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最近はめっきり減りましたが、昭和のプロ野球選手には、基本を無視したオリジナル打法で活躍した選手が多数いました。 その多くがタイミングの取り方による変則フォームであり、王貞治の一本足打法もその一つ。 近年では、イチローが振り子打法をしていましたね。
ただ、近藤和彦の場合は、極端でして、肩口まで上げたバットを横に寝かし、左手は支えるために軽く置くだけ。
現在のプロ野球なら、即、コーチから改良されるだろうフォームですが、当時は自主性が重んじられていた事もあり、この独自の打ち方も、結果がでればOK。 「天秤打法」 とか 「円月打法」 とか言われました。
平安高校から明治大学に進学。 東京六大学では長嶋茂雄と同期であり、その成績は83試合に出場し、66安打、0本塁打、23打点、打率259、という平凡なもの。 非力かつ鈍行列車とあだ名された鈍足を考えても、今の時代ならドラフト指名もされるかどうか。
そんな近藤をかえたのが、当時大洋に所属していた青田昇の一言で、「お前のような非力では通用せん。自分なりに自分にあった打ち方を考えろ」 と言われ、試行錯誤の結果が、天秤打法とのこと。
青田とはポジションの関係で、交互に試合出場した事も何かの縁というもの。でも結果、脂ののった時期に活躍数が減ったことも災いし、毎年、首位打者争いをしながらも、名球会には一歩とどかず。
唯一獲得したタイトルが、「鈍行列車」 ながら盗塁王とは、なんとなく皮肉ですね。
通算成績 1736安打 109本塁打 483打点 159盗塁 打率285
盗塁王1回 ベストナイン1回 最多安打1回 オールスター出場9回 オールスターMVP1回
日本シリーズ優秀選手賞1回 サイクル安打1回
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