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2015年振り返り
1月
茂木大輔の生で聴く ” のだめカンタービレ ” の音楽会
室内楽スペシャルin東郷 1月31日(土)東郷町町民会館ホール ▼出演 茂木大輔(企画・オーボエ・お話)、三浦友理枝(ピアノ)、大宮臨太 郎(ヴァイオリン)、亀井綾乃(ヴィオラ)、長瀬夏嵐(チェロ)、河村幹子 (ファゴット) ▼プログラム ・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ「春」全曲 ・モーツァルト:オーボエ四重奏曲ヘ長調K.370(368b)、 ・プーランク:オーボエ、ファゴット、ピアノのための三重奏曲 など 2月
*2月14日
■モーツァルティック・バレンタイン 会場:春日井市東部市民センター 茂木大輔の木管歌劇場 N響+名古屋のオーケストラメンバーによる木管9重奏 ベートーヴェン:ロンディーノ変ホ長調 モーツアルト:管楽セレナーデ変ホ長調 モーツアルト:「魔笛」抜粋(18世紀の編曲による) *N響ヤルヴィ就任前定期:マーラー1
定期*レコーディング:英雄の生涯、ドン・ファン *茂木大輔×愛知室内オーケストラ feat.松下洋
ビバ!フランス! 〜フランス音楽特集〜 尾西市民会館ホール■ プログラム ジャック・オッフェンバック/喜歌劇「天国と地獄」序曲 ジャック・イベール/アルトサクソフォーンと11の楽器のための室内小協奏曲 旭井翔一/パガニーニ・リミックス ジョルジュ・ビゼー/「アルルの女」より第2組曲、 「カルメン」第1組曲より〈トレアドーレ〉 モーリス・ラヴェル/亡き王女のためのパヴァーヌ 他 ■ 出演者 茂木大輔(指揮) 松下洋(サクソフォーン) 愛知室内オーケストラ(管弦楽) 3月
■生演奏と投影で綴る 大作曲家・大傑作シリーズvo1.1 モーツァルト
フィガロの結婚抜粋 交響曲第40番ト短調K550ほか 北原瑠美(ソプラノ)、浅井隆仁(バリトン)ほか 名古屋フィルハーモニー交響楽団 会場:春日井市民会館 4月
N響オペラ「ワリキューレ」ヤノフスキ
5月:なし(アマオケリハーサル)
6月
N響練習場改装落成
*6月21日:山梨交響楽団定期演奏会(指揮)
マ・メール・ロワ チャイコフスキー:ロミオとジュリエット、交響曲第4番 *6月28日:新潟りゅーとぴあ:徹底解シリーズ(もぎオケ:指揮)モーツアルト最後の年
レクイエム、クラリネット協奏曲、「ティト」よりアリア。伊藤圭クラリネット、山根孝司バセットホルン 渡邊恵津子ソプラノ、相加佐代子アルト、にいがた東響コーラスほか 7月:なし(アマオケリハーサル)
8月
*8月1+2;のだめカンタービレの音楽会【2プログラム】
兵庫芸術文化センター:HPAC 企画+指揮:茂木大輔 1812,ボレロ、ラフマニノフ、ショパン、モーツアルトオーボエ協奏曲、ブラームス1ほか 高橋多佳子、池田昭子ほか *8月14〜19:国際ダブルリード協会フェスティヴァル(指揮)
マルティニュー:オーボエ協奏曲(ギシャール) パスクッリ:「シチリア島の夕べの祈り」によるオーボエ大協奏曲(ハルトマン) ハイドン:オーボエ協奏曲(キャペザリ) *8月22日:久慈アンバーホール:山形交響楽団(指揮)
ベートーヴェンの生涯その2;エロイカとベートーヴェンのパリ・幻のナポレオン御前演奏
(トリプル、エロイカ、プロメテウス音楽ほか) 山根一仁ヴァイオリンほか *8月30日:京都シンフォニカ定期演奏会(指揮)
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲:石上真由子
オベロン序曲、ブラームス:交響曲第2番 長岡京 9月
*N響広上先生定期:ラフマニノフピアノ3番+ドボ8(名演!)
