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2日前の試合は酷かった。観ている方が恥ずかしくなるようなミスの連発。 いや、京都だけじゃないよ。勝った方の徳島も酷かった。負け惜しみじゃなくて。 両チームともスペース盛りだくさんの穴だらけ布陣。それなのに積極的に動こう、仕掛けようとする選手は皆無。この日唯一の得点者、徳島のアレックスのみが機を伺いながら、早めのクロスボールをゴール前に放ち、味方が落としたところに再び詰めて、ミドルシュートを決めた。 これが見せ場らしい見せ場、かな。それが、良い選手ではあるが、とっくにピークを過ぎたブラジル人サイドバックだったところに、この試合の悲哀を感じた。 念のため触れておくが、この両チーム、2年前はJ1昇格プレーオフでしのぎを削っていたのだ。 あの緊張感はどこへやら。 雨の中で観戦している人間にとっては、まるで罰ゲーム。「真面目にやれ!」と叫んでしまいました。 で、本日、京都サンガ監督、和田昌裕解任、正式発表。 後任は、石丸清隆ヘッドコーチ。 現状のチーム状態を把握しており、J2での監督経験もあるので、ベターな選択である。 としか、言いようがないのが悲しい。 だって、6勝12敗4分だぞ。リーグ戦折り返し時点で。負けしろがないというか、新しい試みをする余裕は限られているのだ。 それに過去の一般例を挙げれば、監督交代でパッと明るい光明が見えて、劇的に何かが改善することは余りない。現状維持を保ちながら、一歩一歩前に進むしかないのだ。 これから、本当にシンドくなるぞ。 ここで和田監督への惜別の意も込めて、この半期を振り返ることにする。 今季は、昨季までのレギュラーを軒並み放出して、20代後半の脂の乗った中堅クラスの選手が大幅に減り、20歳前後の若手と、30代を超えたベテランしかいないという極端なチーム構成で始まった。 狙いは、ベテランのキャリアで支えながら若手を育て、その成長の勢いでJ1昇格を狙う、だったか。 しかし実際は、ベテランの衰えと若手の伸び悩みで、J3降格の危機に直面している。 こういうチーム構成が間違っていたとは思わない。どういう構成であれ、チームがまとまれば、それでいいのだ。 ところが、そのチームのまとまりが作れないように見えて仕方がなかった。 なぜなら、中心になるメンバーや、その選手ごとの役割が試合ごとに変更され、明確なチーム内の意思統一が見えなかった。 例えば、FWの宮吉を本職でないインサイドハーフ的に使い、彼が苦労しながらポジションをモノにすると、あっさり起用を止めてしまう。 左サイドバックにしても、テソン、内田、磐瀬と猫の目起用。本職の福村は放出してしまった。 和田監督としてはベストな人材を求めていたのかもしれないが、選手にとっては成果をあげたつもりが評価されないという不審感を抱くようになっても、不思議ではない環境だった。 そんな中で見出した才能の原石、奥川選手はあっさり海外移籍を容認して放出。公式戦初ゴールも決めて(大分で生観戦しました!)これから巻き返しのために絶対必要な選手だったのに……若手を伸ばしてJ1昇格するんじゃなかったのか。 そして選手を多数起用しても、結局チャンスメイクは右サイドバックの石櫃のクロス頼み。中盤の底の金南一、あるいは和田はボールが奪えても素早く前線に繋げない。特に和田選手は新人で監督の息子さんだから、余計に荷が重かったのではないか。 結局、手に余ってしまったんだろうな。J1で監督経験があり、タイでも規律のあるチーム作りをした実績のある和田監督なら、何とかしてくれると思ったのだが。 公式ホームページに載っていた、和田監督の挨拶に引っかかりを感じた。 スポンサーの皆さま、と真っ先に書いてある。 普通ならまず最初に、サポーターの皆さま、とくるのではないか。 何だか、嫌な気分になった。 サポーターを蔑ろにしているから、ではなく、このクラブの組織の人事の不透明さを晒しているように思えたからだ。 強化部長や社長、責任者はどの方向を見ているの? 以上、色々書いてまいりましたが、もう全て済んだこと。 せめて、プロのサッカー選手、サッカークラブらしいところを見せて欲しい。2日前みたいな試合は、二度と観たくない。強化方針を決めたのに、ブレまくって反省がないのは困る。 これからの後半戦は、昇格とか降格とか目先のことを問題にするのではなく、フットボーラーとしての矜持を見せる舞台なのだ。 |
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