BUT SERIOUSLY, FOLKS...京都の地の果てより

楽しみながら苦しみながら、学びながら馬鹿やりながら。

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京都のスタメン発表で、おや?と思った。
岩沼が先発に入っている。
ほう。これぞ山口の光速カウンターに対する選手起用だなと。
レノファ山口は、とにかく球際に強く、1対1で負けても必ず代わりの選手がカバーリング、そこで空いたスペースにも選手が入り、こぼれ球であれボールを奪えば一気に前へと進んでカウンターをかけ、シュートまでやり切るチーム。
だから、対戦相手としてはボールの奪い合いに負けない、奪われても前を向かせないことが必須となる。
このへんの対策は、石丸監督はきちんと練ってきた。

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試合は前半にセットプレー2発で京都がリードを奪う。
秀逸だったのは、先制点のアンドレイ。
そのまま外に出るかなと思われたコーナーキックに少しタイミングをずらして、ヘディングで飛び込んできた。
2点目は岩沼。抜け目なくゴール前の混戦に潜り混んできた。この試合のラッキーボーイ的な存在。
駄目押しの3点目は、絵に描いたようなカウンター。フリーのダニエルロビーニョが独走で決めた。
終わってみれば、3対0で京都の完勝でした。

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レノファとしては、持ち味のカウンターが生かせなかったのが、最大の誤算。
ボールを奪い前を向いても、京都の中盤の守備陣、アンドレイ・佐藤・山瀬・堀米・岩沼がことごとくカットしたり奪い返したりする。
過去のJ2での他のチームとの対戦では、そこからボールも選手も前に動き出す連動性があったのだが、このゲームでは機能せず。
あと、雨のなかのセットプレーでいきなりやられたのもリズムが狂ってしまった。
このセットプレーでのアンドレイの動きもそうだが、エスクデロのような重量級ドリブルをする選手はJ3にはいない。今まで順調に勝ち点を伸ばしてきたが、さすがにJ2は奥が深い。J3から上がってきたばかりのチームに好き放題させるほど甘くはない。監督の采配も含めて進化しなければならない。
しかしそれは成長の余地があること。
こういう挫折も悪くないと思う。

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雨のなか、はるばるやって来たレノファ山口のサポーターである、中年夫婦。
「いけんよ、そんなプレー!」
「ダメっちゃ!ちゃんとやらんと」
故郷の山口弁が懐かしい。
昔、石川啄木は「故郷の訛り懐かし停車場の……」と詠ったが、ひょっとしたら今は”停車場”ではなく”スタジアム”なのかもしれないな。
そういえば入場前に”ディナモ・ドレスデン(ドイツの三部リーグ所属)”のTシャツを着たドイツ人観光客に出会った。聞けば2週間の予定で日本に滞在するらしい。今日は日本のサッカー観戦日とか。
彼も試合を観ながら、故郷を思い出したのかもしれないな。
こういう思いができるJリーグっていいな、と思った。

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