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五輪=注目のフィギュア日韓対決、金融市場もくぎ付け(2010年2月24日ロイター)
ともに19歳で五輪初出場となるフィギュアスケート界のライバル、浅田真央(日本)とキム・ヨナ(韓国)がバンクーバー五輪に登場したが、日韓両国では2人の滑りを見ようとテレビや携帯電話にくぎ付けとなる人が多く、株式市場の取引量にも影響を与えたという。
両者ともにメダルの期待がかかるなか、この日のショートプログラム(SP)では、キム・ヨナが自身の世界最高得点を更新する78.50点をマークして首位に立ち、浅田真央は73.78点で2位につけた。
浅田とキム・ヨナは相次いでスケートリンクに登場したが、日韓両国ではテレビ中継が昼間の時間帯だったこともあり、2人が演技中の数分間は株式市場の出来高も細った。
十字屋証券資金運用グループ・チームリーダーの岡本征良氏は、市場参加者の関心は浅田のジャンプの成否に注がれていたと指摘。「それに比べれば、米国や中国で何が起きたかはそれほど問題ではない」と語った。
また、Eugene Futuresの債券アナリスト、Jung Sung-min氏によると、韓国では「ヨナの演技中、債券をトレードしている人はほとんど誰もいなかった」という。


 いやあ、株式市場をも揺るがす金メダルを巡る争い!すごいものですな。とりあえず結果は出ました。両選手の高レベルの争いには皆感動したんじゃないでしょうか。
 実際のところの薄商いの理由は、今後の世界経済の行方が不透明だったり、決算期が近かったりして、なかなか手が出しにくいといったところじゃないでしょうか。
 2月26日の日経平均の終値は10126.23円の24.07円高(+0.24%)、月末のお化粧買いが期待された割には寂しい内容でありました。ちなみに“浅田真央銘柄”(といっていいのかしら?単に浅田真央がCMに出演してるだけの企業なんですけど)のひとつである電子メーカーの終値は次の通りになっております。大阪証券取引所分ですけど。

  
  オムロン 1,936円 前日比 7円安(-0.36%)

 
 小幅安でありました、真央ちゃん効果が出てるのかどうなのか?銀メダルでガッカリしたのかしら。
 第三四半期の決算予想が上方修正されたせいか、チャートは右肩上がり、しばらくは停滞しそうな雰囲気もありますが、そう悪くはないと思うのですけどね。押し目買いがどうかはよくわからないと思うけど。
 日本の株、特に電子・電機メーカーの株は景気敏感株といわれておりますので、世界的な景気回復期には注目される傾向にはあるようで、多少疑心暗鬼になりながらも期待を込めて売り買いが交錯しているという感じではないでしょうか。出来高も多いのか少ないのか、よくわからないし。
 



 一方ソウルの株式市場は1,594.58ポイントの7.07ポイント高(+0.45%)。“キムヨナ銘柄”(こっちもこういうことでいいのかなあ?まあ、CMにも出演してるし、トレーニングウェアにもスポンサードしている大企業でありますから)のひとつである電子メーカーの終値は次の通りになっております。韓国取引所分ですけど。


  サムスン電子 744,000KRW 前日比 8,000ウォン高(+1.09%)


 日本のオムロンに比べれば大幅アップではありまして、このへんはキム・ヨナ効果でありましょうか?!実は1月半ばをピークにチャートは完全に下落基調、今が底値かよくわからない感じであります。高値水準から旧正月の休暇を経ているので、どうしても下落傾向になってしまうのでしょうかねえ。
 ただ最近の『ワールドビジネスサテライト』でも報道されましたが、下記の動画のようなキム・ヨナ出演のCMで電化製品バカ売れ!現象が起こっているようで、内需の方も堅調だったりするのでしょうかねえ。
 それにしても下記のCMでもわかるように、キム・ヨナの人気というのは韓国ではスゴイのですね。
 何がスゴイかって、彼女のコーチまで出演しているわけですよ!普通こんなこと、ありえないでしょ。例えば浅田真央のコーチのタラソワさんがCMに出たら「引っ込め、クソババア!」と反感を食らうと思うのですよ(タラソワさん、スミマセン……)あるいは安藤美姫のコーチのモロゾフさんが出てきたら「ヘラヘラすんな!ナンパ野郎!」とテレビを消すんじゃないでしょうか。(モロゾフさん、スミマセン……)
 “キム・ヨナのコーチ”ということで、おこぼれ的に注目を浴びてることは間違いないわけで、いかに彼女が国内で、あるいは世界的に注目を浴びているかという、ひとつの証明ではあるのでしょうね。国民はもちろん、世界的な大企業をも巻き込んで、世界を席巻するうねりの中心に彼女のスケートがあるように見えてきませんか。




