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法医学者の悩み事
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http://www.med-model.jp/all.php
http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/files/houkokusho.pdf

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大野病院事件での事故報告書も、厚生労働省モデル事業での報告書も、「評価」の部分が記載されている。しかし、この点はあまりよくないような気がする。一体何のための評価なのかわからない。和解のため?民事訴訟のため?刑事訴訟のため?実際には、それぞれについて評価のあり方が変わるわけで、どの目的での評価なのかわからないで公開するのはどうかと思う。また、開示すべき情報に評価まで入れてしまうと、遺族、医師のいずれか一方にとっては、必ず不服とされる。だからこそ、開示すべき部分は、評価の部分ではなく、解剖結果や、カルテ記載内容など、客観的な事実の羅列にとどめるべきである。そうしなければ、大野病院事件のように、報告書が刑事の過失認定に流用される危険もある。
今後「第三者機関」を設計する場合、解剖結果、カルテ情報などの部分は原則開示するが、民事面、刑事面の評価の部分は公表しないという態度も必要ではないか。評価の部分は、別に作られるADR機関や病院内部での事故調査委員会に任せるというほうが、合理的な運営が可能と思われる。
現行のモデル事業のように、第三者機関が、調査機能、解剖機能、評価機能、ADR機能などをごちゃまぜにしてしまうと、遺族、臨床医双方から、不評を受け、事業が立ち行かなくなる可能性がある。むしろ、各機能を分離独立させ、わかりやすい形で運営されることが求められるのではないか?

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