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【前回までのあらすじ】

大いなる夢と希望を抱いて臨んだ 『第27回メドックマラソン』。
最大の目玉と位置づけていた【王者】シャトー・ラフィット・ロートシルト構内において、まさかの「試飲コーナーなし」。ここまで約26kmの走行を経て、体力の消耗が危惧される走者“W”(※「和 醸 良 酒」の略)であったが、さらに精神的なダメージが降り注ぐ・・・。

完走までの距離は約16km。制限時間は2時間半だ。
果たして、この先どうなるのか!?




前回ご報告したとおり、まさかのムートン&ラフィットの2枚看板「試飲なし」を受けて、すっかり気落ちしてしまったわけですが、案外、気持ちの切り替えは早かったです。


それは、ラフィットの出口付近でひときわ熱い声援を贈る一人の少女
膝には蝶の羽をつけたキャバリア・キングチャールズ・スパニエル(犬)。
私と目が合うと、にこやかに微笑みかけてくれたことを機に、

「写真を一枚撮らせてもらってもいい?」(※片言のフランス語)
「ええ、喜んで!」(※美しいフランス語)

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「がんばれー!!!」(※日本的な意訳)
元気な声援を頂きました。

私もびっくり。こうして撮った写真を見るとだいぶん大人びて見えますが、間違いなく10代前半のお嬢さんでした。
お礼を言ってその場を離れても、後続の走者へ向けられた元気な声援は続く。ええ子や〜。

今思えば、「ラフィット関係者のお嬢さんだったのかもしれないなー。なんかハイソな雰囲気やったし。」などと妄想を抱きつつも、気分良く、次なるシャトーを目指して走り出しました。

蛇足ですが、たまたま横を併走していたおじさんに、「何で、予定していたラフィットは飲めなかったんでしょう?」と話しかけてみたところ、左手の親指と人差し指で丸を作り“にやり”。・・・要はお金ですか・・・?


そんなこんなで、次なる目標を目指します。

ラフィットを抜けると、すぐに急な丘を駈け上るコースになっています。
右手には、サンテステフ(Saint-Estephe)地区入りを示す看板。

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色とりどりの小石を葡萄の実に例えた、洒落た看板。


そして、丘の上にはスーパーセカンドの筆頭であるシャトー・コス=デストゥルネルが佇んでいました。

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ラフィットとコス=デストゥルネルの距離はわずかですが、両者の違いはポイヤック地区とサンテステフ地区の違いでもあるんですね。新しい領域に踏み込んだ感触を実感し、期待に胸が高まります。
・・・でも、足腰は痛い・・・。

まもなく、こちらもエチケットでお馴染みのシャトー・コス=デストゥルネルが近づいてきました。
噂に違わぬ、独特の存在感を放っています。

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ごく普通の、正面。


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コスプレランナーが混ざると、少しおかしい。・・・というか、異様だ。


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ちなみに、コスの曲がり角手前にて、“例の”不穏なランナーを久しぶりに見かけました。
わかりますか?


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角を曲がると、コスの裏側玄関が。インド象の石像が何ともオリエンタル。


ただし、コス=デストゥルネルでの試飲もなし。
以降は私の知る限り、さほど知名度が高いとはいえないシャトーが続きますが、それでも試飲は続くはずです。

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まもなく、サンテステフで初めての試飲。


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同じ“コス”でもコス=ラボリ(5級)のセカンドワインでした。
2008年でしたが、比較的こなれた感もあり。渋みもまだまだ残りますが、スパイシーな風味が印象的でした。


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28km通過。このあたりはコス(=丘)からの下りが続いて助かります。


その後も数カ所の試飲所に立ち寄りつつ(※いずれもサンテステフらしい、やはりどことなくスパイシーな風味を実感しました)、ついに、ようやく30km地点を通過。


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記念写真を撮る方多数。


30km前後からが、『第2の壁』でした。しかも、第1の壁(15km)と比べて、遙かに高く、厚い壁。。。
かなりの疲労と痛みが下半身を覆い、「走っては歩き」「歩いては少しだけ走る」、というサイクルを繰り返し、何とか距離を稼ぐというようになってきました。まわりもそんな感じで、まるで「ゾンビの行進」状態。。。あ、私も含めて。


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一方で、やたらと目につき出す「勝ち組的」なレース観覧風景。。。(泣)


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また、サンテステフはメドック北部に位置し、メルロー種の栽培も多いということからなのか、他の地区に比べて収穫済みの畑が目につきました。(←いま思えば、まだ観察する余裕があったのだな。)


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32km先の Ch.Tronquoy-Lalande 試飲所。
クリュ・ブルジョワながら、クラスではトップクラスの呼び声が高いシャトーとのことです。


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提供していただいたセカンドラベル(2007)を見せていただきましたが、疲労がかなり蓄積しており、「渋い」というほかは、正直よく味の判断がつきませんでした。む、無念。


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「ハートマーク」のエチケットで人気の、カロン=セギュールは畑のみ眺める。


そして、残り10kmを示すブースを通過。

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いよいよ集中力も切れ始め、提供されていたというボルドー名物・カヌレを食べ損ねました。



今回、ここまでラフィットからの走行(歩行)距離は、わずか6kmなのですが、距離以上に感じてやまなかった道のりの長さをも実感して頂ければと思います。

次回、いよいよ(ようやく)ゴールです。

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