詩菜の毎日

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恐怖の宴会・おとこ連れて来い!

湯上りのおばさまたちが
瞬く間に集まり、宴会が始まりました。
初めは、営業部長の挨拶。
飲むことが生きがいのようなこの人は
バスの中からヘベレケだったのに
今から初めて飲めるようなはしゃぎ様。

みんな、飲むぞーの掛け声で乾杯。

それからは、
(こっちに日本酒持ってきて)とか
(こっちビールもうないよ)
の声が飛び交い旅館の人も大忙し。

私もリーダーの横で
出されたお膳をいただきながら、せっせとお酌をしていました。

そのときです。

向かいに座っていた、M内さんが

「男、お・と・こ つれてこい!!」

と叫びだしたのです。

私も、この仕事を始めてからいろんなことにびっくりしましたが
あれほど驚いたことは,
これから先も無いくらい、度肝をぬく出来事でした。
M内さんは、小柄な女性でいつもニコニコして
上品なお金持ちの奥様を想像させるお淑やかな人でした。
やさしい声で
「詩菜ちゃん、がんばってるね」て言ってくれてた
あの、あのM内さんがぁ・・。


「若いおとこつれて来い、ばっかやろう」


暴言はだんだんひどくなり、寝転がって手足をバタバタさせている。
あわてて、支部長や周りの人たちが集まりなだめる中
若いおとこ を連発するM内さん。

「M内さん、僕と踊ろうか?」
かなり酔って顔が赤い営業部長がM内さんをやさしく起こし
チークダンスを踊りだした。
相手は営業部長だし、嫌がるのかと思ったら、
しなだれかかって、なんといいムードになっている。

あとで聞いた話では
お酒の席では、M内さんは大抵、暴れるらしい。
それも若い男を捜して・・。
結局のところは、その辺のおじさんが相手でおさまるらしいが
お酒を飲むと毎回では、立派な酒乱である。

2人のチークダンスがはじまると
他のおばちゃんがカラオケを歌いだし
森進一の襟裳岬や、テレサ・テンの愛人など
チークダンスには、全く合わない曲なのに
次々に他の人たちも踊りだす。

M内さんを見て、固まったままになっていた私に
支部長とノリノリで踊るリーダーが叫ぶ。
「詩菜ちゃんも踊りや!」

踊れって言われても・・
いやです!とも言えず
どう切り抜けようか、困っていたところに支社長が到着。

支社を上げて、おば様方セールスレディを接待するようだ。
支社長の後を普段ではめったに見れない
部長クラスの人がどやどやと入ってくる。

踊りまくり、歌いまくるおばさんを見ていると
直りかけた頭痛がまたひどくなってきた。

この宴会、すぐに終りそうにもないし
これ以上ひどくなったら、どうしようーと考えながら
ふっと入り口を見ると、なんとあいつが立っていた。
入社早々、結婚する相手がいるのに私をだまくらかし、
その後も何事も無く電話をかけてきたあいつ。
(詳しくは*信じられない出来事*をご覧ください)

あの時の悲しくて情け無い気持ちが、よみがえってくる。

なのに笑いながら、近づいてくるなんて。

何で??


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