*9月27日:オンディーヌ室内管弦楽団定期演奏会(指揮)
ドボルジャーク:チエロ協奏曲:新倉瞳 ブラームス:交響曲第1番 フィリアホール 10月
*葉山で木管5重奏
N響ヤルヴィ定期+レコーディング
ドン・キホーテ、ティルほか *こがねいガラ
ベートーヴェン;交響曲第2番 イドメネオ序曲、ブランデンブルク協奏曲第5番、モーツアルト:フルート協奏曲第2番 高木綾子、奥村愛、茂木裕子 中部フィル、小牧市内中学校音楽教室
ハーリ・ヤーノシュ、ドボルジャーク:交響曲第8番ほか 11月:なし
12月
*N響サロメ、マーラー3、(デユトワ)
*伊豆新世紀合唱団:プーランク「グローリア」
*渋谷大和田クリスマスコンサート
静岡模型教材協同組合60周年記念コンサート モーツアルト:ホルン協奏曲、おもちゃ交響曲、ブランデンブルク協奏曲第2番 竹山愛、礒絵里子、神谷未穂、坪池泉美、多田将太郎、福川伸陽 *N響第9:ヤルヴィ |
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重要なお詫び
先日来、明日(15日)の渋谷大和田さくらホールのチラシ画像を公開して参りましたが、小生の手違いにより、ときおりゲラの画像が混入しておりました。具体的には、チケットの金額が、
定価4500円、前売り4000円が正解です。 4000円、前売り3500円はゲラ画像のみにダミーで入力されていた間違った金額ですので、ここに深くお詫びして訂正させて頂きます。皆様には混乱させてしまい、大変申し訳ありませんでした。(この画像が正解です。)茂木大輔 |
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ごあいさつ 本日はようこそいらっしゃいました。 ヨーロッパの街では、クリスマス(イエスの生誕)を待ち望むこの季節(アドヴェント)に、普通の日常とは少し違ったコンサートが沢山開かれます。 少し違った、というのは、日頃のマーラーやチャイコフスキーなどの大きなシンフォニーに代わって、バッハ、ハイドン、モーツアルトたちの小さな編成のオーケストラを中心に、いろいろな楽器のソロを楽しむ「室内オーケストラ」のコンサートが盛んになるということなのです。 実は、音楽の歴史的には、この季節(待降節)と復活の前の時期(四旬節)は古来、断食なども行われたそうで、オペラの上演が禁止されていました。 そのため、空いている歌劇場のステージを使って、歌の入らない、オーケストラのコンサート(チャリティー・コンサートなどの慈善目的)のみが許されて、それが次第に、オペラ中心の音楽生産からシンフォニー・コンサートという新しい習慣を作ったきっかけともなっているのです。 ハイドンに多くの交響曲を依頼したパリの「コンセール・スピリチュエル」というオーケストラもこうした劇場閉鎖期に活躍しておりましたし、ベートーヴェンのほとんど全てのシンフォニーはこの時期(12月)に劇場で初演されているのです。 そうしたオーケストラ・コンサートの歴史が、21世紀の今日まで受け継がれているのがヨーロッパの面白いところだと思います。 もちろん、教会では多くの「クリスマス・オラトリオ(バッハ)」や、「メサイア(ヘンデル)」などこの時期のための音楽が上演されていますし、放送交響楽団、フィルハーモニー管弦楽団、歌劇場管弦楽団などのメンバーは、大忙しで楽器を持って駆け回る、という時期にもなります。ちょうど日本で「第9」がそうであるように、文字通り音楽家の「書き入れ時」になるんですね。 常設で15人くらいの「室内管弦楽団」はヨーロッパにも数が少なく、演奏は、こうした種々のオーケストラのメンバーたちが「祝祭的」に、一夜限りのオーケストラを作って行うことが多く、メンバーたちの交流の機会にも「なっています。 今夜は、ぼくが留学中に数多く聞いて来たそういうコンサートを、是非日本でも行いたいという想いから、N響の同僚の皆さんや,「もぎオケ」での活動を通じて力になって下さっているソリストの皆さんにお願いして、長年お世話になっているリブロ・コーポレーションのお力を借りて、一夜限りのオーケストラを編成して行うものです。 バッハ、モーツアルト、ハイドンなど、限りなく美しい音楽を、家庭的サウンドとともにお届け出来ることをとても楽しみにしています。