 一週間前くらいにNHKスペシャルで、浅田真央の特集をやってたんですけど、そのなかで印象深いシーンがありました。
 不振にあえぐ浅田真央に記者会見場で記者が辛らつな質問をするわけですよ。「なんでこんなに重苦しい曲を選んだのですか?」みたいなことを。あるいはタラソワも浅田選手に問いかけるわけです「本当にこの曲でいいの?」
 それに対して浅田選手が健気に答えるのです。「『鐘』(ラフマニノフの曲)を完成させて自分のものにしたい」的な答えをして、ひたすら自分のパフォーマンスを高めるための努力を続ける決意表明をするのですね。
 次にキム・ヨナのコーチであるブライアン・オーサーのインタビューが流れるのですけど、曰く「観る者を魅了するような表現を目指す」的なポリシーを披露して、実際に選択した曲は『007のテーマ』、しかも誰もが知ってるサビのフレーズは期待感を高めながら最後に出てくるような構成で、キム・ヨナのパフォーマンスも良くいえば観客の視線を奪う、悪くいえば媚を売ってる感じで、自分のパフォーマンスを高める上で、いかにウケを良くするか的な戦略性を感じたのですね。
 この両者の姿勢の違いというのが、なんとも好対照だと思ったのですよ。
 ひたすら、自分の技術を高めて、完成度を極めるように鍛錬を行なう日本の選手。
 ひたすら、他者の視線を意識して、いかに競争のなかでアピールする戦略性を持とうとする韓国の選手。
 世界最高峰に立つほどのレベルにあるアスリートであっても、意識の違いというのは大きいのだなあと思ったのですよ。


 最近よく“日本のガラパゴス化”ということがいわれるわけで、例えば日本の携帯電話自体は高機能であることは疑いないわけだけど、それらは自己完結的に高機能・高技術であるがゆえに世界の携帯電話の市場からは乖離してしまい、通信方式も含めて普及で遅れをとってしまい、その結果、国内市場のみで異常に高機能の製品が普及して、離れ小島“ガラパゴス”のように歪な現象になってしまっているということみたいですね。
 こういうことって、技術や産業の話だけじゃなくて、スポーツ選手にも共通する意識の問題なんでしょうな。
 例えば、浅田真央選手が今のフィギュアスケートの採点の傾向や観客の視線に比重を置いた、観る者に媚を売るようなパフォーマンスの完成を目指したら、ひょっとしたら金メダルが獲れたんじゃないでしょうか。
 例えば、キム・ヨナ選手が時代錯誤な的な選曲をして、ひたすら己の技術を高めながら自己完結的にパフォーマンスの完成を目指す志向を持っていたら、金メダルは獲れなかったんじゃないでしょうか。
 でも、実際のところは、皆さん御存知の結果になったわけで。
 今やサムスンは、今年の利益は日本の電機メーカー大手15社による利益の合計をも上回る可能性が高いほどの世界的大企業なんですけど、日本企業のような“ガラパゴス化”を回避して、ひたすら世界市場に適合した、あるいは媚を売るかのような(?)製品を輸出し続けた結果として今があるわけで、日本と韓国の間で、物づくりやアスリートのパフォーマンスの面でも、共通する違いや差というのが出てきてるんだなあと思ったのでした。 


