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わたくしはじぶんの携帯の着信音が大嫌い。
いろんなメロディーが用意されているにもかかわらずずっとおなじものをつかっております。
つかっている、というほどの意図もかんじさせないくらい、ほったらかしにしております。
これが鳴るときにはロクなことがない。
以前すこしふれましたように、わたくしには知人はおれども友人がいないため、用件といえば要件的なものばかりで、こちらの予定を上書きされる重たい内容がほとんど。
お互いの事情がわかっているかたは簡易メールで済ませてくれるため、言い換えればわざわざ電話を鳴らすのは若干距離のあるひとということに必然としてなります。
それが最近ちょくちょく鳴るという。。。
相手は現在有休消化中であるうちの会社であります。
わたくし知らなかったんですが有休というのは放置していると最大40日にまで膨れあがるため、それをぜんぶ使いきろうとすると九月の半ば過ぎまで退社はできないことになります。
なので連絡があればもちろん対応いたします。
内容の大半が機械関連のことで、きょうも筆者の忠告を無視した新米社員が、コンパクトフラッシュの表裏をまちがえて挿入したため、ターミナルのコネクタが破損したんやけどどうしたらいいの? というものでした。
しかも別の部署にあるものを代替えにしておきながらそれもヤラかしたという‥。
無知なのか極度の無責任なのか。
わたくしが会社を去る直前にもだれかが壊していたのでそれを修理依頼していた最中の出来事であります。
まさかの三台目。
念のためどこが壊れたらどこに連絡したらいいのかという一覧を網羅したトラブルシューティングも残しておいたのに、だれも活用していないというか‥ 責任逃れの応酬でおそらくだれもタッチしたがらないのかもしれません。
責任をもつというのは今回の件に限定して云えば、サービスのかたと連携をとって翌日までに問題点を解消しておくということ。
ちなみにもいすちゃー星人を頼ってきてくれたのは現場の者ではなく事務員さんで、わたくしが唯一戦友とおもっているかたなのです。
機械は気まぐれなので故障もしますが、今回の一件はただの無神経のなせる業で、トラブルと呼ぶにはあまりにもお粗末なもの。
修理依頼するのも赤面するほど恥ずかしいレベルであります。
しかもじぶんで連絡せずに困り果てた事務員さんからのコール。
どれくらい複雑な部署であるのかということをまるで把握していない会社と、曲がりなりにも色のついた給与をもらっていながら責任を弱者に転嫁する社員とが見事に合致して転がっているから情けない。
まだ一週間と経っていないにもかかわらず混沌とした状況であることは窺えましたが、ある一定のラインまでは個々人の人間性にかかっている問題群と見受けます。
文字どおり、責任を背負って立てる足腰の強いにんげんがひとり、存てくれればあとはのり越えるチカラが後ろから追いついてくることでしょう。。。
責任―――
これを独りで担ごうとおもうならば、とにもかくにも瞬間瞬間の自らの弱さに問いかけることから始めねばなりません。
解らないから放置したいきもち。
疲れているから一刻も早く逃げだしたいきもち。
トラブルが起きたから平生の責務が疎かになってもしかたがないというきもち。
いずれも言い訳にしかすぎず、たとえ独りになっても最後まで遣りきるのだという決定した一心がなければ、恐いことで明日にもまた似通った不運 (という名の日常) が底なしの沼となって辺り一面に拡がっているにちがいない。
ひとは己の弱さをしり、無知に挑む過程で強くなっていくもの。
軸はあくまでも ‘相手’ でありながら、先頭に立つのはほかでもない ‘自身’ であるという極致。
先陣を切らない指導者が他者を軸に据えてしまったなら、それはただの人任せ。
臆病者に権限を与えてしまうならば、瞬く間に周囲の世間は崩壊してしまう。
その崩壊に道ずれにされてしまうひとたちのことを想うと、じつにいたたまれないものです。
いままでにもそういったひとたちを散々厭というほどみてきました。
だから、もいすちゃー星人はこんなにんげんに成ってしまったのかもしれません。
どこまで征っても、人、人、人――― でありながらみなの歩むその道を切り拓いていけるのは、本気の独りだけであると教わったから。。。
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