わらない。』としている。

弔辞においても、コピペですませるというのは、あまりにも安易であり、『思いやり』に欠ける(『寄り添う』を乱発しながら)という気がする。


なお、『琉球新報』の今の『識者談話』の右隣の記事には、次のような一節がある。
<菅官房長官は安倍晋三首相の弔辞を代読する形だったが、自身も頻繁に用いる「政府としてもできることは全て行う、目に見える形で実現する」というフレーズを強調。沖縄の基地負担軽減担当を兼務し、米軍北部訓練場の過半の返還など自身を中心に官邸主導で沖縄問題に当たってきた自負をうかがわせた。

しかし、菅氏はこれまで普天間飛行場の辺野古移設を「唯一の解決策」として譲らず、新基地建設工事を推し進めて翁長県政と激しく対立してきた。にもかかわらず「翁長前知事は、沖縄に基地が集中する状況を打開しなければならないという強い思いを持っていた」と述べた上で、翁長氏の政治姿勢を引き合いに政府の負担軽減の取り組みを強調したことで、翁長氏を悼む参列者の感情を逆なですることとなった。


弔辞を読み終えた菅氏は自席に戻る際に会場に一礼したが、玉城知事は目を閉じたまま膝の上で固く拳を握って礼を返さなかった。わずかな時間の中で、妥協しない意志を政権に伝えた格好だ。>


まるで、映画『仁義なき戦い』(第1作)の最後のシーン(やはり、葬儀と関連している)のように、印象的な場面である。









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日本人でなくても知性と理性と良心と常識を有する世界中の人々が思う見識はその様な人間を人間が成せる所業では無いと認識しているのである、要はこの様な沖縄県人は日本人として死者の御霊に集う厳粛で個人を偲ぶ儀式で示す志や見識のDNAを持ち合わせていない哀れな不届き人間的価値が無い集団であると言うことを国民に更に世界中に恥じる事無く晒した戯け者アホバカ県人である。 削除

2018/10/10(水) 午後 3:46 [ 葬儀委員長 ] 返信する

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> 葬儀委員長さん
非常識で、挑発的な『コピペ』の弔辞を読むべく、菅氏を送り込んだ人物にかなり問題がありそうです。

2018/10/10(水) 午後 7:31 [ 北京老学生 ] 返信する

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