北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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この記事の続きである。

一昨日(2日)、自宅の最寄り駅の隣の駅で、地元(神奈川第8区)の衆議院議員の江田憲司氏(無所属、『立憲民主党・無所属フォーラム』という会派に所属)の『タウンミーティング』と称する集まりがあったので、今、話題の『衆参ダブル選挙』などの状況は、(本当のところ)どうなっているのか知りたくて、出掛けて行った。

午後3時から始まった会合に、『真打ち?』よろしく、3時半過ぎに登場した江田氏は、次のような質問を、集まった人たちに発する形で話を始めて行った。
(なお、この時点で、『前座』のように、最初に話をした、横浜市議2名と神奈川県議1名は他の予定に参加するために、会場を出て行った。)


『皆さんは、今日、どんな話を聞きたいとお思いですか?』
1つは『政局の話(選挙、参院選、衆参ダブル選挙など』、2つめは『(日米関係、北朝鮮の話、日ロ関係などの)国際問題の話』、そして3つ目は『内政問題』。

ここで、それぞれ参加者に挙手を求めた(ただし、択一の方式ではなくて、何回挙げても良いらしい)。
私は、1つ目と2つ目に二度手を挙げた。

本当は、『消費税増税』とか『景気はどうなりそうなのか』は、この区分だと3番目に当たるのだろうが、この問題についても、当然関心があるが、何度も手を挙げるのも何なので、2度手を挙げるのにとどめた。
私自身、前のほうに座っていたので、全体の動向はよくわからなかった。


江田議員は、『ついさっき、別の会場でも同じような質問を発したのですが、同じような傾向ですね』と言っていた。

どうやら、(おそらく)1と2に対して手を挙げた人が多かった?(これは、参加者に『年配の男性が多い』ということも影響している可能性がある)ようだが、3に対して、手を挙げる人もそれなりにいて、どの問題にもしぼりにくいという結果だったようだ。
(これは、こういう『世の中』であれば、当然な気もする。いわば、『質問の仕方が悪い?』。)

江田氏は、その後同様に、『安倍首相は、解散をすると思いますか?』という質問も投げかけてきた。
(これも、『YES』と『NO』とどちらが多かったのか、会場の前のほうに座っていたので、わかりにくかった。
同時に、私自身、『どちらで答えたのか、はっきり覚えていない』。)


このあと、江田氏は、『解散がありそうなのか、なさそうなのか』について自身の見解を述べたのだが、実はこの話が多少わかりにくかった。

というのは、(江田氏によると)自民党は巨額の資金を持っていることもあり、毎月のように独自の『世論調査』を実施している。
この5月中旬の独自の『世論調査』によると、今回の『参院選』で自民党は『圧勝をする勢い』だったとのこと。

そもそも、6年前の参院選は、改選の121議席(選挙区73、比例区48)中自民党が65議席、公明党11議席を獲得している。
野党は、民主党17議席、共産党、みんなの党、日本維新の会いずれも8議席といった調子である。

このように6年前(民主党政権に対する『失望感』がマックスになった時点?)が、そもそも『圧勝』であったので、本来なら、今回、この議席を維持することすら難しいはずである。
ところが、自民党の『世論調査』によると、自民は65議席に迫る勢いだという結果が出たという。


これならば、わざわざ『衆参ダブル選挙』をやる必要はない(はずだ)。まずは、参院選を単独で行って勝ち抜けば良いはずだ。そのほうが、衆議院での『改憲勢力の維持』に失敗するリスクを避けることが出来る。
(『衆参ダブル選挙』という声が出てきたのも、『参院選単独では厳しいのでは?』という予測が自民党内にあったためだろう。)

だから、安倍首相にも『迷い』があるのだという。
しかし、『解散』については、総理大臣に一任されているのが、実情らしい。

総理大臣が『解散』の意思表示をするにあたって、事前に知らせなければならないのは(選挙という『実務』を実施していくうえで)、自民党の幹事長と、政務担当の総理秘書官のみだと言う。
結局は、安倍首相は今月中旬の、次の自民党の『世論調査』の結果を見て、意思決定をするだろう。


しかし、<私としては(解散=衆参ダブル選挙を)『やってほしい』。><現在の野党の体たらくはひどすぎる。>と江田氏は述べた。

現在のような、『自民党が圧倒的に強い』状況下で、安倍政権の側が『慢心するのは、ある意味当然のこと』だと江田氏は言った。
この自民党に拮抗するくらいまでのところまで、野党がいかなければダメだ。

<次の衆院選で、いきなり野党が政権を奪取するということは考えにくい。>だから<次の次で、そこまで行く。そのための前段となるような結果を生み出していくこと。>
それが目標だというようなことを、江田氏は述べた。


今、安倍首相への支持率が好調なのは、<経済が『表向き、いい』というのが、最大の理由である>。
しかし、アベノミクスは、日銀によるカンフル注射のような、資金投入(国債の買い上げ)によって何とか、維持されているのであって、もはやそれも、いわば『風前の灯』の状態である。

『外交の安倍』というのも、いわば『見せ方』がうまいだけ。
日米貿易交渉については、既に『密約』がかわされているという。
トランプ大統領が、『8月に素晴らしい発表がある』というのは、この密約をいわば自白してしまったようなものである。

『日ロ間の領土問題』にしても、安倍首相は『2島返還』に方針転換し、これすら目標と化しつつある。
このような状況で、安倍首相は、アベノミクスの破綻が表面化する、その直前に『とんずら』しようとしているとも言える。
また、後継者には、自分の意のままに動くであろう『岸田氏』を据えようという話もある。


このような調子で、江田氏の話は、かなり『暗いモード』であった。
同時に、自分自身が『政党の代表者』という立場にあるわけでもない?から、ある意味で、『第三者的』で『評論家的』な物言いの仕方が漂っている。