最後までごゆっくりお楽しみ下さい。 茂木大輔 曲目解説 ・バッハ:カンタータ第147番より・コラール変奏曲 “「主よ、人の望みの喜びよ」”として、ピアノ編曲などでも知られるバッハの名曲です。原曲のカンタータは、イエスがマリアの胎内にいる時に、同じく胎児であった預言者ヨハネを感じて踊った、という奇跡を中心に歌われるもので、バッハはライプツィヒでの改作のおりにこの合唱曲を追加しました。今日は合唱部分を管楽器に、オルガンのように編曲してお届け致します。 ・モーツアルト:ホルン協奏曲第1番・ニ長調 K412+514 ホルン独奏:福川伸陽 モーツアルトには4曲のホルン協奏曲があり、いずれも、ザルツブルク時代からウィーンでの晩年までの親友であったホルンの名手、ロイトゲープのために書かれています。この第1番は最後に書かれたものであり、モーツアルトが完成したのは第1楽章のみ。第2楽章の残されたスケッチを弟子ジュスマイヤーが完成したのは、あの有名な「レクイエム」と同じ経緯であるばかりか、ジュスマイヤーが中間部に「エレミアの哀悼」という悲しい賛美歌を挿入していることから、「ホルン協奏曲のレクイエム」のような位置づけになっています。 いみじくもモーツアルトの命日(12月5日)も最近でしたね。 先年より、日本フィルから移籍してN響の首席ホルン奏者となった福川さんは、現在、管楽器という枠を大きく超えて,日本で最も活躍する演奏家の一人になっています。この演奏会の当日もマチネーのリサイタルをしてから到着するという超絶スケジュールです。美しい音と妙技、ご期待下さい。 ・クライスラー:「愛の喜び」「美しきロスマリン」 ヴァイオリン独奏;礒絵里子 19世紀後半の天才的ヴァイオリニスト・作曲家であったクライスラーの有名な小品を、ヴァイオリンと弦楽オーケストラでお聴き頂きます。 クライスラーはブルックナーに作曲を習ったそうですが、あの1時間を超える交響曲を連発したブルックナーと、数分の愛らしい小品が今も世界中で演奏されるクライスラーの対比が面白いですね。親交のあったラフマニノフはこの2曲をピアノ曲に編曲しているそうです。ベルギー留学から帰国されたデビュー当時から親しい共演を重ねてきた礒絵里子さんのソロがとても楽しみです。 ・モンティ:チャルダッシュ ヴァイオリン独奏:Duo Prima(神谷未穂・礒絵里子) 仙台フィルのコンサートマスターという重職にもありながらソリストとして世界的に活躍される神谷さんと、礒絵里子さんは従姉妹同士で、2重奏ユニット「Duo Prima」として活躍されています。クライスラーと同時期に活躍したイタリアの指揮者モンティの名曲、超絶技巧が炸裂する、ハンガリー風舞曲の「チャルダッシュ」を弦楽オーケストラとともにお聴き頂きます。 ・ハイドン:交響曲第43番変ホ長調「マーキュリー(水星)」 第1楽章:Allegro(快活に) 第2楽章:Adagio(心地よく) 第3楽章:Menuett(メヌエット:フランス風宮廷舞曲) 第4楽章:Finale,Allegro”Merkur”(フィナーレ・快活に:「水星」) 「交響曲の父」として、なんと106曲もの交響曲を残し、このジャンルの形式や音楽的内容を、をあらゆる試行錯誤を経て完成に導いたのがハイドンです。 実はハイドンの初期にはそのオーケストラ(エステルハージ宮廷楽団)は15人くらいの編成で、その人数のために非常に多くの曲が書かれましたが、今夜のオーケストラはまさにその編成を再現しているものです(フルート1、オーボエ2、ホルン2、弦楽器数名づつ)。この時期のハイドンには隠れた名曲がおびただしく残されていますが、現在のオーケストラ演奏会(60〜100人くらい、ホールは2千人くらい)には馴染まないため、演奏されないのが残念です。今夜はその中でもとびきり美しい、可愛らしく、輝かしく、どこか温かみのある「水星」交響曲を聞いて頂きます。「音楽の大理石」と呼ばれるハイドン交響曲、15人のオーケストラ。皆さんはどうお聴きになるでしょうか。 休憩 ・モーツアルト:フルートと管弦楽のためのアンダンテ・ハ長調 K315 フルート独奏:竹山愛 「神童」としてヨーロッパ中を席巻したモーツアルトですが、20歳のころには人気が落ちて、就職活動のために旅に出なくてはならなくなりました。