 現時点では、キムヨナの勝利、サムスンの勝利ということになっております。オリンピック的にも経済的にも。
 ただ、今後はわからないと思うのですよ。
 浅田選手も次の大会にチャレンジするだろうし、今のパフォーマンスが暗くて重いと評価されても、それが完璧に完成すれば生半可な批判など受け付けなくなると思うし、キム・ヨナ選手だって、戦略性だけでは競技生活に疲れてしまうだろうし、金メダル獲ったら引退するという噂もチラホラ聞くし。
 日本の“ガラパゴス化”した技術・製品だって、その道を極めるが故に、とんでもない発明がされるかもしれない可能性もあるし、既存の市場に迎合してような商品ばかり作っていても行き詰るのは明らかですから、離れ小島から飛び出すが如く、とんでもないヒット商品が出てくるかもしれません?!


 浅田真央もキム・ヨナも、まだまだ若いし、もう一大会分のオリンピックくらいは熾烈な争いを繰り広げてもおかしくないでしょう。
 日本企業も韓国企業も、まだまだそれぞれ伸びる余地があって、熾烈な競争をするんじゃないでしょうかね。
 そうでないと困りますよ!投資家としては!

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トレーダーはオリンピックのトトカルチョ(?)に励んでいた、ということはないですよね?(笑)

ガラパゴス○○というのは最近よく聞きますが、そういう意味だったんですか。
「生きた化石」という意味(機能が既に古い)ではなく、「離れ小島」という意味で使われていたんですね。そして「生きた化石」とは真逆の、進化しすぎて使いこなせないということですか〜〜多分私も最新の携帯を買っても、その機能の1/10も使いこなさないし、こなせないと思いますね(^^;

韓国にはオリンピックのメダル獲得数でも水を開けられていますが、そのうち経済力でも逆転される日が来るのかも…IMFの予測によると2010年の韓国の成長率は4.5%、日本は1.7%ですね(溜息)。
経済産業省では韓国の産業を成功事例として経済改革をすることを先日発表しましたし、経済の予測は難しいですが、今のままでは日本はヤバイかもしれません(汗

2010/2/27(土) 午後 4:08 まっさん 返信する

浅田真央とキム・ヨナの点数に25点以上も差があると聞いたのがちょうど仕事中!25点差ってありえるの??と同僚と話していたけど家に帰ってテレビを見ると 2箇所にわたってジャンプに支障が・・・う〜ん。。。これで金メダルならいいんじゃないかなぁと個人的には思えてしまう。
ただ 審査員の判定も韓国側にとっても有利だとか
単にキム・ヨナが好きな審査員がいただけだとか
いろいろ騒がれていて 何を信じればいいのかわからないけど。点数の差はわからなくても 実際に見た演技の上ではキム・ヨナのほうが上だったような気がします。真央ちゃん 次回こそは金メダルを!!と思いたいけど 新しいライバル登場??
なきもして 次回もまさかの・・・・になるような気もします。

2010/2/27(土) 午後 7:01 [ - ] 返信する

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ご訪問ありがとうございます。デイ・トリッパー様。

日本の自動車・家電製品というのは高度な技術と品質であるがゆえに、独自の進化を遂げてしまってるようです。国際市場で孤立するような。確かに新興国あたりだと価格優先で高機能など二の次、みたいなところもあるでしょうから。
ただ余りに市場に迎合して独自の技術開発というのを忘れてしまう、というのも問題なわけで、孤立しない、いい意味で唯一無比の存在を目指すというのも必要かも。

浅田選手も日本経済も、まだまだチャンスはあるはずですよね。

2010/3/1(月) 午後 0:30 [ molirinho0930 ] 返信する

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ご訪問ありがとうございます。NIA様。

素人目判断ですけど、やはりキムヨナ選手の方が良かったような……伸びやかで美しい、技術的にもパーフェクトだった気がします。
浅田選手はまだ19歳ですが、花の命は短い、ではないですが、フィギュアの世界は競争が厳しいので、なんとか頑張って欲しいところです。

2010/3/1(月) 午後 0:33 [ molirinho0930 ] 返信する

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