何よりも、江田氏のこのような集会に、若い人(男女を問わず)がほとんど来ていないところに、『厳しさ』が表れている気がする。

私は、何も『江田氏と心中する?』ような気はない。
これまでのところ、この選挙区においては(少なくともしばらくの期間)、『反安倍票』の受け皿的な役割を果たしてきたから、彼の言動に注目してきただけである。

彼が、『新しい希望の受け皿』になることができないのであれば、実際に、自分の選挙区において、誰に投票するのかは別にして、そうした動きがないのか、に注目していかざるを得ない。

やはり、『国際問題をどうするか』だけでなく、日本の『内政』『国内問題』(これこそが、日本の政治のまず取り組むべき課題を示しているのだろう)について、方向性を提示する政治家でなければ、若い人たちの心をつかむことはできないのではないか、と思う。



















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老学生さん、ご無沙汰です。
そういえば老学生さんは江田氏の選挙区にお住まいでしたね。記事にもあるように江田氏は最初は自民党より出馬し、その後は改革ブームに乗り、新党を結成。民主党政権の混乱を通じ、第三極として維新の会などとも協力し、自らの党を着実に拡大させるも、安倍政権の発足によって自衛隊や憲法といった極めて戦後的な左右の対立が再び強まり、その結果、右派とも左派ともつかない自らの党は瓦解。現在では立憲民主党という左派党の一隅を間借りし議員生活を営む。氏の政治遍歴は自民党の混乱と改革ブーム、民主党政権の実現と失敗、そして安倍政権へ、という平成の政治史を象徴しているかのように感じます。 削除

2019/6/6(木) 午前 3:52 [ 学生A ] 返信する

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この頃、私は再び日本はかつての55年体制に近い状態に戻りつつあるではないかと感じます。国民は自民党に文句を言いつつ基本的に支持し、野党に対しては反対勢力としては一定の期待を寄せつつも政権交代は望まない。二つの有力野党は微妙な距離感でぎこちない協力を続ける。さながら立憲民主党はかつての社会党であり、国民民主党はかつての民社党といったところです。無論、これは民主政にとって健全な状態ではありません。故に野党がいかに魅力的な社会像を提示できるかが重要なのでしょうが、老学生さんの言う通り、提示できていないようにに感じます。以前、山口二郎氏が現在の国民の多くは安倍政権の路線を基本的に支持しており、そういった国民に対して安倍政権を許さないと言っても意味がないのではないかという趣旨の発言をしていましたが、安倍政権を唯一揺るがした野党の希望の党が外交安全保障、憲法について安倍政権と共同歩調をとるが、特に経済、社会政策では差異を強調しようとしたことは先述の発言と重ねると色々と示唆的ではあります。 削除

2019/6/6(木) 午前 3:52 [ 学生A ] 返信する

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> 学生Aさん
今日は。今回は、突然江田憲司議員の名前などを出したので、びっ
くりされたかもしれません。

おそらく、私が、これまで江田氏に投票したのは、せいぜい2回(
2014年、2017年)くらいだと思います。
彼に投票したのは、江田氏の改革姿勢に期待して等の理由からでは
なく、むしろ、自民党候補(安倍政権を支える)に勝たせたくなか
った、それに尽きます。

ちなみに、この選挙区で、2014年に自民党から立候補し、小選
挙区で敗北(比例で復活当選)した福田峰之氏は、2017年の選
挙の直前に、自民党を脱党し、(小池氏の率いる)『希望の党』に
結党メンバーとなる国会議員の一人として参加しています。

ただ、『希望の党』内部の権力闘争みたいなものに勝ちえなかった
のか、東京5区というこれまで何の縁もなかったような選挙区から
の立候補を余儀なくされ、この選挙区でも惨敗(比例での復活当選
もできず)しています。
この当時、『政治の非情さ?』を物語るような出来事として、(少
なくとも)神奈川8区の選挙民の間には、印象付けられた出来事で
あったように記

2019/6/7(金) 午後 3:42 [ 北京老学生 ] 返信する

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ということで、私は、江田氏の唱える『改革』に期待したことは、
全くないと言っても過言ではありません。
(ただ、彼の安倍批判というものが、もともとは、体質や発想に似た点があるからなのか、よくわかりませんが、非常に手厳しいものがあり、それを聞きたくて、あるいは最近の政局が当事者の間では、どのようにとらえられているのか、それを知りたくて、先日のタウンミーティングに参加してみたものです。)

<私は再び日本はかつての55年体制に近い状態に戻りつつあるではないかと感じます。>とお書きになっていますが、私は前に、記事にも書きましたが、むしろ、日本(のみならず世界)は、1930年代のような状況になりつつあるのではないか、という印象を受けています。

一方にファシズムを思わせるような勢力があり、他方に(かつてのソ連のような)『全体主義』の勢力が存在している。
そのなかで、『民主主義』と言って見ても、これがなかなか見えてこ
ない。

トランプのアメリカが、何を象徴するものなのか、トランプが再選されるのか、それともさらに強烈な存在がトランプの屍の向こうに見えてくるのか、どうもよくわかり

2019/6/7(金) 午後 3:48 [ 北京老学生 ] 返信する

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(続きです)
ただ、そのなかで安倍首相のとっている、『トランプ抱きつき?戦術
』みたいなものが、果たして意味があることなのかどうか、首をかし
げざるを得ません。

まあ、厄介な時代になりつつあるな、同時に『1930年代』があの
ように混迷して、日本のみならず、世界全体が激突・混迷に突入せざ
るを得なかったのは、やはり理由があったのだなと感じている今日このごろです。

2019/6/7(金) 午後 3:49 [ 北京老学生 ] 返信する

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