その途次のマンハイムで恋に落ちて行き足の止まったモーツアルトに舞い込んだのは、裕福なオランダ人医師(アマチュア:東インド会社)からのフルート協奏曲作曲の依頼でした。お金のためにイヤイヤ取り組んだにしては、あまりにも素晴らしい、成果中のフルート奏者が今日でも宝物にしている協奏曲や4重奏曲がこのときに生み出されました。東インド会社には感謝ですね。メセナは大事です。笑。 おそらく、そのなかでト長調協奏曲K313の第2楽章が(彼には)難しかったために、新たに書き直されたのがこの「アンダンテ」です。これまたほんとうに珠玉の名曲であって、ドジャン先生がヘタクソで良かった・・・・笑。 日本音楽コンクール1位ほか輝かしい経歴で、N響は勿論全国のオーケストラでも活躍する竹山愛さんに美しい音で独奏して頂きます。 ・アイブラー:(伝;ハイドン、またはレオポルト・モーツアルト); ベルヒルガルテンの木製児童楽器を伴うカッサシオン(「おもちゃ交響曲」) ザルツブルク近郊の山岳地帯にあるベルヒスガルテンという村は、ヒトラーが山荘を作っていたことでも有名な、風光明媚な高地です。ここでは18世紀当時、豊富な材木を背景として、子供たちのための木製楽器(教育用、玩具用)が多数生産され、ヨーロッパ中に輸出されていました。アオシマ、タミヤ、ハセガワ(50音順)日本のプラモデルのようですね。 ちょうど今のようなクリスマスシーズンには、これらの木製楽器は、楽譜などとセットになって、ヨーロッパ中に出荷されました。このための曲も、楽器会社から依頼されてザルツブルクの音楽家たちが作曲していたものと考えられています。通称「おもちゃ交響曲」は、その愉快なおもちゃ楽器の使い方や、作品が実は大変良く作られていることから、長い間ハイドンの作品として出版され、信じられて来ました。最近の研究から、まずモーツアルトの父レオポルト、ハイドンの弟ミヒャエル、と推測が変遷し、それぞれに楽章の数や調性も違いますが、今では無名の音楽教師アイブラーの書いたものというのが定説になっています。 ラッパ(木製)太鼓、うずら、水笛、カッコーなどを、本日の出演者である一流音楽家の皆さんが真剣に演奏いたします。クリスマスシーズンのザルツブルク、送られて来たプレゼントを開けて喜んで家庭で合奏する光景などを想像しながらお聴きになって下さい。 ・バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調・BWV1047 独奏: ピッコロ・トランペット:多田将太郎 フルート:竹山愛 オーボエ:坪池泉美 ヴァイオリン:神谷未穂 演奏会の最後には、本日の「総力戦」であり、かつ、クリスマス期の音楽にはつきものである高音専用トランペット、「ピッコロ・トランペット」(独奏:多田将太郎)という最終秘密兵器投入により、輝かしい音楽の喜びを味わって頂けたらと思います。 バッハは宮廷音楽家として勤務していた時代に作曲した数多くの協奏曲から、異なる独奏楽器の組み合わせによる6曲を選んで浄書し、ブランデンブルク辺境伯に寄贈しました。これは就職活動の意味もあったと思われます。この6曲は演奏されないまま綺麗に保存されていましたが、元の宮廷での創作は全て散逸してしまったことから、不思議な運命によって「救出」されたことになりますね。このうち第2番にはこの高音トランペットの、精神にも官能にも最大の興奮をもたらすソロがあり、その妙技に組み合わせたフルート(リコーダーが原曲)、オーボエ、ヴァイオリンという弱音の楽器が、見事にバランスを保ちながら美しい綾なす音楽を紡いで行く魔法のような魅力があるのです。 クリスマス期にはバッハの「クリスマス・オラトリオ」がありますが、ここで活躍する楽器たちは、トランペットは神を、オーボエは羊飼いを、そしてフルートは天使(精霊)を、さらにはヴァイオリンは(おそらく)「人間」を象徴しています。イエスの受胎告知・静かな生誕・東方3博士の礼拝などの喜びになぞらえて、この3楽章からなる音楽をお聴き頂くのも佳きことかと存じます。N響オーボエセクションの新人、坪池泉美のソリストデビューでもありますので、今後ともお引き回しのほど、よろしくお願い申し上げます。 では、皆様によいクリスマスと,よいお年が来ますように! 茂木大輔 |
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