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住の江の 岸による浪 よるさへや
夢のかよひぢ 人めよくらむ
藤原敏行朝臣(古今集)
この歌は、主語を恋人側の女性として解釈するのが主流です。
住の江の岸に打ち寄せる波のように、昼も夜も私はあなたに会って寄り添っていたい。
それなのにあなたは人目を避けるあまり、昼ばかりでなく、
どうして夢の中でさえも会ってくれないのですか。
ちなみに男性側を主語にするとこんな解釈です。
人目をはばかる仲なので、昼間は会いに行くことができません。
あまりにも用心深くなっているせいでしょうか、皆が寝静まった夜ですら、
住の江の静かな波音さえも気になって、会いに行くことが出来ないのです。
とは夢の中で恋人の所へ行く時に魂が通る路のことです。
現代では、恋しい人が夢に出てきたら自分がその人のことを思うから夢に出てきたと考えますが、当時は逆に、
| 相手が自分のことを愛しいと思うからこそ、魂が「夢の通い路」を通って自分の所に来てくれて、夢に現れた |
と考えていたのです。
なので、夢に出てこないのは魂までもが人目を忍んで来てくれないからだとこの歌ではうたわれています。
なかなか切ない恋歌ですね。
| それにしても愛しい人の魂が、夢の通い路を通って自分に会いに来てくれるなんて考え方、ステキじゃありませんか。 |
なぜこの歌を取り上げたかというと、昨晩の私の夢に西本智実が登場されたからです。
| 智さんも、夢の通い路を通って私に会いに来てくれたのでしょうか?(爆) |
ちなみに2人で日本海を横目に列車の旅をして、温泉に入った夢でした☆
ああ、幸せ♡
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