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どのスポーツにおいても俊足は武器。 ただ野球選手の場合、各本紹介で異常なまでの俊足データが掲載されており、信憑性が薄いというのが本音です。
例えば脇谷(巨人)=5.7秒、赤星(阪神)=5.79秒、柴田(西武)5.7秒・・。 中には広島(赤松)5.67秒のように、5.6秒台を記録した選手まで紹介されていますが、実際にそんな俊足ってあり得るのでしょうか?
短距離走はスタート後に加速していきますので、100m走だと後半の50mタイムの方が伸びる理屈になります。
という事は、仮に5.6秒で50mを通過できれば、100m10秒台も可能という事になりあまりに不自然。
調べてみると、50m日本記録は1999年、朝原宣治がマークした5.75秒。(100m走では10.02秒)
世界記録は2016年、ドノバン・ベイリーとモーリス・グリーンがマークした5.56秒。 参考記録では2009年の五輪で、ウサイン・ボルトがマークした100m走9.58の時、50m通過点が5.47秒だったそうで、非公認の世界記録と言われています。
これらの俊足選手が野球選手と同じスタートをきって盗塁を行うと、キャッチャーが2塁送球する時には、2塁ベース近くに到達する計算となる事からも、「50m走を5秒台で走るという事自体に信憑性がない」 という声まで、陸上界からはあがってきています。(ちなみに大阪桐蔭からプロ入りした藤原は、5,7秒とスポーツ新聞が紹介)
もし本当に赤松が5.67秒の俊足なら、新日本記録保持者という事になりますし、盗塁失敗確率は0という事になりますので、いくら手動による誤差があったとしても、陸上界の立場としては受け入れ難いものがあるのでしょう・・・。
2010年〜2011年、2年連続でパ・リーグの盗塁王に輝いた本多雄一の50m走は5.9秒。
一塁到達率は3.78秒。 通算盗塁成功率は76.7%。
2016年、通算盗塁成功率トップ10のランキング(200盗塁以上・戦後の選手に限る データは『Baseball Reference』を参照)を参照にしても、かなりの確率で盗塁を決めている事がわかります。
1.鈴木尚広(巨人) 盗塁数228 盗塁失敗47 盗塁成功率82.91%
2.広瀬叔功(元南海) 盗塁数596 盗塁失敗123 盗塁成功率82.89% 3.松井稼頭央(楽天) 盗塁数362 盗塁失敗79 盗塁成功率82.09% 4.赤星憲広(元阪神) 盗塁数381 盗塁失敗88 盗塁成功率81.24% 5.木塚忠助(元南海) 盗塁数479 盗塁失敗114 盗塁成功率80.78% 6.河西俊雄(元南海) 盗塁数233 盗塁失敗61 盗塁成功率79.25% 7.福地寿樹(元ヤクルト) 盗塁数251 盗塁失敗70 盗塁成功率78.19% 8.福本豊(元阪急) 盗塁数1065 盗塁失敗299 盗塁成功率78.08% 9.山崎隆造(元広島) 盗塁数228 盗塁失敗65 盗塁成功率77.82% 10.糸井嘉男(オリックス) 盗塁数245 盗塁失敗71 盗塁成功率77.53% 本多は福岡県出身。 鹿児島実業に進学しますが甲子園出場経験は無し。
社会人野球 「三菱重工名古屋」 に所属し、都市対抗に3回出場。 身長174cmと小柄ながら、俊足・攻守の有望選手として2005年の静岡大会では、最優秀新人賞を獲得。 同年公式戦の盗塁成功率は100%。
2005年11月のドラフト会議において、ソフトバンクより大学・社会人ドラフト5位指名を受け入団します。
入団当初、王貞治監督から 「最近の選手は筋肉をつけ振り回す者が多いが、本多は珍しく柔らかい」 と評価を受ける等、シュアなバッティングで2年目にはレギュラーに定着。 (この年、141試合で151安打をマーク)
2007年〜2014年まで、8年連続でシーズン100安打以上をマーク。
2010年〜2011年はシーズン・フル出場を達成した他、2年連続で盗塁王&三塁打王を達成。
2010年は167安打=打率296、2011年は159安打=打率305 と打ちまくり、ベストナイン1回&2年連続ゴールデングラブ賞を受賞。
また犠打も多く、2010年=50犠打、2011年は53犠打を決め、パ・リーグのシーズン最多犠打王に輝く活躍。
