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悔しい。なんて悔しいのだろう。
現状で望むこと出来る、最大限の、最高の夢を見させてもらい、そこから覚めることを強いられたからでしょうな。思えばこの三日間、本当に楽しい思いをさせてもらったからね。
金曜日にベスト16が出揃ったときは、トーナメント表を見ながらニンマリさせてもらったもんです。
パラグアイ相手ならなんとかなるんじゃないだろうか。ここを抜ければ、次はスペインかポルトガルか。個人的にはポルトガルが好きだけど。そんでもって次は恐らくドイツかアルゼンチンか、ここは厳しそうだな。でもまぐれでも勝ち上がれば次は……なんて、どうでもいいような妄想を膨らますことができたもの。
土曜日に韓国とウルグアイの対戦を観たときは、ついつい同じアジアと南米の戦いということで、日本の戦いとイメージをダブらせてしまいました。
ウルグアイは守備が堅く攻守の切替の早い試合巧者、でも足が止まることもあるし、韓国はサイドからのクロスで何度かチャンス作ってたから、パラグアイ相手にもアーリークロスは有効かもしれんな、最もまずいのはミスだなあ……韓国もウルグアイも、日本とパラグアイとはタイプの異なるチームなのに、思わずそういう楽しみ方をしてしまいました。
月曜日にオランダがスロバキアと戦うのを観たときは、ベスト16常連国のレベルの高さを改めて痛感させられてしまいました。
オランダが慎重にゲームをコントロールしながらリードを奪い、その後スロバキアが攻勢に出れば余裕を持ってそれを受け止めて、逆に持ち前の個人技と組織力で攻撃力を発揮、相手のミスに付け込む強かさも見せて完勝した試合を観ると、グループEで対戦したときのオランダは本来の半分の力も出してなかったんじゃないか、やっぱり優勝候補といわれる国は違うな、日本とはかなりの差があるんだなあと思い知らされて、今後の対戦日程に恐れを抱きながらも、今ここで応援できるということに誇らしい気分にもなれたのでした。ああ、こんなレベルのところで戦うことができるんだ、と。
そして火曜日。
不安や期待や妄想や現実感など、色々な思いを抱きながら、夢見心地で応援することができました。しかも延長戦とPK戦のオマケつき!
ふと気が付いたら、時計は午前2時を回っておりました。
今は早朝の犬の散歩のあとの二度寝から目覚めたところ。これで勝者の気分に浸れた時間は終わってしまいました。
日本代表は現状の力を出し切って戦ったと思います。
一見パラグアイが攻めてることには変わりないけども、こういう試合展開に彼らが慣れていないせいか、フィニッシュが単調というか見え透いてるというか、変化に乏しかったので日本も十分対応可能だと思っておりました。パラグアイの早めの選手交代の段階でベンチが一瞬映ったときに、彼らが激しく貧乏ゆすりをしているのを観たときは、焦っているのは彼らの方で、思うように事が運んでないのは彼らの方だったのは間違いなかったと思うのです。
だから日本の選手が大事にボールをキープしていれば、きっとチャンスが生まれると思っておりました。絶対に勝つチャンスはある、と。
テレビの前で冷静ぶって言わせてもらうなら、パラグアイの守備のゾーンがやや前目だったのだから、裏を狙えるスピードのあるアタッカーをもっと早くいれるべきだったんじゃないか、石川直宏や田中達也は選んでおくべきだったんじゃないかとか、サイドからのクロスボールをもっと増やすべきだったんじゃないか、そのために楔になれるフォワードは必要だったんじゃないかとか、色々意見はあるのですよ。 でも、そんなことは今回はどうでもいいです。過密日程のなか現状の戦力でできることをやり尽くしたことには変わりないと思うから。
できることはすべてやって、可能性を模索し切った末のベスト16という成績。
それは、日本のサッカーファンが抱いた夢の大きさ、そのものだったと思います。過去のベスト16とは少し違う、現状を最大限に表現した最高の夢だったからこそ、こんなに皆が熱中できたのではないでしょうか。
だからこそ、ものすごく悔しいのです。
ベスト16に入るということがこんなに厳しくも楽しいことだとわかってしまったら、こんなにもいい気分になれるものだとわかってしまったから、やっぱりその夢が覚めてしまうことが悔しいのです。
すべてを出し尽くしたからこそ、逆に、もっとできるんじゃないか、もっと夢を見ることができるんじゃないかと思ってしまうのですよ。
かつては憧れや妄想に過ぎなかったことが、実は手の届くところにあったということに気付いてしまったら、やっぱり時間がかかろうとそこに辿り着きたいのですよ。もう一回戦ったら惨めな結果になるかもしれないけど、それでもかまわないから夢をもっと大きくしてみたいじゃないですか。
だから、よくやった!とか言えないのですよ。まだまだ悔しくて。
もちろん、日本代表の労をねぎらい、彼らに感謝したい気分はあるのですけども、そういうことは別にして、日本が今まで体験したことのなかった世界に浸ることができたという誇り、あるいはそこに居続けることができなかったということに対する悔しさの方が、大事なものなんじゃないかと思うのです。
安易に美しい思い出として片付けるには、まだまだ生々しい現実を目の前にあるわけで……本当は誰も「感動をありがとう!」なんて陳腐な言葉、欲しくないんでしょ?選手も監督もファンも。
熱戦のあと、日本はしばしの休息に入っても、大会自体はこれからが本番。
さらに大会終了後は、また新たな日本代表が誕生し、夢を大きく膨らませていく作業が再開します。
そのときに、この悔しさはずっと忘れないでいたいのですよ。
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あれは残念でした。。。なんともいいようがありませんが。
でもまぁ 夏の暑い日を日本中がひとつになって湧き上がったので
あれはあれでいいのかと。。。
あまりサッカーは見ない私ですら 見ていましたよ。
途中で消されますけど(息子が浪人中で娘が期末テスト中だったもので・・・私の歓声がうるさいのだとかなんだとか・・・)
残念だけど。。。4年後に期待するしかないみたいですね。
話し変わりますけど ワンちゃん かわいいですねぇ。
おすまし顔で。散歩後なのかな??
舌が出ている・・・お散歩 お疲れ様でした。
2010/7/1(木) 午前 11:28 [ - ]
ご訪問ありがとうございます。NIA様。
今でも悔しい気持ちはありますが、気持ちを切り替えて応援したいと思います。
> おすまし顔で。散歩後なのかな??舌が出ている・・・お散歩 お疲れ様でした。
最近は早朝でも結構暑かったりするので、ちょっと散歩に行っただけでもヘトヘト・水ガブガブです(笑)。
NIA様も、これからの季節、お体には気をつけてくださいね。
2010/7/1(木) 午後 4:20 [ molirinho0930 ]
グループリーグの時にくらべて、中盤でボールを奪われるシーンが目立った気がしますが、
これもパラグアイの守備陣の強さということでしょうね。
裏へ走るようなシーンが見られなかったのは、
やはりフォワード専門職の選手が、トップに入っていなかったからでしょうか。
2010/7/2(金) 午前 3:19
ご訪問ありがとうございます。ふぁろう様。
やっぱり疲労の影響は大きかったと思います。特に松井と大久保、今まで攻守の起点になっていたサイドの動きが抑えられると、精彩を欠いた部分もありましたね。
おっしゃるように、もっとトップで身体を張ったり、裏へ抜け出すスピードがあるフォワードがいれば……でも、それはいいません。あれが現状の力を出し切った結果でしょうから。
悔しさを夢につなげられるように、応援したいです。
トラックバックありがとうございます。
2010/7/2(金) 午後 1:20 [ molirinho0930 ]