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仙台のホテルで、リハーサル前にテレビをつけたらやっていた。題名のない音楽会。
ひざのうえに楽譜をひろげて一生懸命メモしたり、自分が我慢できずに弾き始めてしまったり、「オケ中が自分に惚れていると思って!」と、すごくいい励まし方をしたり。なにより、「こ、こうやって」とやって見せている演奏法で出てくる音の変化が凄い。可愛く熱く面白く、そして音楽家として共感共鳴できる、素晴らしいレッスン、素晴らしい番組でした。おれにもやらせて下さい。
中村紘子さんは尊敬する音楽家のお一人です。さっそく秘書さんにメールした。テストケースになっている音大生も、大友さんの親切で解りやすい、いつのまにか気品ある巨匠になっている指揮(ピアノソリストへの振り返り方って難しいのだが;広上レッスンでも前回指導があった)もよかった。
仙台ニューフィルのあと、山下一史さんと飲む。留学時代を思い、新しい時代を語り、指揮について聞き、教えてもらう、非常に親しい、実りある夜でした。
不思議なことなんだが、2年前の正月には、中村紘子邸と山下洋輔を囲む女優の会の新年会が、日程が連続して招いていただいたことがあり、「日本のクラシック・ジャズの最高峰ピアニストの連続お座敷(どっちでも演奏した)!」と自慢したもの。その洋輔さんの、仙台クラシックフェスティバル(せんくら)ソロピアノに乱入したのがまたその翌日で、また日程連続だな。(しかも今回は山下山下のリレーもある)
凄いフェスで、そこにソリスト、指揮者として来ている人こそが日本の音楽界なのだという感じ。池田昭子、大宮臨太郎、早川りさ子、飯森範親、山下一史、モリマキ、山下洋輔。
茂木大輔は、出演はおろか広告出稿依頼さえもなかったので、(まったく、寂しいですな。池田昭子称賛のメールや書き込みを見ているばかりだ。オーボエの時代はもう彼女のものです。)飛び入りでフリージャズと山下さんの美しい曲(エコー・オブ・グレイ)と、アンコールでブルースを吹いてきた。超満員大喝采で、生涯自分ではこんな拍手は受けられないだろうなあ。
気持ちよかった。
N響定期(外山先生凄くよかった。気品があり、ブラームスのサポートも、オケを迷わせない着実な指揮も、自分がマネしてみようとするとめちゃくちゃに崩れるので、いかに忍耐と鍛練と自分に厳しい姿勢を貫いておられるのか、想像を絶する。お花をお贈りしたら喜んで下さいました:写真)から新幹線に飛び乗って(品川に1時間寄り道)仙台にきたので、オーボエも燕尾も持っていたというところがまた偶然で、飛び入りなのに燕尾服。普通指揮の仕事にはオーボエ持って行かないしなあ。
(写真は、N響定期の舞台袖の表情と、山下洋輔飛び入り直前の表情。さてどっちかな?)
山下さんが、富樫さんが死んだ後に元気なくしているんじゃないかとちょっとだけ心配していたのですが、本当に元気で、スピード、パワー、むしろパワーアップしている感じで、フリージャズがよく見えた。セシル・テイラーとの共演を重ね、また新しく音を磨かれたように、長年のファンとして本当にウレシイ共演でした。
仙台ニューフィルは、団のなかに優れた指揮者を抱えるぜいたくな組織で、行くたびにすごく上達していていよいよやることがない。でも合奏を流して行かないと、壊れるので、細部と全体をバランス見ながら作って行く彫刻家の心理だ。
指揮者として、下野さんや新田さん、岩村君などいまをときめく指揮者たちが振ったこの名門と一緒にメンデルスゾーンを作れるのはなによりの喜び。
本番まであと4日間のリハ、自筆譜まで読み込んだ、コントラバス指揮者の遠藤君はジャズベーシストでもあり、来週はライブハウスで乱入させていただくお願いをした。この方は自筆を読み込み、分析はプロ並、しかもカッコイイという、こういう人を差し置いて本当におれが振っていいんだろうか・・・?
東北新幹線連休最終日で地獄の混雑、帰宅してビール3,ワイン1を飲む大泥酔。
一日休みだったので、12/19の静岡タミヤコンサートの制作、豊橋のだめの準備、単行本のことちらっと考える、昼寝する、ペットショップがうちのすぐそばにできたのでうさぎを見に行く、などの日程を消化。今日はビールと、仙台ニューフィルの麗し人妻軍団から頂戴した日本酒でも浴びますかね。
オーボエはしばらく休み。ほんとうに、少し休むよ。
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お写真は、2枚目が仙台でしょうか?
せんくらでの飛び入り、拝聴できず歯ぎしりです。早川さん、大宮さん、池田さんの演奏は実に素晴らしかったですが、もぎぎ先生のオーボエ勿論一番お聴きしたいです。
来年、せんくらでの演奏、ぜひ実現しますように!
まずは27日伺わせて下さい。
中村紘子さんの公開レッスン番組拝見し情熱の迸りに感激しました。ビデオに撮ってしまいました。ユーモアのセンスも素敵でした。
2007/10/9(火) 午後 9:42 [ noe*522* ]
「飛び入りなのに燕尾服」、まるで、人口に膾炙し時を経て完成されたことわざのようです、日めくりカレンダーに載っていてもおかしくないくらい。
あるいは、かるたの「と」の札。絵札はもちろん燕尾服でオーボエを吹く茂木さんで。
2007/10/10(水) 午前 8:35 [ kot*toi** ]
指揮者の外山さん、お元気なんですね!
もう20年くらい前に名古屋で第九のマネージを3年くらいさせて頂きました。懐かしいです。
2008/2/29(金) 午後 2:20 [ say**o04*0 ]