長打力は乏しいものの、俊足にプラスして遠投110mの強肩を活かし、内野・外野ともに守れる万能ぶり。
パ・リーグを代表する名プレーヤーとして人気を博しました。
2015年は怪我による不振が続くようになり、出番が激減。 2016年はレギュラーに復活するも、同時に若手の台頭もあり併用起用。 2018年はオープン戦好調もあって開幕スタメンでスタートするも不振となり、5月29日に二軍降格。 以後、一軍復帰ならないままシーズンを終え引退。
=通算成績=
1289安打 15本塁打 347打点 342盗塁 打率276
盗塁王2回 ベストナイン1回 ゴールデングラグ賞2回 オールスター出場1回
JA全農GoGo賞1回 福岡ソフトバンクMVP1回 シーズン最多出場2回 シーズン最多三塁打2回
シーズン最多犠打1回 シーズン最多盗塁死2回 シーズン二塁手最高守備率2回
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伝説のプロ野球選手サイン集
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確かに野球選手の足の速さは疑問が付きますね。しかしハムにいた川名が速かったと思います。100m10秒台。本多は非常に厄介な選手でした。まだできると思いますが引退するとは・・バッティングも当てるだけではなく外野を抜く長打も打てました。長谷川辺りもこのままでは層の厚いホークスではヤバいですね。
2019/1/15(火) 午前 8:28
以前、某有名ゴルファーが言っていましたが、プロ野球選手がゴルファーに転向したら、どれだけ凄いゴルファーが多数でるかわからない・・との事。そのくらいプロ野球選手の身体能力は高いそうです。だからといって50mを5秒台がゴロゴロ・・は信じがたいと思っていました。私が高校時代、母校の野球部も県大会決勝まで進出した強豪でしたが、俊足そろいの主力選手でも5秒はおろか、6秒2〜3くらいがやっと。以前ブログに書いたように、私も6.3とか6.4を記録した事がありますが、風向きや手動ウォッチの力が働いていたように思います。実際は6.5〜6.6くらいじゃないかと思います。
2019/1/15(火) 午後 10:28
ただ・・野球は50mが速ければ盗塁が決まるわけではないですから。福本が言ってましたが、ただ俊足ではなく、バッテリーや投手の癖を読み、いかに良いスタートが切れるかが勝負だとか。ちなみに西武の中村ですが、ウィキペディアによりますと、50mは6.3秒で右打者ながら一塁到達は4.18秒との事。これって本当でしょうか??
2019/1/15(火) 午後 10:33
> moguraさん
中村はベースランニングが上手です。あと森が意外に盗塁好き。実際に見た選手で速いだけなら大谷ですね。陸上選手としても相当行けると思います。メジャー2位の速さだそうです。川名も速くて驚いた。ゴルフについてはピッチャーの投げ方とゴルフのスイングは似ているのだと思います(斜めか正面かの違い)ピッチャーが圧倒的に上手いようです。
2019/1/16(水) 午前 8:18
中村に森・・大阪桐蔭恐るべし!ですね(笑)一歩の差でセーフにもアウトにもなる野球では、ランニング・センスが重要で、世界の盗塁王こと福本も、スタートをきる呼吸をマスターするのに、相当なトレをつんだと話していました。今の選手は俊足任せでタイミングがズレているそうで、盗塁数が昔ほど伸びない事に疑問を呈していましたね。
2019/1/17(木) 午前 0:00
ホームランも良いですが、一番スリリングなのは3塁打だと言われます。また盗塁もゲーム中最大の見せ場だと、某大物がのべていました。昔は四球や単打で出塁すると、二塁に盗塁してチャンスをひろげる事が常識?でした。より確実にランナーを進塁させたいのであれば、送りバントが主流。ところが今は、ちまちまと1点とっても乱打戦となり点の奪いあいとなる事から、1点の重みが失われつつあります。特に高校野球では、指導者(監督)自身が打ち勝つ事を選択していますから。勝てるゲームを強硬策が失敗して落とした・・なんて事は多々見られます。
2019/1/17(木) 午前 0:07