北京老学生・日本から台湾へ

2013年春、4年半ぶりに日本に帰国。2017年春、今度は台湾・台中へ。

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台湾では、『りんご日報』(アップルデイリー)という新聞が発行されている。
これは、同名の香港紙の姉妹紙であり、そのため、(普段は、どちらかというとスキャンダラスな社会面記事を売りにしているのだが)今回の香港での『逃亡犯条例』改悪案に対する闘いについては、他の台湾紙を上回る迫力で報道している。

その(最近の)紙面の状況を、お伝えしたい。

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これが新聞の題字部分。
催涙弾と鎖でつながれたこぶしの対比が印象的である。
(このカットは、今回の『逃亡犯条例』に対する闘いが報道されるようになってから、この題字部分にお目見えするようになった。)

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ここには、『反送中』悪法と書かれているが、『反送中』というのが、『逃亡犯条例』反対という意味である。
つまり、『逃亡犯条例』というのは、中国が『逃亡犯』と認定した人物を(処罰するために)『中国』にいつでも『送りつけることができる条例』というものである。

昔、(韓国の朴正煕政権から)命を狙われた反体制政治家の金大中氏は、白昼、東京・九段のホテルからKCIAの手によって、拉致されたことがあった。


『逃亡犯条例』というのは、中国によるそうした行為を、香港政府が認めてしまうということにほかならない。
(本当の意味で、犯人の『引き渡し』を求めるのであれば、『引き渡し協定』を結ぶなど、別の方法も採用できるはずであろう。『逃亡犯条例』というのは、もっと乱暴な者であり、だからこそ、中国と商取引のある香港の財界人の間でも、反対が多いのだと言う。
もちろん、日本人であっても、この『逃亡犯』に含められてしまう可能性がある。)

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このように大きな迫力ある写真が満載である。
新聞の2面分をぶち抜きで使って、大きな写真を掲載している。

この『りんご日報』は、1部20元(80円弱)と通常の新聞(だいたいが、1部10元)の倍もするが、この強気の値段設定でも、(この問題が起きてからは)いつも以上に売れているようである。
それは、ネットのニュースでは得られない迫力ある紙面を構成しているからなのだろう。


日本では、メディアはややもすれば、『公正中立』という幻想にひたりたがるが、この『りんご日報』はそんなものを踏み越えてしまっている。

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というのは、既に『公正中立』な報道など存在していないからである。
これは、香港紙の報道ぶりを比較したものだが、香港では当局に従順に、今回の市民の闘いを『暴動』などと表現する新聞がむしろメインのようだ。

つまり、『暴動』と表現すれば、いつでも当局は、むき出しの暴力(天安門事件なみの)でもって、軍事的に制圧することが可能になる。
それを正当化するかのような報道を、当局の圧力に屈した、メディアは展開している。

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それに対して、『りんご日報』は明らかに(抵抗している)香港市民の目線で、事態を伝えている。

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これは、香港警察が使用している『布袋弾』と表記されている、一種の『散弾銃』のようなものである。
『布袋様』ではないが、袋のなかに、多数細かな鉛の粒が入っていて、それが命中すると袋が破れて、多数の鉛の粒が一挙に身体を襲う。

致死性もある凶器だという。
日本では、『催涙弾』などと報道されていると、『涙が出る程度で、大したことがないのだろう』と思っている人もいるようだが、実はこれも、『毒ガス』であるし、おまけに薬きょうが当たれば、これも大きな破壊力を有している。

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今回の香港での事件を、台湾のテレビは衝撃を持って受け止めていて、『今日の香港の出来事は、明日の台湾を示している』とうたっている。

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考えてみると、台湾で来年の総統選に向けての予備選挙が行われている現在、こうした『狂暴さ』を香港で露呈させてしまうことは、習近平・中国共産党政府にとって、決して『うまいやり方』『最上の進め方』とは言えない。

しかし、ここまで来ると、習近平政権にとって、(メンツを保ちながら)こぶしを一旦は、降ろす?といったやり方が、出来にくくなってしまっているのだろう。


このままでは、香港と台湾と、(中国共産党にとって)『あぶはち取らず』の状況になりかねない。

わざわざ今のタイミングで、中国共産党(やそれに追随する)中国国民党の甘いささやきに乗ってしまえば、香港や台湾の自由など『風前の灯』だということを、中国自身が自らの行為で宣伝してしまっている。

独裁者のやることなど、いつもこの調子で悪事が露呈していくのだろう。











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